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関ジャニ∞ 大倉忠義、スカパラ谷中敦と語った“メンバーとの別れ”の経験 ライブへの熱い思いも

リアルサウンド

19/8/7(水) 6:00

 関ジャニ∞大倉忠義がシンガーソングライターの高橋優とパーソナリティを務めているラジオ『オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん』(ニッポン放送)。8月3日放送回は、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦をゲストに迎え、「大倉くんと高橋くんと谷中くん」と題して、関ジャニ∞ファンの胸を打つアツいトークが繰り広げられた。

(参考:関ジャニ、Sexy Zone、King & Prince…ジャニーズファンの呼び方に秘められたサイドストーリー) 

 2015年4月から放送をスタートした同番組は、高橋の地元・秋田に大倉が足を運んだこともあるほど、プライベートでも親しいふたりならではの飾らない会話が最大の魅力。これまでゲストとして登場したのも、ふたりが共に心を許している関ジャニ∞安田章大のみだった。今回、番組史上2人目のゲストとなった谷中も、ふたりとはそれぞれセッションをしたことがある仲。

 「こういう男になりたい!」と、大倉と高橋の口をついて出るリスペクトの言葉を受けて「なんて光栄な。こういうこと言ってくれる番組なの(笑)?」と屈託なく笑う谷中の渋い声が心地よく響く。そして、話題が関ジャニ∞と東京スカパラダイスオーケストラでコラボした「無責任ヒーロー」のMV撮影時の思い出話に移ると、関ジャニ∞のメンバーが目を合わせて話しかけてくれたことで、東京スカパラダイスオーケストラは関ジャニ∞のことを「みんな好きになっちゃってた」とチャーミングに語る谷中。聞いているこちらまで、ついつい頬が緩んでしまうなんとも優しい時間が流れた。

 バンドという形態であることはもちろんだが、関ジャニ∞と東京スカパラダイスオーケストラには、大の大人がワチャワチャと好きなことをやっている自由な雰囲気、遊び心を失わず、それでいてここぞというときに男気溢れる姿を見せてくれるメリハリの効いた粋なスタイル……そして、いくつかの別れを経験してきたという共通点がある。

 番組でも、状況は異なれどメンバーとの別れを経験してきた谷中が、そのときの複雑な感情を語る場面があった。一番バンドを引っ張ってきたフロントマンが抜けて、これからどうやっていこうと途方にくれたこともあったという話は、渋谷すばるが脱退したときの関ジャニ∞と重なる部分。誰も埋めることなど到底できない大きな穴を前に、整理できない感情が湧き上がってくるのも無理はなかった。
 
 昨年、当時を振り返り「なかなか受け入れられずにいた」と率直に語った大倉のみならず、関ジャニ∞メンバーが、そして彼らを応援してきた全てのファンが、そんな気持ちだったと思い出される。いよいよ7人揃って最後のテレビ出演となった『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で、生セッションを行なったのも東京スカパラダイスオーケストラだった。そのとき、谷中は渋谷すばるとハイタッチをしたこと、そして「すごくいい顔してた」と振り返る。

 そして、東京スカパラダイスオーケストラの楽曲「メモリー・バンド」の歌詞〈君は楽しすぎて泣いた 泣き出した ぼくらには全部分かった〉の部分は「すばるくんを思い浮かべて書いた」という谷中。そんな制作秘話を知った上で「メモリー・バンド」を聴いた大倉は「もう、まさにですね。今回15周年ライブをやらせてもらってるんですけど、こういう気持ちでライブを作りました。いろんなことがあるけど、〈ぼくら人生のステージの上には いつだって全員で並んでいる〉っていう歌詞のとおり、僕ら15年(の間)に2人抜けてるんですけど、彼らはいたし、それは嘘を作りたくない。ファンは泣いてしまうかもしれないんですけど、僕らは8人でやってたときもあるし、7人でずっとやってきてたし、去年から6人になったけど、全員でステージに立ってた。今も立ってるように思うし」と思いを吐露。

 そんな大倉の言葉に「そうだね。俺らもそうだね。スカパラも、常にそう思ってる」と共鳴する谷中。熱気を帯びたスタジオに、CMへ入る合図のジングルが鳴ると、大倉が我に返ったかのように「なんか、アツい回ですね」と照れながら話す。そんなふうに茶化すのは、そこに大事な思いがあるときだ。谷中も、自分で「俺はバカな男で」と照れ隠しをしながらも、「(スカパラを)おじいちゃんになるまでずっと続けていくと思ってる」「一生友だちでいてねとか言っちゃう」とバンドやメンバーへの愛を惜しみなく語るのだった。

 「いろんなことがあって、乗り越えてきてるから。そういうヒミツの部分もお互いにあるし、外に出せないような我慢してきてる、飲み込んできてる事実もあるから。そういう共有も含めて、いつも、離れてても、お互い手をつないでる感があるのかな~? それがもしも音楽の部分で見えてるのだとしたら、そんなに夢のあることはないんで」とは、東京スカパラダイスオーケストラについて語った谷中の言葉だが、そのまま関ジャニ∞についてのコメントだとしても、我々は深く頷いてしまいそうだ。

 どんな形で旅立ったとしても、共に歩んだ過去は決してなくならないし、異なる未来を歩いていてもつながっている感覚がある。音楽で結ばれた絆というのは、実に不思議なものだ。そんなふうに彼らが「一生友だちでいる」というのなら、ファンも「一生応援しているね」と言いたくなるものだろう。そして、いつかおじいちゃんになった関ジャニ∞、東京スカパラダイスオーケストラ、高橋優、そして渋谷すばるが集まって、セッションをする日が来たとしたら……そんな夢を見させてくれることこそが、エンターテイナーの持つ希望の力なのかもしれない。(佐藤結衣)

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