健康飲料「ポカリスエット」のCM 「でも君が見えた」編のタイアップソング「BLUE SOULS」を歌う2人組ユニット・A_o（エーオー）が昨日4月20日にYouTubeにて生配信を実施。2人の正体がBiSHのアイナ・ジ・エンドとROTH BART BARONの三船雅也であることがわかった。

「でも君が見えた」編は、A_oによるみずみずしい楽曲と、CGなしで撮影された、中島セナが波打つ長い廊下を駆け抜ける非現実的な映像で注目されているCM。三船がCMのために書き下ろした「BLUE SOULS」は、軽やかな聴き心地のアコースティックギターの音色に、アイナの特徴的なハスキーボイスが乗った1曲で、本日4月21日に配信リリースされた。

昨晩行われた生配信にはアイナと三船が参加。カメラの前に姿を現した2人はさっそく「BLUE SOULS」を披露し、歌い終えるとそれぞれ自己紹介をした。アイナから楽曲のイメージについて尋ねられた三船は「みんなきっと青い気持ちを感じたことがあると思うんです。重なり合う2つの魂が出会って、くっついたり離れたりするその感じが多くの人に伝わるといいなと思いながら作りました。この曲をアイナちゃんが歌ったらどうなるんだろうと想像しながら」と話す。それを受けてアイナは「神秘的な感じで、あんまりいざこざとかが感じられないきれいな音色でした。青い気持ちを感じました」と楽曲の印象を語った。

三船は「星って太陽より高い温度になると、青くなるらしくて。温度が高くなると色が青くなる。本当に熱いときは青いんだって考えながら作りましたね」と恒星の温度が高いほど青い光になることからも楽曲のインスピレーションを受けたことを明かす。アイナは「初めて知りました！」とその事実に驚いた様子だった。

普段のレコーディングよりも多くの人が携わった「BLUE SOULS」のレコーディングにも驚いたというアイナ。「皆さんとお話したときに大人の青春を感じたんですよね。みんなが1つのものを制作する熱量が半端なくて、私が緊張していたらよくないし、この人たちの熱量を歌で受け止めなきゃいけないと感じて。それはすごくありがたい経験で、より思い入れの深い曲になりました」と多くのクリエイターが1つの作品を作り上げる様子に感銘を受けたと語った。

CMについて話題がおよぶとアイナは「女の子2人が飛んで回って走り抜けていくシーンとかどうやって撮影しているんだろうって思いました。スローで何回観ても、メイキングを観てもわからないんですよ。ものすごく映像に感動しました」と映像の内容に興味津々の様子。三船は実際に撮影現場に足を運んだそうで、「曲は途中までできていたんですけど、現場でみんなの熱量を感じないとできないと思って見に行ったんです。すごくよかったですよ。教室の壁の色も全部青色になっていて、こだわりがすごかったです。でもアイナちゃんの声が入ったから余計遠くに飛べたような気がしてる」と、制作スタッフやアイナの声があって完成した1曲であることをアピールした。

本日20:00には「BLUE SOULS」のミュージックビデオがA_oのYouTube公式チャンネルでプレミア公開される。MV撮影についてアイナは「潮干狩りが盛んなところで撮らせてもらったんですけど、なんかすごく生暖かい匂いがしていて、けっこうその匂いが好きだったんです。だから（潮干狩りに）行ってみたいなと思いました」とコメント。「A_oで潮干狩り大会しますか」と三船は笑いながら、「春を感じさせる映像なんですけど、めちゃめちゃ極寒の中で風にビュービュー吹かれて震えながら演奏しています」と撮影時のエピソードを述べた。

また「BLUE SOULS」はCM「でも君が見えた」編のバージョンが発表されているが、三船が歌詞の続きを書いたフルバージョンも準備中だという。「夏に向けてこの曲をより羽ばたかせて、多くの人に届けられたらいいなと思っています」と三船は楽曲について語った。