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さよなら初恋…… 『スカーレット』戸田恵梨香が踏み出した、新たな一歩

リアルサウンド

19/10/31(木) 12:00

 人生で初めて“恋”を意識しながらも、それが叶わぬものに終わった喜美子(戸田恵梨香)。その想い人である圭介(溝端淳平)は、恋人・あき子(佐津川愛美)に押し切られ、荒木荘を出ることになったのだ。

 連続テレビ小説『スカーレット』(NHK総合)第28話では、季節が変わり、心の傷もすっかり癒えた喜美子が美術学校に行くことを思案。下宿人の新聞記者・ちや子(水野美紀)に勧められ、芸術家・ジョージ富士川(西川貴教)のサイン会へ行くことに。

 荒木荘の他の住人たちと共に、笑顔で圭介を送り出した喜美子。気丈に振る舞う彼女だが、その横顔はどこか寂しげだ。喜美子は一人、おはぎを頬張る。これは、圭介が持っていってくれなかったものだ。いつだったか、彼は「おはぎが大好き」と言っていたはずなのに。そんなことを考えていると、彼との楽しかった日々がまざまざとよみがえってくる。笑顔で語りかけられたこと。どことなく好意めいたことを口にされたこと。そして、抱きしめられたこと。

 これらを圭介は自然とやってのけていたのだが、あまりに距離が近すぎた。まだ恋を知らなかった喜美子の心が自然と動いてしまってもしょうがない。圭介め……なんとも罪な男である。これが同じく一つ屋根の下で展開する『テラスハウス』(Netflix)であったならば、方々でブーイングが巻き起こっていたに違いない。さよなら初恋。

 しかし、いつまでも落ち込んではいられない。喜美子は荒木荘の仕事に精を出しながら、新たな道へ進もうとしていた。かつて夢に見ていた、美術の世界である。彼女は荒木荘の仕事と両立させながら、週3回、美術学校で絵画を学ぼうというのだ。父の常治(北村一輝)を説得せねばならないが、これはぜひとも応援したいところ。

 そんなとき、ちや子からジョージ富士川という芸術家のサイン会に行くよう勧められ、喜美子は足を運ぶ。そこには、普段は接する機会のない人たちがたくさん。新しい世界への第一歩だ。そこへ、ジョージ富士川がやってくる。金髪に派手な衣装の彼はカリスマ性を漂わせているが、口にするのはコテコテの関西弁。このギャップには、喜美子もパンチを喰らったようだ。そしてこのあと、さらなる衝撃が彼女を待っている模様。ひるまず進むのだ、喜美子。

■折田侑駿
映画ライター。1990年生まれ。オムニバス長編映画『スクラップスクラッパー』などに役者として出演。最も好きな監督は、増村保造。Twitter

■放送情報
NHK連続テレビ小説『スカーレット』
NHK総合にて、2019年9月30日(月)〜2020年3月放送予定
出演:戸田恵梨香、北村一輝、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、佐藤隆太、大島優子、林遣都、財前直見、マギー
水野美紀、溝端淳平、木本武宏、羽野晶紀、三林京子、西川貴教、松下洸平、イッセー尾形 ほか
脚本:水橋文美江
制作統括:内田ゆき
プロデューサー:長谷知記
演出:中島由貴、佐藤譲
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/scarlet/

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