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©2020映画「his」製作委員会

宮沢氷魚がキス待ち 今泉力哉監督が映画『his』の撮影エピソード語る

CINRA.NET

19/12/11(水) 12:25

今泉力哉監督の映画『his』についてのコメントが到着した。

2020年1月24日から公開される同作は、周囲にゲイだと知られることを恐れ、東京から田舎にやってきた主人公の井川迅と、ゲイであることを隠しながら女性と結婚し家事、子育てに励む日比野渚が13年ぶりに再会したことをきっかけに、親権獲得や周りの人々への理解を求めて奮闘する姿を描いた作品。迅役を宮沢氷魚、渚役を藤原季節が演じ、監督は今泉力哉が務めた。

今回明らかになったのは、予告編やポスタービジュアルに使用されている迅と渚が目を閉じて互いの額をつけるシーンについて。今泉力哉は、「このおでこをくっつけるという動きは、もともと脚本にはありませんでした。私が撮影現場で思いつき、氷魚さんにはあえて何も伝えず、季節さんにだけ“静かに近づいていっておでこをくっつけてほしい”と伝えました。つまり、本番撮影時、氷魚さんは相手がどう動くか一切知らないまま演じていたので、季節さんが近づいてきたとき、もしかしたらキスされるのでは?と考えて演じることになる。そうした緊張感と心のざわめきを狙ったシーンになります。実際、カットをかけた後、氷魚さんに聞いたらキスされると思った、と話していました。狙い通りです(笑)」とコメント。

今泉力哉は明確なビジョンやゴールを指し示して導いていくという演出方法ではなく、「役者には常に現場でも不安でいてほしい」と明かしており、その演出について宮沢氷魚は「自由に演技させてもらった」「だから僕らも悩みましたが、監督が一番悩んでいたと思います」とコメント。今泉力哉はできる限り役者と一緒に悩み、共に答えを生み出していくスタイルを採用していることから、役者が演じることに慣れてしまうことや、役を掴んで理解し過ぎてしまうことを恐れていたという。

藤原季節は同作について、「人を好きになるっていう気持ちに答えはないんだなって、今泉さんと一緒に作品を作って思いました。答えがないところに向かうときは、めちゃくちゃ苦しいですが、そういう答えのないものを撮ろうとするのが“今泉映画”の真髄なんだなと思いました」と明かしている。

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