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SuperM、“ドリームチーム”と言われる所以 『Mステ』出演前に「One (Monster & Infinity)」パフォーマンスを解説

リアルサウンド

20/10/2(金) 12:00

 今夜10月2日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に、SuperMが登場する。披露するのは、新曲「One (Monster & Infinity)」だ。今から彼らのパフォーマンスを前に、呼吸を忘れて眺めてしまう姿が想像できる。

 ご存知の通りSuperMは「K-POP界のアベンジャーズ」と称されるドリームチーム。SHINee、EXO、NCT 127、WayVと、旬を迎えたグループからボーカル、ラップ、ダンス、それぞれの強みを持ったメンバーが集結している。「One (Monster & Infinity)」のMVも、まるでスーパーヒーローたちの登場シーンを見ているかのよう。

SuperM 슈퍼엠 ‘One (Monster & Infinity)’ MV

 さらに、「One (Monster & Infinity)」という楽曲も、9月25日にリリースした1stフルアルバム『Super One』の収録曲「Monster」と「Infinity」を合わせたハイブリッドリミックス曲。2曲の魅力をギュッと濃縮した楽曲、しかも歌うのはK-POP界の最旬メンバーを集めたSuperMとなれば、それはもうすべての瞬間が見どころ。だからこそ、見守る我々に息つく暇を与えないステージになるに違いないのだ。

 彼らがドリームチームと言われる所以は、この速さだ。ダンスの振りもフォーメーションの入れ替わりも、そのスピードに振り落とされないように目が釘付けにならざるを得ない。イントロはマークを先頭にした三角形のフォーメーション。ヒザをつき、羽ばたくような仕草で目覚めると、すぐにテミンがセンターに立ち、1音ずつ複雑に動くキレのある手振りをしていく。そのときのテミンの顔の位置が一切ブレないことにお気づきだろうか。体幹が強すぎて、身体がダンスをしているのを忘れてしまいそうになるほどだ。

 かと思えば、全身はゆらりと横に重心を移動させていく。その緩急のついた動きが7人全員でピタリと揃う気持ちよさ。その様子は、まるで軍隊の動きのように整然としていて力強い。そんな群舞の美しさに目を奪われていると、いつの間にかマーク、テヨン、ルーカスの3人のみになっていることに気付く。

 マークとテヨンの小気味良い掛け合いの間から、少し低めのルーカスのラップが絡み合う。その歌声とリンクする振り付けに、視覚も聴覚も満たされていると、またすぐさま全員が背後に揃っている。だが、今度は先ほどの群舞とは違って、同じ振り付けをしているが手の叩く強さや身体を傾ける角度など、それぞれの個性が垣間見えるのが面白い。

 なかでも目が離せなくなるのは、センターに飛び出してくるカイのパフォーマンスだ。ジャンプしながらも空中で2度ピストルを打つような指先の細かな動きを披露する。そして、頭で空に大きく円を描くように上半身をダイナミックに動かしながらも、右手の指先はまっすぐこちらをとらえ、再び目が合うときには不敵な笑みを浮かべているのだ。その余裕すぎる動きに、もうお手上げだ。

 驚くのが、ここまでで約40秒という内容の濃さだということ。かなり注目するところを絞りに絞ってこれだ。いかに彼らの振りやフォーメーションチェンジの動きが速いかが伝わるだろうか。

 テヨンが「1回踊るだけでも大変なくらい、本当に激しいダンス」と語っている通り(参照:テレ朝POST)、彼らの本気をこれでもかと披露してくるダンス。それは、まさにヒーロー映画の戦闘シーンのような迫力で、見ているこちらも興奮を覚えずにはいられない。さらに、これだけハイカロリーなダンスを踊りながら、ベクヒョンとテンの空を貫くような伸びやかな歌声も待っている。強いと思っていたヒーローたちが結束したら、新たな必殺技が生まれる、そんな驚きを目撃できたような展開なのだ。

 「One (Monster & Infinity)」がリード曲として収録されているアルバム『Super One』の“One”には「“一つになってみんなの力で乗り越えていこう“というメッセージが貫かれています」という(参照:BARKS)。様々な困難に直面している現在。「One (Monster & Infinity)」で見せる現代ヒーローたちによる“祈り“の舞いと熱唱を、今夜はしっかりと受け止めたい。

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