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武藤彩未、3年ぶりにステージ復帰「本当に幸せです」

ナタリー

18/12/3(月) 12:33

武藤彩未

武藤彩未が12月1日に東京・WALL&WALLにてワンマンライブ「武藤彩未 AcousticLive ~はじめの一歩~」を開催した。この記事では同じ内容で行われた2公演のうち、1公演目の模様をレポートする。

2015年12月に行ったライブをもって活動を休止したあと、海外に留学していた武藤。8月に帰国した彼女は同世代の仲間たちとライブを企画し、3年ぶりにファンの前でパフォーマンスを披露した。栗山寮子(Piano)、多田涼馬(Dr)、森光奏太(B)というバンドメンバーがスタンバイするステージに、武藤はオープンショルダーの白いワンピースを着て登場。ファンの温かい声援を受けた彼女は「永遠と瞬間」でライブをスタートさせた。武藤は「皆さん、おひさしぶりです! なんだかこの瞬間が夢みたいです!」と笑顔を見せたあと「22歳の私が歌う『Seventeen』!」と曲紹介をして「Seventeen」を披露。クラップを受けながら、アコースティックバージョンにアレンジされた同曲を伸びやかに歌い上げた。

「皆さん、ただいまー!」と改めて挨拶した武藤は「人が集まらなかったら親戚一同集めてやろうとしていたんです」とジョークを飛ばして会場を笑わせたあと、「本当に幸せです。歌うのが大好きだからこの場所に戻ってきたんです。戻ってくるのは簡単なことじゃないけれど、皆さんのおかげで帰ってこれました」とファンに感謝。また「どうにかして恩返しをしたいと思っています。あ、でも責任を感じているわけじゃないですよ。私がみんなと武道館に行きたいだけ」と以前から掲げてきた東京・日本武道館でのワンマンライブという夢を力強く語った。

松田聖子「メディテーション」を皮切りに、武藤は松田聖子「瑠璃色の地球」、浅香唯「セシル」と大好きな1980年代のアイドルソングを立て続けにカバー。歌い終えたあと「いつか松本隆さんに歌詞を書いてもらいたい」と夢を明かした。その後、武藤はバンドメンバーを紹介。音大でジャズを専攻している栗山は武藤の中学校の同級生で、帰国後に武藤が栗山のライブで松田聖子「赤いスイートピー」を歌ったことをきっかけに今回のライブ開催に向けて動き出したという。多田は栗山の大学の先輩で、Absolute Dearsのドラマーとして活動中。多田の紹介で今回バンドに参加した森光は20歳で、2019年の広瀬香美のコンサートツアーにベーシストとして参加するなど若手の実力派だ。メンバーについて武藤は「すごい3人なんです。これからもよろしくお願いします」と話した。

栗山のピアノ伴奏で川嶋あい「ガラスの心」をカバーしたあと、武藤は「風のしっぽ」、沢田知可子「幸せになろう」といったしっとりとしたナンバーを歌唱。その後、彼女は留学先のニュージーランドでの思い出を語る。ホストファミリーから毎日天使と呼ばれていたことや留学中も毎日歌を歌っていたこと、留学期間中に10kgも太ってしまい、帰国後8kgのダイエットに成功したことなどを明かすと、会場からは驚きの声が上がった。

杏里「CAT'S EYE」や「A.Y.M.」といったノリのいいナンバーで会場を盛り上げたあと、武藤は「ライブは楽しいですね。私の居場所はここなのかもしれません。今日という日を迎えられて幸せです」と噛みしめるように語る。そして「私は歌で勝負していきたい。もっと深いところまで皆さんに届けられるような歌手としてやっていきたいです。私の憧れの松田聖子さんはアイドルなので、アイドルだと思ってもらってもいいです。とにかく歌で勝負していけるようにがんばるので、これからも応援よろしくお願いします」と決意を口にし、ミラーボールの光が輝く中自身の代表曲「宙」を歌った。本編は「彩りの夏」で終了。アンコールを受けて武藤とメンバーはグッズのTシャツに着替えて登場し、「OWARI WA HAJIMARI」を披露してライブを終えた。なお武藤は来年のライブの開催を企画中とのことなので、ファンは詳細の発表に期待しておこう。

武藤彩未 AcousticLive ~はじめの一歩~ 2018年12月1日 WALL&WALL セットリスト

01. 永遠と瞬間
02. Seventeen
03. メディテーション(松田聖子カバー)
04. 瑠璃色の地球(松田聖子カバー)
05. セシル(浅香唯カバー)
06. ガラスの心(川嶋あいカバー)
07. 風のしっぽ
08. 幸せになろう(沢田知可子カバー)
09. CAT'S EYE(杏里カバー)
10. A.Y.M.
11. 未来へのSign
12. 宙
13. 女神のサジェスチョン
14. 彩りの夏
<アンコール>
15. OWARI WA HAJIMARI

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