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上村聡史演出「ガラスの動物園」上演決定、岡田将生「この繊細な作業を観てもらいたい」

ナタリー

左から岡田将生、倉科カナ、竪山隼太、麻実れい。

「ガラスの動物園」が、12月に東京・シアタークリエで上演される。

本公演は、テネシー・ウィリアムズの戯曲「ガラスの動物園」を、上村聡史の演出で立ち上げるもの。出演者には岡田将生、倉科カナ、竪山隼太、麻実れいが名を連ねた。劇中では、1930年代のアメリカ・セントルイスを舞台に、とある一家の姿が描かれる。子供たちの将来について現実離れした夢を持ち、口うるさい母アマンダ(麻実)に、息子のトム(岡田)は辟易としていた。トムの姉・ローラ(倉科)も極度に内気で、アマンダに通わされているビジネルスクールでもうまくいっていない。ある日、トムはアマンダの言いつけで、職場の同僚のジム(竪山)を、ローラに会わせるために夕食に招く。ジムは、ローラがかつて淡い恋心を抱いていた相手で……。

岡田が上村とタッグを組むのは、2019年の「ブラッケン・ムーア ~荒地の亡霊~」以来。岡田は上村に対し「とても信頼してる演出家ですし、机の上で作品を紐解いて、共有し、理解を深めていくあの時間は勉強になりましたし、芝居がより深く強くなっていく気がします」と信頼を寄せつつ、作品について「この物語の核は、家族愛です。その中に見え隠れする人に対する弱さであったり悲しみをどれだけ表現できるか。それを観てくださる方々に提示していく、架け橋のような芝居が求められてる気がします。この繊細な作業を観てもらいたい」とコメントした。なお、本作は来年に全国ツアーを予定している。詳細は続報を待とう。

岡田将生コメント

日本でも幾度となく上演されたこの戯曲がいつの時代でも必要とされ、とても完成度が高い作品とは知っていました。戯曲に魅了され、この物語に、家族に、触れられることをとても嬉しく思ってます。

この作品には色々な感情が渦めいていて、不安、脆さ、危うさ、絆であったり。一瞬でもこの線が切れてしまったらこの舞台は台無しになってしまう。とても集中力がいるこの舞台はやりがいしかないと思っています。キャストの方々とこのテキストで新しい発見ができる稽古場がほんとに楽しみです。

(演出の)上村さんとは、以前「ブラッケン・ムーア」という舞台をやらせていただき今回で2度目です。とても信頼してる演出家ですし、机の上で作品を紐解いて、共有し、理解を深めていくあの時間は勉強になりましたし、芝居がより深く強くなっていく気がします。

この物語の核は、家族愛です。その中に見え隠れする人に対する弱さであったり悲しみをどれだけ表現できるか。それを観てくださる方々に提示していく、架け橋のような芝居が求められてる気がします。この繊細な作業を観てもらいたいです。

「ガラスの動物園」

2021年12月
東京都 シアタークリエ

2022年1月
全国ツアー

作:テネシー・ウィリアムズ
翻訳:小田島雄志
演出:上村聡史
出演:岡田将生、倉科カナ、竪山隼太、麻実れい

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