7月17日に4カ月遅れで初日を迎えた、宝塚大劇場の花組公演『はいからさんが通る』に続き、東京宝塚場でも、7月31日、待ちに待った公演が再開します。本来なら3月27日に開幕予定だった、星組公演『眩耀（げんよう）の谷～舞い降りた新星～』『Ｒａｙ－星の光線－』です。 この作品は、昨年11月、星組新トップスターに就任した礼真琴と、同時に新トップ娘役になった舞空瞳の本拠地お披露目公演として、今年2～3月に宝塚大劇場で上演。続いて東京公演も開幕しようとしていた矢先、新型コロナウイルス禍で中止になっていました。それだけに、先が見えない不安を抱えながら、ひたすら再開の日を待っていた出演者やファンにとっては、喜びもひとしおだと思います。 前半の謝珠栄作・演出・振付による幻想歌舞録『眩耀の谷』は、紀元前の中国大陸を舞台にした幻想的な歴史ファンタジー、後半の『Ｒａｙ』は、中村一徳が作・演出を手がけたシンギング＆ダンシング・ショーということで、どちらの作品も、歌と踊りを得意とする実力派新コンビの魅力を存分に堪能できる舞台です。