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デーブ・スペクター、舛添要一、堀潤らが『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』に絶賛コメント

リアルサウンド

20/7/16(木) 15:00

 8月14日に公開される映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』に、著名人が絶賛コメントを寄せた。

参考:新聞よ、あなたはどこへ行く? 森達也監督が『i -新聞記者ドキュメント-』に込めた“兇暴”な意図

 本作は、秘密主義の独裁国家に潜入した実在のイギリス人ジャーナリストの闘いを描いたサスペンスドラマ。1933年、ヒトラーに取材した経験を持つ若き英国人記者ガレス・ジョーンズが、スターリンが統治するソビエト連邦の繁栄の謎を解くために単身モスクワを訪れ、想像を絶する現実を目の当たりにしていく。

 主人公ガレス・ジョーンズを演じたのは、TV『グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース』やNHKでも放送されたBBC制作ドラマ『戦争と平和』で主演を務めたノートン。そして、ニューヨーク・タイムズのモスクワ支局に勤める女性記者エイダを『ザ・クラウン』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のヴァネッサ・カービー、ニューヨーク・タイムズのモスクワ支局長ウォルター・デュランティを『ニュースの天才』『フライトプラン』のサースガードが演じた。『僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ』『太陽と月に背いて』『ソハの地下水道』のホランド監督がメガホンを取った。

 今回、本作をいち早く鑑賞したデーブ・スペクター、舛添要一、堀潤ら各界の著名人15名からコメントが到着した。

■コメント
●デーブ・スペクター(放送プロデューサー)
混沌とする世の中に『Mr.Jones』から見える真実に納得。ジョーンズ氏はたった一人で共産国の壁を破れるか。

フェイクニュース時代に必見!

●近藤サト(ナレーター)
ウクライナについて自分があまりに無知であり、さらにそれを補う何物も持ち合わせていないことに私は打ちのめされました。涙も、祈ることすらもためらう恐るべき映画です。

●沼野充義(名古屋外国語大学 副学長/ロシア・ポーランド文学者)
封印された恐るべき「大量虐殺」の闇と、それに命がけで迫って真実を伝えようとする若きジャーナリストの勇気。戦慄と感動のドラマに胸が震える

●堀潤(ジャーナリスト)
いま、わたしは歴史の分岐点に立っている。分断が排斥と暴力をうみかねない時代だ。権力は隠蔽する。果たしてメディアは機能しているか。「真実には痛みを伴う」。この映画があらためて掘り起こす歴史的事実は、今を伝えるに等しい。観るべきだ。

●グレンコ アンドリー(ウクライナ出身の国際政治学者)
20世紀の大悲劇のひとつだった、スターリンによるウクライナ人の大虐殺は、残念ながらまだ世界で十分に知られていません。この真実を分かりやすく伝える素晴らしい作品です。

●渡辺祥子(映画評論家)
知りたい。自由が欲しい! すぐれたジャーナリストを突き動かす二つの衝動の結果がもたらす衝撃の事実。
繁栄スターリン体制の裏に隠された真っ赤なウソがここにある。

●丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)
フリーランスが特ダネを狙う意味が痛いほどわかる。潜入取材とは実体験に楔を打ち込んでいくような作業だ。
自分が正しい場所に正しいタイミングでいたかどうかは必死で走り抜けた後にしかわからない。

●金子恵美(元衆議院議員)
巨大国家の陰謀による迫害、飢餓の実態を暴くため立ち上がった一人の記者。正義感と執念で真実を追求し、明るみにするため最後まで戦い続けた真のジャーナリズムの姿が描かれている。

●森直人(映画評論家)
ジョージ・オーウェルの『動物農場』『1984』にバトンを渡した青年の果敢な冒険。彼が旅するスターリニズムの国は権力機構の「構造」そのものだ。サスペンスにはフリッツ・ラングの味もする。

●岡部芳彦(ウクライナ研究会 会長/神戸学院大学 教授)
真実を望む者と真実を握りつぶす者。 いつの時代でも、どこにでも起こりうる真実の物語。
今の時代に必見の作品。

●ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
1930年代のソ連の話なのに現在の世の中で起きていることに重なってはっとします。
静かに燃える演技が素晴らしい。

●松崎健夫(映画評論家)
国家的建前を是とするために真実を捻じ曲げ、脅迫によって隠蔽を強いられたり、不正や買収がまかり通るような社会。時代を経ても繰り返される愚行に対して、我々の姿勢が問われている。

●安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
名の知れたメディアだから、ピューリッツァー賞をとった記者だから…
そんな「権威」への盲信を、この映画は打ち砕く。長年封じ込められてきた、最も苦しむ人々の声と共に。

●舛添要一(国際政治学者)
ヒトラーと並ぶスターリンの独裁が、ポピュリズムの時代を生きる私たちに、報道の自由の大切さを教えてくれる。

●別所哲也(俳優・映画祭主催者)
本物のシネマを観た! この胸騒ぎは何だろう。これは全世界のすべての人間が、情報発信者(ジャーナリスト)らしきモノとなった現代の私達全員が向き合うべきモノガタリだ!

(リアルサウンド編集部)

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