「蒲田前奏曲」の新キャスト13名が明らかに。あわせて予告編がYouTubeで解禁された。

本作は中川龍太郎、穐山茉由、安川有果、渡辺紘文という4人の監督が各々の手法で短編を手がけた連作長編。売れない女優マチ子のまなざしを通して、女性が人格をうまく使い分けることが求められる社会への皮肉を描く。「飢えたライオン」の松林うららが自身の地元である東京・蒲田を舞台にプロデュース。松林のほか、伊藤沙莉、瀧内公美が出演するのは既報の通りだ。

弟から彼女を紹介されショックを受けるマチ子を描いた「蒲田哀歌」に古川琴音と須藤蓮、蒲田温泉でマチ子と友人たちが心も体も丸裸になっていく「呑川ラプソディ」に福田麻由子、川添野愛、和田光沙、葉月あさひ、山本剛史、あるオーディションで最終選考に残ったマチ子を描く「行き止まりの人々」に大西信満、吉村界人、二ノ宮隆太郎、近藤芳正、マチ子が実家のある栃木・大田原で映画監督と出会う「シーカランスどこへ行く」に久次璃子と渡辺が出演する。

「呑川ラプソディ」でドラマ「女王の教室」以来、伊藤と15年ぶりの共演を果たした福田。彼女は「私が演じた麻里という女性の切実な気持ちに触れたときに、自分が今まで知らなかった生き方をひとつ知った気がしました。必死に生きている女性たちひとりひとりが愛おしい作品です」と語っている。古川のコメントも下記に掲載した。

「蒲田前奏曲」は9月25日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、キネカ大森ほか全国で順次ロードショーとなる。MotionGalleryで実施中のクラウドファンディングはすでに目標金額の100万円を達成。引き続き9月23日23時59分まで支援可能だ。

古川琴音 コメント

撮影前も中も後も、ちゃんと中川監督の持つイメージを表現出来たのか、とても不安でした。台本を初めて読んだ時、セツ子の掴みどころのなさや、物語の制限の無さにしばらく混乱していましたが、監督から映像詩というヒントをもらって、幽霊なのだからその名の通り漂ってみようと思いました。短い期間で作りあげた作品ではありますが、チャレンジの多い作品になりました。お客さんの感想が全く想像つかず、どきどきしています！

(c)2020 Kamata Prelude Film Partners