Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

Fukushima 50(フクシマフィフティ)

20/3/4(水)

東日本大震災及び東京電力福島第一原発事故から9年。インディーズでは原発をテーマにした劇映画、ドキュメンタリーがいくつか作られているが、メジャー映画会社が初めて製作した原発映画となる。 監督は『沈まぬ太陽』や『空母いぶき』など社会派映画でも手腕を発揮する若松節朗氏。本作は若松監督のベストムービーだ。門田隆将氏のノンフィクション『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』を原作に、1・2号機当直長(佐藤浩市)と吉田昌郎所長(渡辺謙)らが事故に向き合う姿を描く。 当時もニュースで知ったような気になっていたが、原発のメルトダウンがいかに深刻だったのかが改めて分かる。その結末は知っているはずなのに、手に汗握り、時に涙するのは、映画として成功しているからだ。あの事故を風化させてはならないという製作陣・キャストの意気込みに拍手を贈りたい。 あの日、原発で何が起こっていたのかは日本人のすべてが知っておくべき問題。『太陽の蓋』(佐藤太監督)と合わせて観ると、当時の福島原発、官邸で何が起こっていたかを知ることができる。技術的には、初のドルビー映画として製作されたことも話題。都内近郊にお住まいの方は丸の内ピカデリーのドルビーシネマで観ることをオススメしたい。

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む