
アン・デア・ウィーン劇場(ウィーン) photo:Anamaria Mejia/Shutterstock.com
2020年のクラシック界の主役はベートーヴェン!
ベートーヴェンの凄さ その4 室内楽 〜ピアノ・トリオの若々しさからボイジャーに乗って宇宙を飛ぶ後期弦楽四重奏曲へ
全6回
第5回
20/2/9(日)
宇宙飛行船ボイジャーには、異星人に地球を紹介するために様々な文化を表すものが積み込まれました。クラシック音楽の中でバッハ(1685−1750)、モーツァルト(1756−1791)、ストラヴィンスキー(1882−1971)とともに選ばれているのが、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第13番の第5楽章「カヴァティーナ」です。短い中に凝縮された抒情が広がる名曲です。まさに人類の心の深み、やさしさを紹介するにふさわしい曲といえるでしょう。