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「ヤマト2202」最終章、小野大輔が試写での涙バラされ「全部今日で報われた」

ナタリー

19/3/2(土) 21:59

前列左からシリーズ構成の福井晴敏、森雪役の桑島法子、古代進役の小野大輔、島大介役の鈴村健一、監督の羽原信義。後列左から桐生美影役の中村繪里子、クラウス・キーマン役の神谷浩史、アベルト・デスラー役の山寺宏一、ズォーダー役の手塚秀彰。

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章『新星篇』」の上映記念舞台挨拶が、本日3月2日に東京・丸の内ピカデリーにて行われ、キャストの小野大輔、桑島法子、鈴村健一、山寺宏一、神谷浩史、手塚秀彰、監督の羽原信義、シリーズ構成の福井晴敏が登壇した。

アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメイク作品である「宇宙戦艦ヤマト2199」のその後を全7章構成で描く「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」。シリーズ最終章となる本作では、ガトランティスを滅ぼす力“ゴレム”を奪取するべく、都市帝国中枢へと突撃するヤマトの戦いが描かれる。

本日の舞台挨拶は、桐生美影役の中村繪里子がMCを担当。中村から、映画の試写後に泣いていたことを暴露された古代進役の小野は「作品に関わっていると客観的に観れないので、泣くことってなかなかないんですよ。だから僕も不思議で……なぜか涙があふれてくるんです」と思いを語る。そして「古代としてはつらいことが多く、それが全部今日で報われた感じで。特に第七章では仲間のことが描かれるので……。恥ずかしいんで、バラさないでください」とほほえんだ。

森雪役の桑島は「小野くんがこんなに涙もろいとは……。試写で、ずっと泣いてるから(笑)」と明かし、小野から「でも、泣くでしょう?」と返されると大きくうなずく。「私は(前作にあたる)『2199』からこの作品と関わってきて、アフレコがない時期も『ヤマト』が頭の片隅にある生活を送ってました」と述懐し、「『2202』で再スタートさせていただいて、またヤマトに乗ることができた。でもこれが最後なんだと思ったらとても寂しくなって……とても受け止めきれなくて」と思いを吐露する。続けて、「でも今日、皆さんの前で挨拶をしたら、これでひと区切りなんだと実感が湧いてきました。またヤマトがない暮らしに、戻っていくんだなというくらい大きな作品です」と心境を述べた。

「アフレコのときは、本当に真っ白で、ずーっと白色彗星にいる感じだったので(笑)。いろんなイマジネーションを働かせながらアフレコしていた」と振り返る島大介役の鈴村は、「全部内容を知ったうえで観たんですが、こんなにすごかったんだと感動しました。素晴らしい仕上がりなので、期待していただいて大丈夫です」と太鼓判を押す。そして、「白いのを肯定するわけではないですが(笑)、それはそれで新たな効果が生まれているのかもしれない」と笑顔で語る。

アフレコに2年以上の時間を費やした本作について、クラウス・キーマン役の神谷は「短い時間に集中して熱量を込める作品も素晴らしいですが、じっくりと信頼関係を育んでエンディングにたどり着けたのがよかったです」と振り返る。そして、アベルト・デスラー役の山寺と芝居ができた喜びを語った。山寺は「中学生の頃から『ヤマト』のファンで、デスラーも大好きだったのでとにかくプレッシャーだった」と明かし、「最初は、自分がちゃんとデスラーをやれているかってことばかり気にしてたんですが、終わってみると自分なんかどうでもよくて。とにかくこの物語に参加できてよかったというのが一番です」と感慨にひたる。

終盤には、羽原と福井からサプライズでキャスト陣への花束が贈られた。小野は「胸がいっぱいで何を伝えていいのか……感謝でいっぱいです」と礼を述べ、「最初はプレッシャーだけだったんですけど、偉大な作品を僕たちの世代が演じることの意味をたくさん考えました。ただただ『ヤマト』の旅路をなぞるわけではなく、今この時代に生きる僕たちの熱量、魂でこの船を進められたことを誇りに思っています」と思いを吐露。さらに、「僕らもそうですが、皆さんもヤマトクルーです」と観客に投げかけた。

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章『新星篇』」は、全国35館の劇場で期間限定上映中。

(c)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト 2202 製作委員会

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