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清原惟ら映画監督が「旅愁」を称賛、万田邦敏や今泉力哉登壇のトークショーも

ナタリー

20/10/21(水) 12:00

「旅愁」ポスタービジュアル

10月24日に東京のシアター・イメージフォーラムほかで公開される「旅愁」の応援コメントが到着した。

本作は呉沁遥(ゴ・シンヨウ)による初長編作品。東京で民泊を営む李風と、彼と同居生活を始める画家の王洋、王洋の昔の恋人ジェニーの揺れ動く関係が描かれる。李風を朱賀、王洋を王一博、ジェニーを呉味子が演じ、第20回TAMA NEW WAVEではグランプリと男優賞の2冠に輝いた。

「わたしたちの家」の監督・清原惟は「幸せになることが最終目標じゃなくてもいい、一瞬のきらめきにちゃんと人生が息づいているんだ、ということに気づかされる映画でした」とコメント。「僕の帰る場所」の藤元明緒は「男女三人の愛を巡る旅路が、儚いけどとても心地良くて、こんなにもラストシーンを迎えてほしくないと願った映画は初めてです」と称賛した。呉沁遥が師事した万田邦敏は「彼らを見つめ、彼らの物語を紡ぎ出した監督と、彼らを演じたキャストたちの感受性が見事で、題材との1回限りの化学反応が起きたんだね」と述べている。

またこのたび、本作の公開を記念した舞台挨拶とトークショーがシアター・イメージフォーラムで開催決定。初日となる10月24日には朱賀、王一博、呉沁遥が登壇し、25日には万田と映画プロデューサーの市山尚三、27日には今泉力哉と文筆家の佐々木ののかが参加する。チケットは各回3日前から劇場の公式サイトで販売されるほか、劇場窓口での直接購入が可能だ。

清原惟(映画監督)コメント

みんなそれぞれ独りきりだけど、孤独なままで肩を寄せ合うことはできる。そんな風にしかいられない愛おしい人たちの姿が、ずっと心に残っています。幸せになることが最終目標じゃなくてもいい、一瞬のきらめきにちゃんと人生が息づいているんだ、ということに気づかされる映画でした。

長谷川敏行(SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 プログラミング・ディレクター)コメント

李風が王洋にかける「君の絵で俺の民泊を飾ってくれよな」という言葉。
なんて美しい愛の告白なのだろう。
異国の街で何者にもなれず、孤独を受け入れ暮らしてきた李風の、精一杯の熱情の迸り。
その感情の行く末に、しみじみと涙させさられた。

藤元明緒(映画監督)コメント

男女三人の愛を巡る旅路が、儚いけどとても心地良くて、こんなにもラストシーンを迎えてほしくないと願った映画は初めてです。三人の嘘が全くない等身大の演技が紡ぐ奇跡的なシーンの連続は、どうやって撮ったのかこっそり教えてほしいです。

まつむらしんご(映画監督)コメント

三人で旅に出ない方が良いと言われた事がある。
もめるから。
三人で恋をしない方が良いと言われた事はない。が、もめるだろう。
旅も恋も目的より衝動が最優先だ。でも衝動は時に残酷だ。
小さなテントの中で三人の残酷な恋が放つ光は、あまりにも美しかった。

万田邦敏(映画監督)コメント

ああ、哀しいなあ。切ないなあ。異邦人って、こんなに多感なんだね。いや、彼らを見つめ、彼らの物語を紡ぎ出した監督と、彼らを演じたキャストたちの感受性が見事で、題材との1回限りの化学反応が起きたんだね。だから、見終わった後はこの上なくやるせないけど、とても幸せです。

山田由梨(劇作家・演出家・俳優)コメント

迷いながら、揺れ動きながら、異国の地で、三人の若者の人生が重なり合ってしまう。危なっかしくて、切ない、もう2度と訪れない瞬間を覗き見た。

「旅愁」公開記念トークイベント

東京都 シアター・イメージフォーラム

2020年10月24日(土)初日舞台挨拶

<登壇者>
朱賀 / 王一博 / 呉沁遥(リモート出演)

2020年10月25日(日)トークショー

<ゲスト>
万田邦敏 / 市山尚三

2020年10月27日(火)トークショー

<ゲスト>
今泉力哉 / 佐々木ののか

※各回20:45の回上映後に実施

(c)旅愁 WUQINYAO2019

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