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ソ連の負の歴史描いた「赤い闇」にデーヴ・スペクター、舛添要一、堀潤らがコメント

ナタリー

20/7/16(木) 15:00

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」に著名人が寄せたコメントが到着した。

実在したジャーナリスト、ガレス・ジョーンズがヨシフ・スターリン統治下のソ連の闇に迫っていく姿を描く本作。「太陽と月に背いて」のアグニェシュカ・ホランドが監督を務め、「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」のジェームズ・ノートンがジョーンズを演じた。

本作にコメントを寄せたのは15名。放送プロデューサーのデーヴ・スペクターは「混沌とする世の中に『Mr.Jones(本作の原題)』から見える真実に納得。ジョーンズ氏はたった一人で共産国の壁を破れるか。フェイクニュース時代に必見!」、国際政治学者の舛添要一は「ヒトラーと並ぶスターリンの独裁が、ポピュリズムの時代を生きる私たちに、報道の自由の大切さを教えてくれる」とそれぞれ述べている。

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」は8月14日より東京・新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国でロードショー。

近藤サト(ナレーター)コメント

ウクライナについて自分があまりに無知であり、さらにそれを補う何物も持ち合わせていないことに私は打ちのめされました。涙も、祈ることすらもためらう恐るべき映画です。

沼野充義(名古屋外国語大学副学長 / ロシア・ポーランド文学者)コメント

封印された恐るべき「大量虐殺」の闇と、それに命がけで迫って真実を伝えようとする若きジャーナリストの勇気。戦慄と感動のドラマに胸が震える

堀潤(ジャーナリスト)コメント

いま、わたしは歴史の分岐点に立っている。分断が排斥と暴力をうみかねない時代だ。権力は隠蔽する。果たしてメディアは機能しているか。「真実には痛みを伴う」。この映画があらためて掘り起こす歴史的事実は、今を伝えるに等しい。観るべきだ。

グレンコ アンドリー(ウクライナ出身の国際政治学者)コメント

20世紀の大悲劇のひとつだった、スターリンによるウクライナ人の大虐殺は、残念ながらまだ世界で十分に知られていません。この真実を分かりやすく伝える素晴らしい作品です。

渡辺祥子(映画評論家)コメント

知りたい。自由が欲しい! すぐれたジャーナリストを突き動かす二つの衝動の結果がもたらす衝撃の事実。
繁栄スターリン体制の裏に隠された真っ赤なウソがここにある。

丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)コメント

フリーランスが特ダネを狙う意味が痛いほどわかる。潜入取材とは実体験に楔を打ち込んでいくような作業だ。
自分が正しい場所に正しいタイミングでいたかどうかは必死で走り抜けた後にしかわからない。

金子恵美(元衆議院議員)コメント

巨大国家の陰謀による迫害、飢餓の実態を暴くため立ち上がった一人の記者。正義感と執念で真実を追求し、明るみにするため最後まで戦い続けた真のジャーナリズムの姿が描かれている。

森直人(映画評論家)コメント

ジョージ・オーウェルの「動物農場」「1984」にバトンを渡した青年の果敢な冒険。彼が旅するスターリニズムの国は権力機構の「構造」そのものだ。サスペンスにはフリッツ・ラングの味もする。

岡部芳彦(ウクライナ研究会会長 / 神戸学院大学教授)コメント

真実を望む者と真実を握りつぶす者。いつの時代でも、どこにでも起こりうる真実の物語。
今の時代に必見の作品。

ピーター・バラカン(ブロードキャスター)コメント

1930年代のソ連の話なのに現在の世の中で起きていることに重なってはっとします。
静かに燃える演技が素晴らしい。

松崎健夫(映画評論家)コメント

国家的建前を是とするために真実を捻じ曲げ、脅迫によって隠蔽を強いられたり、不正や買収がまかり通るような社会。時代を経ても繰り返される愚行に対して、我々の姿勢が問われている。

安田菜津紀(フォトジャーナリスト)コメント

名の知れたメディアだから、ピューリッツァー賞をとった記者だから…
そんな「権威」への盲信を、この映画は打ち砕く。長年封じ込められてきた、最も苦しむ人々の声と共に。

別所哲也(俳優・映画祭主催者)コメント

本物のシネマを観た! この胸騒ぎは何だろう。これは全世界のすべての人間が、情報発信者(ジャーナリスト)らしきモノとなった現代の私達全員が向き合うべきモノガタリだ!

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