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2度の延期を乗り越えての公開に市川染五郎、杉咲花も笑顔。『サイダーのように言葉が湧き上がる』が初日

ぴあ

『サイダーのように言葉が湧き上がる』舞台あいさつの模様

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アニメーション映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』が22日に公開初日を迎え、都内で市川染五郎、杉咲花、イシグロキョウヘイ監督が登壇して舞台挨拶が行われた。

本作は、高校生の少年と少女が偶然に出会い、ひと夏を過ごす中で自分の本当の気持ちを見つけていく過程を描いたオリジナル作品。染五郎がコミュニケーションが苦手な少年チェリーの、杉咲が自分の見た目を気にしている少女スマイルの声を演じている。

本作は2度の公開延期を経て、ついに初日を迎えたことから染五郎は「2回も延期になってしまって、とても残念な思いと悔しい思いがありました。この日を迎えられて率直にうれしい気持ちでいっぱいです」と語り、杉咲は「いつお客さまのもとに無事に届くのだろうと思っていたんですけど、今日この日を迎えられて、しかもこの映画にぴったりの夏の季節に公開になることがうれしい」とコメント。

本作で初めて声優を担当した染五郎は「チェリーという役はとても人見知りで自分の思ってる気持ちをうまく言葉にできない、でも唯一自分の気持ちを表現できるのが俳句という少年なんですけど、自分自身も人見知りでチェリーととても似ている部分がたくさんあって。不思議なご縁というか、ここまで似ている役をやらせていただくのはご縁を感じました」と振り返り、杉咲は「スマイルはコンプレックスがありながらもとっても前向きに進んでいく女の子で、彼女がいるだけでパッと明るくなるようなポジティブな空気を纏った人。個人的にはすごく好きなキャラクターです」と語った。

また、劇中の好きなシーンについて質問がおよぶと染五郎は「一番最後のクライマックスのシーンは、“チェリー頑張れ”と応援したくなる。自分が演じている間も、気持ちが一番高まってチェリーが感情をさらけ出した。タイトル通りサイダーのように気持ちがスカッとなるシーンなので一番好きです」と回答し、杉咲さんは「スマイルがチェリーの声を『可愛いと思う』って言うシーンがすごく好きです。相手のここが素敵だなと思ったところを素直に伝えられるスマイルも素敵ですし、きっとそういうふうに褒められることってチェリー自身もあんまり経験してこなかったからこそ、ふたりの関係性にとっても希望を感じさせるシーンですごく印象的なシーンです」とこたえた。

2度の公開延期を経た結果、夏が舞台の本作は夏に公開されることになった。イシグロ監督は「怪我の功名だと考えております。結果、夏休みの初めの日に作品にそぐう形で迎えられたことを僕はポジティブに捉えております」と言い、「これから世の中どうなるか、僕たちは予測がなかなかつかない状態ですけど、爽やかになれるような映画をご用意しております」と集まった観客に語りかけた。

『サイダーのように言葉が湧き上がる』
公開中
(C)2020フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会

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