Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

綾野剛×舘ひろし『ヤクザと家族 TheFamily』に尾野真千子、磯村勇斗ら出演 ポスター&特報映像も

リアルサウンド

20/8/24(月) 8:00

 2021年に公開される、綾野剛と舘ひろしが初共演を果たす映画『ヤクザと家族 TheFamily』のポスタービジュアルと特報映像が公開された。

 本作は、『あゝ、荒野』『新聞記者』『宮本から君へ』を世に送り出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画を務め、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した藤井道人監督自身のオリジナル脚本で描く、ヤクザという生き方を選んだ男の3つの時代にわたる壮大な人間ドラマ。

 1999年、2005年、2019年という3つの時代で見つめる、一人の男とその“家族・ファミリー”の壮大な物語となる本作。男は、自暴自棄になっていた少年期に、地元のヤクザの親分から手を差し伸べてもらったことで心の救いを得て父子の契りを結ぶ。しかし、時は移り、彼にも愛する自分の家族ができる。一方、暴対法の施行はヤクザの有り様と男の環境を一変させる。男の選んだ生き方は様々な矛盾やハレーションを起こし始め、組の存続を巡る因縁の敵との戦いの中、ヤクザであることを貫くことは、一方でかけがえのないものを失うという状況を突きつけられていく。

 少年期に柴咲組組長の危機を救ったことからヤクザの世界へ足を踏み入れた男・山本賢治役、今回初のヤクザ役となる綾野が演じる。綾野演じる身寄りのない孤独な少年・山本に手を差し伸べ、“家族”という居場所を与えた柴咲組組長・柴咲博役を、ヤクザ役は43年ぶりとなる舘が務める。

映画『ヤクザと家族 The Family』特報映像

 公開された特報映像の前半は、1999年代の綾野演じる山本と、舘演じる柴咲との出会いが断片的に映し出され、後半では、2005年代のヤクザとして男をあげていく山本の激動の人生が切り取られている。藤井監督曰く、「新しいヤクザ映画」を目指し「家族の目線から描いた作品」ということで、これまでのヤクザ映画とは一線を画した、血生臭さを感じない映像の中、“家族”というキーワードが突き刺さる内容に仕上がっている。

 また、綾野と舘を取り巻く新キャストも発表。学費を払うために山本のクラブで働き、後に山本の恋人となる工藤由香役に尾野真千子、山本の兄貴分にして柴咲組の若頭・中村努役に『新聞記者』に続き藤井組への出演を果たした北村有起哉、同じく柴咲組の組員で、少年期から山本とつるんでいた悪友の一人で、共にヤクザの世界へ足を踏み入れる細野竜太役に市原隼人、柴咲組のシノギを手伝い、特に山本を羨望の眼差しでみている愛子の息子・木村翼役に磯村勇斗が抜擢された。

 その他柴咲組の組員として、竹田誠役の菅田俊と豊島徹也役の康すおん、山本や細野と共に組に入る大原幸平役の二ノ宮隆太郎が出演。さらには、昔から柴咲組と抗争を繰り返す侠葉会の組長で、時代と共に経済ヤクザとして台頭する加藤雅敏役に豊原功補、侠葉会・加藤の下で若頭補佐として、何かにつけ山本につっかかる川山礼二役に駿河太郎、組同士の抗争に目を光らせているようで、裏で侠葉会と癒着する静岡県警組織犯罪対策本部の刑事・大迫和彦役に岩松了、そして柴咲組の元頭・木村の妻で、親を亡くした山本を温かい目で見守る木村愛子役に寺島しのぶが決定した。

コメント

尾野真千子(工藤由香役)

単なるヤクザ映画というわけではなく、色んな家族がある中で、こういった家族の描きかたをするんだなと撮影前から楽しみで、撮影中は心穏やかにいることが出来ました。年の近い若いチームだけれども、チームワークがすごく良くて、藤井監督の人柄なんだろうなと思いました。監督というリーダーと頼れるお兄さんになっていた綾野さんと本当に楽しい現場でした。ぜひ楽しみに待っていてください。

北村有起哉(中村努役)

このたび藤井監督にふたたびお招きいただきました。本当に素直に嬉しかったです。新聞記者の次はヤクザなんですね、役者冥利につきます。これまでに星の数ほどの任侠映画がありましたが、このヤクザ映画はタイトル通り、家族のお話です。怒鳴りあったり暴力シーンもあります。しかし、もがいてあがいていく時代おくれの登場人物達に少しでも愛着を抱き、そして束の間任侠映画というジャンルを忘れていただければ、この映画の本質が浮き彫りになると信じてます。

市原隼人(細野竜太役)

役者として自分と向き合う中でこの作品に出会えてよかったです。映画ってこうあるべきなんだなと。今回の現場に自分が求めていたものがありました。役者だけでは作れない環境と技術だけではなしえないものが、映像に必ず残っていると思います。自然と気負うことなくあふれ出てくる現場は後にも先にもないと思いますし、濃い充実した日々が送れました。生涯輝き続ける色褪せることのない作品ですので、楽しみにしていてください。

磯村勇斗(木村翼役)

出演が決まった時、嬉しさと同時に目の前に一枚の壁が立ちはだかった感覚でした。この壁を乗り越えなければならない。そんな燃え上がる思いで挑みました。翼の役と向き合っていく中で、監督はシンクロする瞬間を大事にしていたと思います。役、相手、空気感と。だから毎シーン気が抜けない。でも気持ちのいい緊張感がありました。そして何より綾野剛さんが正面から向き合って下さったことで翼という人間が作れたと思います。映画の世界はこんなにも素敵な場所なんだと肌で感じました。俳優とは? お芝居とは? をもう一度考える機会を頂けた大切な作品です。

寺島しのぶ(木村愛子役)

3つの時代の中で変わりゆくオモニ食堂で撮影し、この場所にすごく愛着がわきました。時代ごとにセットや色も変わって、時を重ねる中で演じることができました。毎日監督と一緒に過ごして何とか監督の思っているように演じたいと思いました。難しいと感じながら演じていた日々でしたので、完成した映像でうまく表現されていたら嬉しいです。

■公開情報
『ヤクザと家族TheFamily』
2021年公開予定
監督:藤井道人
出演:綾野剛、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、菅田俊、康すおん、二ノ宮龍太郎、駿河太郎、岩松了、豊原功補、寺島しのぶ、舘ひろし
プロデューサー:河村光庸
制作:スターサンズ
配給:スターサンズ、KADOKAWA
(c)2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
公式サイト:yakuzatokazoku.com

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む