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青木野枝 霧と鉄と山と

20/1/12(日)

無骨な鉄を多用しながらも、開放感と繊細さを感じさせる作品で知られる彫刻家、青木野枝の関東では20年ぶりとなる個展です。日本各地の芸術祭で出会う彼女の作品は、広い自然のなかで美しく輝く作品だと思っていました。けれども! 美術館の展示室内で見る彼女の作品は、野外とはまた違った力強さを見せてくれます。リング状の鉄を天井ギリギリまで積み上げた山、石膏の山は、背後にまっさらな壁があると、その存在感が野外で見るよりずっと増すのです。芸術祭では、いつも周囲の環境と作品のハーモニーを楽しんでいましたが、それだけじゃだめだ、きちんと作品だけもしっかりみなくては、と反省することしきり。展示作品数は決して多くはありませんが、濃密な空間に浸ることができます。

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