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鳥取に新たなミニシアターがオープン、設立者とユーロスペース支配人が対談

ナタリー

ジグシアター

鳥取・湯梨浜町に新たな映画館ジグシアターが先頃オープン。同館の設立者である柴田修兵が、7月20日にオンラインコミュニティ「ミニシアタークラブ」の対談企画に東京・ユーロスペース支配人の北條誠人とともに参加した。

2月に家族で大阪から移住し、ジグシアターを開いた柴田。彼は「鳥取にミニシアターを作るつもりだと言うと、みんなものすごく喜んでくれました」「潜在的に鳥取の方々は、各地にシネマクラブもあって映画好きの方が多い地域だとわかってきました」と地域の人々からの反響を伝える。劇場名は、大工が加工や組み立て時に補助や誘導をする器具の総称“治具”に由来していると言い、「映画を下支えするものとしての映画館ということで治具=ジグがふさわしいなと思いました」と話す。

こけら落とし作品にはホン・サンス監督作「逃げた女」が選ばれた。その理由を柴田は「都市部では話題になるようなアートハウス作品が地方ではなかなか見る機会がない、そういった文化格差をなんとかしたいので、新作をかけようと思っていました」と明かして「地元でのホン・サンス観た率がものすごく高くて、お互いの映画の解釈や意見の交換を通じてリテラシーがすごく高まったんじゃないかという驚きがありました」と手応えを語る。今後については「今年度はひと月に1回ほどのペースで上映をやっていくつもりです」と述べた。

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