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木村拓哉が再び最恐教官に「教場」シリーズ新作、新春に2夜連続オンエア

ナタリー

20/8/30(日) 5:00

木村拓哉演じる風間公親。

木村拓哉主演のスペシャルドラマ「教場2(仮題)」が、2021年の新春に放送される。

長岡弘樹の小説をもとにした本作は、“教場”と呼ばれる警察学校が舞台のエンタテインメントミステリー。木村扮する冷徹な教官の風間公親(かざまきみちか)が「警察学校は、適性のない人間をふるい落とす場である」という考えのもと、学生たちと向き合うさまが描かれる。前作では工藤阿須加、川口春奈、林遣都、葵わかな、井之脇海、西畑大吾(なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.)、富田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平らが学生を演じた。

木村にとって、1988年のドラマデビュー以降、主演を務めた単発ドラマがシリーズ化されるのはこれが初めて。彼は「じかに自分に届けてくださる方の多さにびっくりしました」「警察官の方々から“あ、キムタクだ!”じゃなくて、“あ、風間教官だ!”というような目で見ていただけて、現職の方々にそういう風に捉えて頂けたことがうれしかったですね」と前作の反響を振り返り、「笑顔はないですが、すごくいとしい人だなと思います」と自身が演じる風間を評する。撮影にあたっては学生役のキャストたちの訓練に立ち会ったそうで、「今回も彼らの魅力や輝き、集中力だったりの力を借りることになると思います」と語った。

本作は9月にクランクイン予定。前作に続いて君塚良一が脚本を手がけ、演出は中江功が担当する。第1弾後編のラストシーンに登場した三浦貴大、伊藤健太郎、上白石萌歌らの出演や、ほかのキャストの情報については現時点では明らかになっていない。

「教場2」は2夜連続でオンエア。木村と君塚、長岡、プロデューサー・渡辺恒也のコメント全文は下記に掲載する。

木村拓哉 コメント

放送が決まった時の思い

(「教場」第1弾を)年明け早々にこういう空気感のドラマを放送することが当初はどうなんだろうか…?と疑問に思っていましたが、監督をはじめ、制作陣のモチベーションの高さ、挑戦の形がしっかり作品に投影できていたことが、見てくださった方に伝わったのかなと思います。制作サイドが“いける”と思って作るモノと、視聴者の方が見たいと思ってくださり、制作がそれに応えて作るモノなど、いろんなパターンの作品がある中で、今回は視聴者の方からのお気持ちとこちら(制作)の気持ちのバランスが非常に取れたことで、今作をスタートできることになったのではないかなと思います。

前作の撮影・放送の反響を振り返って

風間公親という男のキャラクターにすごく特徴があるので、見てくださった反響をじかに自分に届けてくださる方の多さにびっくりしました。(ドラマの)内容が内容なので放送直後に、実際に勤務されている警察官の方々を見かけたときに、自分は私生活を送っているだけなんですが、警察官の方々から“あ、キムタクだ!”じゃなくて、“あ、風間教官だ!”というような目で見ていただけて、現職の方々にそういう風に捉えて頂けたことがうれしかったですね。一応、僕らがやっているのはフィクションですが、少しでもおもしろいエンターテインメントをこれから作るにあたって、いろんなさじ加減が必要になると思いますので、そのさじ加減を見ながらバランスよく作っていきたいです。

風間公親という男についての印象や役に対する思い

僕自身、原作を読ませていただいて、風間公親は“すごく偏った真心を持っている人”。愛情的にも偏っているし、真心も本気もすべてが偏っています。ですが、見返りを一切求めない、風間公親というキャラクターは、笑顔はないですが、すごくいとしい人だなと思います。演じたからこそ、よりそう思えるのかもしれません。立場上教官なので、不完全な人間を世の中に送り出すことはできない、送り出したくはないという思いが人一倍強いのだと思います。

学生役のキャストの印象

生徒役の皆さんが訓練されているところに今日初めて立ち会わせていただきました。今回も彼らの魅力や輝き、集中力だったりの力を借りることになると思います。生徒の皆さんは“なんでこんなこと(厳しい訓練)をやらされないといけないんだろう?”と、思っていると思いますが…(笑)。でもそこは切り替えて頂いて、前回の198期に負けない期にして頂きたいなと思います。

どんな「教場2(仮題)」を作っていきたいか

正直な話、「教場」の次作があるかもしれないといううわさ話が自分の耳に届いた時点では、“この状況で最後までやり通せるだろうか”というのが最初の思いでしたが、自分が一番好きではない“やる前からできないと決めつける”というのは違うと思い、出演者・スタッフが力を合わせ、全てに対して本気でやるしかないと思っています。

視聴者へのメッセージ

やると決まった以上は全力で取り組ませて頂きますので、皆さんにお届けできるようにやり切りたいと思います。

君塚良一 コメント

木村さんが放つ冷血なオーラには、ただただ圧倒されます。今回も容赦ない厳しさで、生徒と向き合います。新しい生徒らが成長していく姿も楽しみです。

長岡弘樹 コメント

私は自作の映像化作品を前にすると照れてしまい、顔を覆った指の隙間からしか鑑賞できないのですが、前作「教場」の場合は、いつの間にか両手を膝に置き、画面に向かって前のめりになっていました。多くの人が言うように、木村拓哉さんの佇まいが圧巻だったからです。研ぎ澄まされた演技で命を吹き込まれた鬼教官は、今回その命をどう静かに滾らせるのか。原作者という立場を忘れ、またあの興奮を味わいたいと思っています。

渡辺恒也(プロデューサー)コメント

前作の放送からちょうど1年後、再びこの作品をお届けすることができるのは、私たち自身がもう一度、木村拓哉さん演じる風間教官と、風間教官の元で育てられ、送り出されていく警察官たちに会いたいと思ったからです。撮影はこれからですが、早くもワクワクが止まりません!
警察学校は、厳しい訓練によって警察官としての基礎をたたき込まれる場でもあると同時に、それまで歩んできた自分の人生を、市民の命を守るための力に変えていく場でもあるのだと思います。
街で見かける優しくて頼もしいお巡りさんは、誰もが例外なくあの“教場”での過酷な教育を受けていますが、彼らの育った環境や胸に抱く目標は千差万別、さまざまです。風間教官は、冷徹無比に生徒たちに接する人物でありながら、常に生徒たちの心の内を案じ、彼らの行く先を指し示す“道標”のような存在でもあります。今回も一癖も二癖もある生徒たちが巻き起こすさまざまな事件を、風間教官ならではの鋭い観察眼で見抜き、常識とは違った形で向き合っていきます。
そんな風間教官と若き警察官たちのエピソードを通じて、どんなに過酷な状況やつらい出来事があっても、それを乗り越えた先には必ず希望が待っているということを、伝えることができたらと思います。
もちろん、今回も予想を裏切るストーリー展開の連続で、警察学校という密室を舞台としたミステリーとしての面白さもしっかりお届けします!
警察官として求められる素質とは何なのか? 組織における人材育成とは?というテーマにも前回以上に深く切り込んだ、骨太なエンターテインメント作品を目指し、キャスト・スタッフ全力を尽くして撮影に臨みたいと思います。ご期待ください!

(c)フジテレビ

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