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NODA・MAP「贋作 桜の森の満開の下」野田秀樹の色褪せない名作が“再誕”

ナタリー

18/9/1(土) 7:00

NODA・MAP 第22回公演「贋作 桜の森の満開の下」より。妻夫木聡演じる耳男。

NODA・MAP「贋作 桜の森の満開の下」が、本日9月1日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕する。

1989年に夢の遊眠社で初演された「贋作 桜の森の満開の下」は、作家・坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」を下敷きとした作品。これまで92年、01年に上演され、昨年2017年には「八月納涼歌舞伎」にて「野田版 桜の森の満開の下」として歌舞伎化された。

NODA・MAPのラインナップとして初上演される今作には、耳男役の妻夫木聡、夜長姫役の深津絵里、マナコ役の古田新太のほか、宝塚歌劇団退団後初めて男役に挑戦するオオアマ役の天海祐希や、NODA・MAPに初参加となる門脇麦、加えて秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、村岡希美、池田成志、銀粉蝶、そして作・演出を手がける野田秀樹が出演する。

桜が舞い散る深い森の中、ヒダの王(野田)の前に、耳男(妻夫木)・マナコ(古田)・オオアマ(天海)の3人が集められた。王は3人に夜長姫(深津)と早寝姫(門脇)を守るミロクボサツを、姫たちの16歳の正月までに彫り上げることを命じ……。劇中では、素性を隠しヒダの匠の名人と身分を偽る3人の、それぞれの思惑が交錯していく。

舞台中央には大きな桜の樹がそびえ立ち、夢とも現実ともつかない世界が展開する。NODA・MAP作品に6回目の出演となる妻夫木は、舞台上を躍動し新たな耳男像を立ち上げ、01年版に続き夜長姫役を演じる深津は、狂気をはらんだあどけなさで、姫の妖しさと美しさを体現した。そのほか、膨大なセリフ量に加え、多彩な動きを繰り広げる登場人物たち、カラーテープや紙、紗幕を用いてシーンにリズムを生み出すアンサンブルキャストたちがそれぞれに奮闘。さらに堀尾幸男の美術、ひびのこづえの衣装、原摩利彦の音楽・効果、井手茂太による振付が、作品に豊かな膨らみを与えた。

上演時間は途中休憩ありの約2時間25分。9月12日まで同会場で公演を行ったのち、9月28日から10月3日までフランスのパリ・国立シャイヨー劇場、10月13日から21日まで大阪・新歌舞伎座、10月25日から29日まで福岡・北九州芸術劇場 大ホールを巡演。11月3日から25日には、再び東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される。なお当日券は全公演で販売される。

NODA・MAP 第22回公演「贋作 桜の森の満開の下」

2018年9月1日(土)~12日(水)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2018年9月28日(金)~10月3日(水)
フランス パリ・国立シャイヨー劇場

2018年10月13日(土)~21日(日)
大阪府 新歌舞伎座

2018年10月25日(木)~29日(月)
福岡県 北九州芸術劇場 大ホール

2018年11月3日(土・祝)~25日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

作・演出:野田秀樹
出演:妻夫木聡、深津絵里、天海祐希、古田新太、秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、村岡希美、門脇麦、池田成志、銀粉蝶、野田秀樹 / 池田遼 石川詩織 織田圭祐 神岡実希 上村聡 川原田樹、近藤彩香、城俊彦、末冨真由、手代木花野、橋爪渓、花島令、藤井咲有里、松本誠、的場祐太、茂手木桜子、吉田朋弘、六川裕史

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