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中村倫也、石橋静河の“瞳”を絶賛! 『人数の町』浴衣姿の完成記者会見開催

ぴあ

20/8/24(月) 16:49

『人数の町』完成記者会見

第1回木下グループ新人監督賞で準グランプリに選ばれた作品『人数の町』が9月4日(金)より全国にて公開される。この度、中村倫也、石橋静河、荒木伸二監督が登壇する完成記者会見が行われ、作品の見どころや、撮影時の様子、会見に集まった記者からの質問に答えた。

『人数の町』は、主演に中村倫也を迎え、令和版『東京ラブストーリー』の石橋、本作で映画初出演となる『ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー』の立花恵理、『映像研には手を出すな!』に出演の山中聡などが顔を揃えた作品。監督・脚本は、CMやMVなどを多数手がける荒木が初の長編映画に挑戦する。

中村、石橋が日本橋福徳神社(宝くじご利益の神社)にて、「大ヒット」ではなく「大当たり」祈願を行った。

大当たり祈祷の感想について中村は「僕の邪念が全てふり払われましたので、今日はつるんとしたコメントしか出なそうです(笑)」とあいさつし、会見冒頭から会場の笑いを誘った。これに対し石橋は「楽しかったです」とニッコリ。

浴衣姿で登場した中村と石橋。シックなカラーの浴衣姿の中村は「数年ぶりの浴衣です。腹の座りがどこだかわからなくてちょっとそわそわしています」、爽やかな藤色にもみじをあしらった浴衣で登場した石橋は「昨年の撮影で着て以来です」と笑みを浮かべていた。これに対し、長編映画初挑戦となる荒木監督は「僕には浴衣が準備されてなかったです。着たかったです」としょんぼり。すると中村がすかさず「新人(監督)さんにはないんですね(笑)」と笑顔でツッコミを入れる場面もあった。

主人公・蒼山哲也役について、中村は「特徴もなく、流されるままに生きてきた男」と解説。続けて「主義がない男だけど、石橋さん演じるヒロイン・木村紅子やさまざまな人と出会うことで変わってどうかわっていくのかが見どころです」と述べた。対して紅子は明確な意思を持っているキャラクター。演じた石橋は「その頑固さで、“町”に馴染めずに、どこかおかしいよということを必死に訴えています。そのあとは……ね(笑)」とネタバレにならないようにキャラクター説明をしなければならない状況に、複雑な表情を浮かべる場面もあった。

注目してほしいポイントについて、中村は「石橋さんの……」としばらくためてから「瞳です」とアピール。その理由は「本当にキレイな瞳なんです。こんなに光が集まる眼球、僕、持ってないですもん」と独特の表現で石橋の瞳の美しさを解説。続けて「紅子の登場で物語が動き、青山も揺さぶられて行く。それが成長なのかどうかわからないけれど、変わるきっかけとなる紅子の登場は見どころですね」と強調した。石橋は大きな意味があるシーンではないと前置きしながら「逃避行して海辺でけだるそうに過ごすふたりのシーンがすごく好きです」と告白。荒木監督は「僕の映画作りの狙いは、画面の中でいろんなものがいっぺんに動いていること。つまり、絶対ここを見て!という注目ポイントを作らないことを心がけました」と映画作りのこだわりを明かしていた。

また、「中村さんと石橋さんは水と火という真逆のタイプだと思いました。さらさらっと流れるように演じる中村さんと、圧力でグッグッ押してくる石橋さんという感じですね」とふたりの印象を語る荒木監督のコメントに「圧が強い女優って言われているよ」と中村がツッコミを入れると、石橋は「なんか嫌だなぁ」と苦い表情を浮かべ、荒木監督がすかさず「タイプが違いすぎると思ったけど、ふたり揃ったらピタッとハマったのですごくうれしかったです」とフォローする場面もあった。

最後の挨拶で荒木監督は「お気を確かに持ってご覧ください」と呼びかけ会場の笑いを誘う。石橋は「おもしろい作品になっているので、映画館に足を運んで観ていただければうれしいです」と笑顔。中村は「映画を観た方の反応が楽しみな作品なので、早く皆さんの感想が聞きたいです」とアピールし、会見は幕を閉じた。

『人数の町』
9月4日(金)より全国公開

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