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欅坂46 守屋茜、後輩から憧れられる要素とは? グループに華を添える多面的な魅力に迫る

リアルサウンド

20/2/26(水) 6:00

 先日の『欅って、書けない?』(テレビ東京)では、緊急と題して守屋茜と二期生の仲を深める企画の前編が放送された。前週のバレンタイン企画で二期生から義理チョコすら貰えなかった守屋。両者の溝を埋めるべく、二期生のいる控え室に潜り込んでスタジオからの様々な指令を遂行していく様子は痛快だった。番組で“軍曹”と呼ばれることもある彼女は、たしかに近寄りがたいイメージがあるかもしれない。しかし、後輩から憧れられる要素や慕われるべき点は多い。今回はそんな彼女の魅力に迫ってみよう。

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 守屋は“あかねん”の愛称で親しまれ、欅坂46の副キャプテンを務めている。また、あらゆる場面で勝ちにこだわる姿勢から“軍曹”、あるいは“鬼軍曹”の異名を持つ。たとえば、昨年放送された同番組の企画「2期生が失敗したら1期生がプールに飛び込んだ!」では、徐々に勾配が強くなっていく大型すべり台から一期生が次々に転げ落ちていくなか、彼女だけほぼ垂直の70度まで傾いた坂道を耐え抜くという底なしの根性を見せている。

 しかし、そんな“軍曹”のイメージとは裏腹な一面もある。強気な反面よく涙を流す、意外と繊細なハートの持ち主なのだ。ロケをかけた秋の大運動会企画では、自分のチームの負けが決まると「(ロケに)いつになったら行けますか」と大号泣。そこまで泣くかとMC陣や現場スタッフも笑ってしまうほど声を出して泣いていた。そして一転、念願のロケではハイテンションで目一杯仕事に専念する。その何事にも全力で、ピュアな性格が彼女の魅力だろう。所詮バラエティだからと気を抜かず、負けず嫌いで目の前の課題に本気で取り組む。それは、ある意味最もアイドルに必要な姿勢だ。

 学生時代はテニス部に打ち込んでいたため、運動神経も良く、声がよく通るためライブでは客席を煽ることが多い。そのためメンバーのテンションを上げたり、周りを奮い立たせるグループの“カンフル剤”的存在とも言えるだろう。口数の少ない、静かなタイプの多い欅坂46では貴重なキャラクターだ。

 また彼女は、美容や健康への意識が高い。自身のブログでオススメの美容アイテムを紹介したり、番組でも豊富な知識を披露したことがあった。雑誌『anan』では美容について連載中で、その意識の高さは“妖怪無添加探し”とイジられるほど。8枚目のシングル『黒い羊』に収録された特典映像「KEYAKI HOUSE」では、お手軽スムージーを作ってメンバーに振る舞う様子も見受けられた。欅坂46の美容担当とも言えそうだ。

 守屋は当初ダンスが得意な方ではなかったが、活動を深めるたびにスキルを向上させている。部活動に励んでいたため身体が強く、Perfumeが好きということもあってパフォーマンスに対するモチベーションは高い。そして彼女は、表情が良い。番組披露時などで一瞬だけ抜かれた表情がひときわ強い存在感を放っていたり、MVで鋭い眼光をのぞかせるカットがファンの間でよく話題に上がる。シングルのフォーメーションで二列目の中央に選ばれることが多いため、センターにカメラが寄ったときに画面に映り込むのも大きいだろう。そういう意味では、パフォーマンス面でも重要な役割を任されているメンバーのひとりである。

 欅坂46のお姉さんメンバーを集めた王道路線のユニット・青空とMARRYの一員でもあるため女性的な魅力もありつつ、“軍曹”のイメージもあることから欅坂46の力強い楽曲でも存在感を発揮、一方で涙も見せる繊細な乙女のイメージもあわせ持つ。楽曲の面ではそうした多面的な魅力でグループに華を添えている。

 負けず嫌いな性格、周りを奮い立たせる力強さ、美容やパフォーマンスへの高い意識……後輩メンバーが彼女から見習うべきポイントは多い。周りに元気を与えたり、決して諦めない常に全力な姿勢は、ステージに立つ者が持つべき心得のひとつだろう。(荻原梓)

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