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戸塚祥太『未来記の番人』初日を控え武者震い「勇気を届けられる時間になれば」

ぴあ

『未来記の番人』初日前会見

戸塚祥太(A.B.C-Z)が3月11日、東京・新橋演舞場で行われた『未来記の番人』(松竹製作)の初日前会見に出席。コロナ禍での稽古を「制限もあったが、それを逆手に集中力を高めた」と振り返り、「劇場に足を運んでくださるお客様に感謝し、しっかりとステージで生きながら、勇気を届けられる時間になれば。本番が楽しみです!」と武者震いしていた。

聖徳太子が残した“予言の書”を巡る戦いの中で、千里眼の異能を持つ主人公・千里丸(戸塚)がさまざまな出会いを通し成長を遂げる姿が、史実を織り交ぜながらダイナミックに活写。登場人物の心情をダンスで表現する“ダンスカンタービレ”の重要な見せ場となっている。

本作で本格的な殺陣に初挑戦し「大変なことだらけ。台本をいただき覚えるんですが、翌日まですべては覚えられず……。こんな経験は初めてで、とにかくひたすら反復しました」と得意のダンスとの違いに戸惑いも。「失敗する可能性大です!」と笑いを誘い、「昔からお世話になっている新橋演舞場での公演ですし、ぜひ息の合った群舞を見ていただければ」と背筋を伸ばした。

ちなみに1月に行われた製作発表会見では、「通販で木刀を買った」と明かし大きな話題になったが、この日も「あの木刀ですか? 稽古場でも使っていました」とコメント。会見が行われたのは、東日本大震災からちょうど10年の節目を迎える3月11日で「あの日のことは鮮明に覚えています。風化させてはいけない。忘れてはいけないという思いに、自分なりの形で寄り添っていければ」と思いを語った。

初日前会見には共演する惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.)が同席。戸塚の“座長ぶり”について、松田は「稽古場に最後までいて、芝居や殺陣の確認をしていた。その姿勢を見ていて、こちらも頑張らないといけないなと。動きと声の張りから、ほとばしる情熱を感じる」と強く感化された様子。惣田は「ここ(新橋演舞場)に立った瞬間、100倍くらい千里丸になっている」と感嘆していた。

A.B.C-Zとの共演を重ね、戸塚との親交も深い冨岡は「戸塚君が背中で語ってくれる」と全幅の信頼。これまでのイメージを覆す奇抜なキャラクター像に「僕もやっと慣れてきました(笑)」と話していた。

取材・文・写真=内田涼

新橋演舞場3月『未来記の番人』
2021年3月12日(金)~21日(日)
会場:東京都 / 新橋演舞場

2021年3月27日(土)
愛知県 / 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

2021年3月30日(火)
福岡県 / 久留米シティプラザ ザ・グランドホール

2021年4月3日(土)~11日(日)
大阪府 / 大阪松竹座

原作:築山桂「未来記の番人」(PHP文芸文庫)
脚本:羽原大介
演出・振付:神在ひろみ
出演:戸塚祥太(A.B.C-Z) / 惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.) / 松村沙瑛子、山本健翔、大川良太郎 / 勝野洋、笠原章 / 曽我廼家寛太郎(松竹新喜劇)

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