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「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」の上映作決定、「リオの男」「相続人」など5本

ナタリー

21/2/12(金) 12:00

「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」ポスタービジュアル

特集「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」の上映作品が決定した。

フランス人俳優ジャン=ポール・ベルモンドにスポットを当てた同特集。特集第1弾の上映劇場で行われたアンケートを参考に作品を選定する、“ベルモンド映画総選挙”方式で第2弾ラインナップは決められた。

今回はフィリップ・ド・ブロカ監督作「リオの男」「カトマンズの男」「アマゾンの男」のほか、フィリップ・ラブロによるクライムサスペンス「相続人」がスクリーンにかかる。またジェラール・ウーリーが手がけた戦争アクション「ジャン・ポール・ベルモンドの エースの中のエース」も。すべてHDリマスター版で、松浦美奈による完全新訳日本語字幕版となる。

5月14日より東京・新宿武蔵野館でロードショー。大阪・テアトル梅田、愛知県・名演小劇場でも上映が決定しており、全国で順次公開される。

ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2

「リオの男」
「カトマンズの男」
「相続人(1973年)」
「ジャン・ポール・ベルモンドの エースの中のエース」
「アマゾンの男」
※すべてHDリマスター版
※すべて松浦美奈による完全新訳日本語字幕版

ベルモンド映画総選挙 投票結果

第1位「リオの男」(154票)
第2位「ボルサリーノ」(125票)
第3位「華麗なる大泥棒」(106票)
第4位「カトマンズの男」(102票)
第5位「おかしなおかしな大冒険」(99票)
第6位「勝手にしやがれ」(76票)
第7位「パリは燃えているか」(69票)
第8位「007/カジノ・ロワイヤル(1967年)」(66票)
第9位「相続人」(65票)
第10位「気狂いピエロ」(61票)
第10位「ラ・スクムーン」(61票)

江戸木純(配給プロデューサー)コメント

知名度の高い作品が多くの票を集める中、ド・ブロカ監督作の人気は根強く、特に「リオの男」は圧勝でした。「ボルサリーノ」の2位はアラン・ドロンとの2大スター共演による認知度の高さで予想以上に票が伸びたのだと思います。3位のアンリ・ベルヌイユ監督による国際的超大作「華麗なる大泥棒」、4位の「カトマンズの男」、5位の「おかしなおかしな大冒険」という、ド・ブロカ作品は納得の順位。6位に「勝手にしやがれ」、10位に「気狂いピエロ」とゴダール作品もランクイン。やはり、ヌーヴェルヴァーグのベルモンドが好きというファンの多さが伺えます。7位の「パリは燃えているか」、8位の「007/カジノ・ロワイヤル」は、ベルモンド主演作ではありませんが、これらの名作をスクリーンで見たいと望む映画ファンの気持ちの表れでしょう。9位「相続人」、10位「ラ・スクムーン」の投票には「あのカッコいいベルモンドをもう一度見たい!」という思いが伝わってきます。惜しくもベストテンには入りませんでしたが、次点の「パリ警視J」、「薔薇のスタビスキー」、「怪盗二十面相」、「レ・ミゼラブル」も多くの票を獲得しました。
この結果を受け、「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」ではド・ブロカ監督による決定的代表作2本「リオの男」、「カトマンズの男」の上映をまず決定し、特別プレミア上映としてベルモンドとド・ブロカ監督が、「リオの男」へのノスタルジーとセルフオマージュも込めて再びアマゾンを舞台に冒険を繰り広げた日本初公開となる「アマゾンの男」をプログラムしました。さらにベストテンからもう1本、一度もディスク化されていない幻の傑作「相続人」を上映。ベストテン圏外でしたが、スペシャル・セレクションとして、第1弾上映作品の中でも特に好評を得た「大頭脳」のジェラール・ウーリー監督作で、第二次世界大戦開戦直前のナチス政権下でのベルリン・オリンピックを背景にした傑作冒険大活劇「エースの中のエース」を劇場初公開します。
ベストテン内の「ボルサリーノ」、「勝手にしやがれ」、「気狂いピエロ」に関しては、これまでにも何度かリバイバル公開されており、ディスクも既発売であることから除外しました。また、「華麗なる大泥棒」、「おかしなおかしな大泥棒」については残念ながら今回は上映権の取得ができませんでしたが、これらの作品も含め、第3弾開催時での上映を実現すべく交渉を続けていく予定です。引続き「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」にご期待下さい!

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