瀬々敬久「活弁シネマ倶楽部」に登場、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子の演技語る
左から瀬々敬久、MCを務める映画ライターのSYO。
「明日の食卓」の監督・瀬々敬久がWeb番組「活弁シネマ倶楽部」に登場。その模様がYouTubeで配信されている。
椰月美智子の小説を原作とする「明日の食卓」。「石橋ユウ」という名前の息子を育てる3人の母親を軸に、ささいなきっかけで徐々に崩壊していく家庭が描かれる。菅野美穂がフリーライターの石橋留美子、高畑充希がシングルマザーの石橋加奈、尾野真千子が専業主婦の石橋あすみを演じた。
瀬々は番組で、原作の筆致から感じた温かさや、“当事者性”が薄くなっている現代に言及。菅野、高畑、尾野については「自分自身が生きていることと、お仕事としてお芝居をすることが“イコール”の状態で演技に取り組んでいる方たち」と表現し、「本人たちの人生と演じる役の人生との重なりや、あるいは遠いところ、それらすべてをひっくるめて、『私がやっています』というようなレベルで勝負することができる人たちだったなと思います」と述べている。
「明日の食卓」は全国で公開中。6月11日よりWOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAで配信される。
(c)2021「明日の食卓」製作委員会