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TWICE“ミサモ”=ミナ、サナ、モモ グループで際立つ存在感とパフォーマンス力を分析

リアルサウンド

19/8/26(月) 7:00

 現在、5月から始まっているワールドツアー『TWICE WORLD TOUR 2019 ‘TWICELIGHTS’』の最中であるTWICE。BTSに続き、北米ツアーに密着したドキュメンタリーシリーズがYouTubeからリリースされるとの発表があったばかりだ。前回はボーカルラインについて迫ってみたが、今回はファンからは“ミサモ”の愛称で親しまれている日本人メンバー、ミナ・サナ・モモのトリオに焦点を当ててみたい。

(関連:TWICE、BLACKPINKとも一線画すK-POPガールズグループ、DREAMCATCHERの“新しさ”を解説

 1996年生まれ、日本人メンバーの中で最年長のモモは京都府出身で、3歳から大阪のダンススクールに通っていた。スクールの紹介で韓国のシンガー・LEXYの楽曲「Ma People」のMVに出演した経験を持ち、韓国の人気サバイバル番組『SUPER STAR K3』の日本予選にも参加したことがある。姉と共にYouTubeにアップしていたダンス動画がJYPエンターテインメント関係者の目に留まり、オーディションを受けて練習生になった。デビュー前からmiss Aや2PM・ウヨンといった先輩アーティストのMVにも出演するなど、注目度は高かったようだ。当初JYPが準備していた日本人ガールズグループのメンバーだったが、メンバーの退社等様々な理由から当時計画そのものがなくなり、TWICEを輩出したオーディション『SIXTEEN』に参加することとなった。『SIXTEEN』ではダンスパフォーマンスにおいて安定した実力を見せたものの、個人ミッションや投票システムの余波を受けて途中で脱落。しかし、最終回で復活し、最終合格メンバーになった経緯がある。復活合格の決め手は、JYPスタッフ全員に「最も誠実な練習生は誰か」という質問をした時に、ほとんどがモモの名前を挙げたからだったという。

 TWICE内では自他共に認めるメインダンサーとしてダンスブレイクを担当することが多い。ダイナミックさと柔軟性を兼ね備え、様々なパフォーマンスに対応出来るダンススキルはリア・キムなど多くの振付師から太鼓判を押されている。一方でパフォーマンス時の格好良さとは対照的な、食いしん坊で子供のように飾らない率直なキャラクターのギャップが人気の理由でもあるようだ。

 モモと同じく1996年生まれで大阪出身のサナは、小学生からダンススクールに通っており、中学時代に街でJYP関係者からオファーを受けオーディションに合格。中学卒業と同時にJYP練習生となった。同時期に事務所入りしたモモと同じく日本人ガールズグループのメンバー候補だったが、ジヒョやナヨンもデビューする予定だったグループ・6MIXのメンバーが辞めてしまったため、6MIXに移動した。しかしそのデビュー計画もなくなった(参考:TWICE ジヒョ、ナヨン、ジョンヨン……異なる分野でリーダー的役割果たす年長メンバー)。その後参加した『SIXTEEN』でようやく正式にデビューすることになる。モモと同様にデビュー前から先輩アーティストのMVに出演していたが、特にGOT7「A」に出演した時の反響は大きく、複数のメディアからニュース記事が出たほど注目度の高い存在だった。特に華やかなルックスとスタイルで、初期は男性ファンの大きな支持を集めていたという。

 パフォーマンス面では、力みを感じさせない自然な動作と表情を含む表現力の豊かさが特に目を引く、“華”のあるメンバーと言えるだろう。ボーカルパートは多くはないが、「CHEER UP」ではサナのパート〈SHY SHY SHY〉が大ブレイクし、キラーパートになった。性格はやや天然、時折ハイテンションだが無邪気で天性のキュートさと愛嬌に溢れ、韓国語が堪能なこともあってバラエティ番組出演が多いメンバーでもある。デビュー以降キャラクターがより明らかになるにつれて、女性ファンが増えたメンバーだ。

 ミナは1997年生まれだが早生まれのため、3人は同級生になる。アメリカ生まれ兵庫育ちで、幼少時からバレエを11年間続けていた。中学時代に少女時代の影響でK-POPダンススクールに通うようになり、大阪で買い物中にJYPスタッフからオーディションのオファーを受け、高校を中退して練習生に。それから1年半弱で『SIXTEEN』に参加し、アプリ投票ではほぼ上位に入ってデビューを勝ち取った。練習生期間が1年4カ月と、歴代のJYPアイドルの中でもかなり短い方だ。

 ジャンルは違うが“肉体で表現する”パフォーマンスの一種であるバレエを10年以上続けたことはミナならではの個性かつプラス面になっているのだろう。TWICEの中ではダンスパフォーマンスにおいてはトップクラスで、振付の習得もモモに次いで早いという。最も振付のミスが少なく正確なメンバーとも言われている。清純なイメージがあり、メンバーの中ではあまり主張せず大人しい方だが、いざ本番になると一瞬でキャラクターになりきってこなすというギャップからか、「ブラックスワン」というニックネームがついている。

 日本人に限らず韓国語が母国語ではないメンバーは、特に初期は歌のパートが少なくなりがちだ。しかし逆に言えば、それを上回る存在感やパフォーマンスで光るものがあるからこそ、デビューメンバーに抜擢されたとも言える。“ミサモ”の3人はをそれぞれが自分だけの強みを持っていたことで大きなチャンスを掴むことができたのだろう。(DJ泡沫)

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