Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

第35回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」製作発表より。左から市川中車、中村七之助、中村勘九郎、中村扇雀。

「こんぴら歌舞伎」中車が勘九郎・七之助との共演に感慨「心を込めて」

ナタリー

19/2/20(水) 15:39

第35回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の製作発表が本日2月20日に東京都内で行われ、出演者の中村勘九郎、中村七之助、市川中車、中村扇雀、そして琴平町長の片岡英樹、松竹の安孫子正副社長が登壇した。

1985年に初演された「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、1835年に建築された日本最古の本格的芝居小屋・旧金毘羅大芝居(金丸座)にて毎年行われている人気興行。35周年の節目となる今回は、第1部で「義経千本桜 すし屋」「心中月夜星野屋」、第2部で「傾城反魂香」「高坏」「芝浜革財布」が披露される。

2009年に父・中村勘三郎、弟・七之助と出演して以来のこんぴら歌舞伎となる勘九郎は、「何より初めて中車さんと一緒に芝居をできるのが、本当にうれしく思います」と目を輝かせ、「この10年で名前も変わり、結婚して子供も2人できました。成長した姿を琴平の皆様に見せられたら」と意気込みを語る。七之助は「こんぴら歌舞伎を復活させた(中村)吉右衛門のおじさまと(澤村)藤十郎のおじさまと父の情熱、琴平の皆様の思い、そして35年間やり続けてこられた諸先輩方の努力や愛に報いるよう肝に銘じて一生懸命に勤めたいです」と真摯に語った。

3年ぶり2度目の出演となる中車は、「僕が歌舞伎の舞台に最初に立ったとき、何より勇気付けてくださったのは勘三郎のお兄様でした。今回、『すし屋』で勘九郎さんと親子を演じるという立ち位置も含め、勘三郎さんが『命懸けでやれ』とおっしゃられている気がします」と目をうるませ、「歌舞伎の世界になぜ入ったのかを考えながら、心を込めて演じさせていただきます」と結んだ。

続く扇雀も「勘三郎さんはよく『この作品を客席で観たいか? 客席で観たければよい芝居だと思う』とおっしゃっていました」と勘三郎との思い出を振り返り、「今回はすでに客席で観たい演目と配役が並んでいますので、それにお応えできるよう努めたいです」とコメント。さらに「伊勢神宮ではないですが、行ったことのない方は死ぬまでに一度は行くべき劇場です」と金丸座をアピールした。

最後に記者から、NHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」に出演中の勘九郎に向け、「両立して体力的に大丈夫か?」という質問が飛ぶと、勘九郎は「阿部(サダヲ)さんとのW主演なので4月は空きました。ちょうど主役が変わる……(ドラマの内容は)ちょっと言えないんですけど(笑)」と笑顔で答え、「芝居にひと月出るのはひさしぶりになるので、早く舞台をやりたいという気持ちです」と余裕の表情を浮かべる。さらに「(金刀比羅宮の)石段でトレーニングをして、芝居をして、お客様からパワーをいただいて、温泉に浸かればもう最高じゃないですか!」と楽しそうに語った。

第35回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、4月6日から21日まで香川・旧金毘羅大芝居(金丸座)にて。チケットは2月24日に発売される。

第35回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」

2019年4月6日(土)~21日(日)
香川県 旧金毘羅大芝居(金丸座)

第1部

「義経千本桜 すし屋」「心中月夜星野屋」

第2部

「傾城反魂香」「高坏」「芝浜革財布」

アプリで読む