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乃木坂46 齋藤飛鳥&梅澤美波&山下美月「ファンタスティック3色パン」初披露への期待 『映像研』と3人の関係性から考察

リアルサウンド

20/9/21(月) 9:00

 本日9月21日19時から放送される『CDTVライブ!ライブ!秋のリクエストフェス!ラブソング4時間SP』。エレファントカシマシ、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、V6、EXIT×スカイピースといった多彩なゲストと並んでラインナップされている乃木坂46だが、発表されたクレジットをよく見ると、表記は“乃木坂46(齋藤飛鳥・梅澤美波・山下美月)”となっている。そう、今回の放送では彼女たちが主演を務め、9月25日にいよいよ公開となる映画『映像研には手を出すな!』(以下、『映像研』)の主題歌でもある「ファンタスティック3色パン」が初パフォーマンスされるのだ。

 『映像研』で齋藤はアニメーション制作を夢見る、浅草みどりを演じる。原作漫画、アニメを通してすでにそのキャラクターは広く認知されているが、とにかくクセが強く、喜怒哀楽の表現が激しいのが特徴だ。乃木坂46の齋藤飛鳥を知る多くの人は、当初彼女のクールで感情をあまり表に出さない性格と、浅草みどりという役どころのギャップに驚いたはず。だが、『映像研』、そして浅草みどりは「殻を破るきっかけになった」と齋藤自身は語る(参照)。安部公房から手塚治虫まで、ジャンル問わず本を読む読者家な齋藤は、作品と向き合うことで自分自身と出会い、その度に成長していく。今回のTVパフォーマンスでは齋藤飛鳥と浅草みどり、両方の姿を見ることができるはずだ。

 そんな齋藤が『映像研』を通して距離を縮めたのは自分自身だけではない。グループでは1期生である齋藤と、3期生である梅澤、山下はこの作品を通して、純粋にその仲を深めたことを様々な場で口にしている。作中、梅澤はプロデューサー的なポジションを担い、突出した才能を持つ他2人を巧みにコントロールする金森さやかを、山下はカリスマ読者モデルでありながらアニメーター志望で、キャラクターの動きに異常なこだわりを持つ水崎ツバメをそれぞれ演じる。1期生と3期生というキャリアの差はあるが、『映像研』では芝浜高校1年生=同級生として絡む上で、いかにその期生の壁を超えられるのかも重要な課題だったはずだ。

9.25(金)公開 映画『映像研には手を出すな!』本予告第二弾【公式】

 先に結論から言えば、そんな期生の壁は今では綺麗に取り払われ、3人の間には良い関係性が築かれているようだ。乃木坂46のメンバー間の仲の良さは今さら説明するまでもないが、その仲の良さは楽曲を歌うメンバーの選定基準であったり、またはライブパフォーマンスにも直接影響を与えている。結成当初はヤングにカテゴライズされた齋藤だが、今では年齢など関係なくグループの先導者の一人として数えられ、与えられる側ではなく与える側として存在している。そして4期生を迎えた今、梅澤と山下も1・2期生の背中を追う立場から、仲間を迎え入れる立場へとそのポジションが変化しており、奇しくもそんな3人の状況の変化が『映像研』での関係性にもフィットしているように思う。

 ちなみに、3人の間に期生の壁がない証拠として、映画&ドラマ『映像研には手を出すな!』公式Instagramでは、撮影中の楽しいスキンシップの様子を見ることができる。先輩の齋藤にちょっかいを出す梅澤と山下の姿はもちろん、乃木坂46の活動ではあまり見せない表情を齋藤自らがオープンにしているのも確認できるので、ぜひこちらもチェックしてもらいたい。

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正解は「干し芋」でした! 大袈裟ではなく本当に我々、毎日食べておりました。 これをみんなでアルミホイルの上で焼いて食べるのが、最高なのです。 勿論焼くのはマネージャーさんと梅と山! 誰が1番先輩なんでしたっけ? と聞くと丁度良く焼けた芋が手元に届きます。 恵まれた環境に生きているなぁ..! 大変有難う。 ん? 山下が焼いてくれた姿はあまり記憶にないぞ? (東宝の上野) #映像研には手を出すな #映像研  #乃木坂46 #齋藤飛鳥 #山下美月 #梅澤美波 #eizouken

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 今回『CDTVライブ!ライブ!』にて披露される「ファンタスティック3色パン」は、今年3月にリリースされた乃木坂46の最新シングル『しあわせの保護色』通常盤に収録。卒業する白石麻衣が最後にセンターを務めた表題曲のほか、90年代のバブリーな雰囲気でネットを中心に話題となった4期生曲「I see…」も収められたシングルにて、「ファンタスティック3色パン」は『映像研』というトピックがあるにしても、他のカップリングと比べて少しばかり浮いたような印象もあった。

乃木坂46「ファンタスティック3色パン」

 ただ、リリース直後は『映像研』とセットで聴かれていたであろう楽曲は、新型コロナウイルスの影響で映画が公開延期(当初は5月15日公開)となったことで、本筋とは違う印象を纏ったように感じる。「ファンタスティック3色パン」とタイトルからして『映像研』を想起させるが、この延期された4カ月間で“乃木坂46としての楽曲”の色が濃くなり、齋藤・梅澤・山下、3人が歌う地に足ついたユニット曲として、しっかり成立している。だからこそ、いま一度浅草・金森・水崎を意識して見る「ファンタスティック3色パン」が画面を通してどんな風に響くのか、今から楽しみで仕方がない。

 先日、LINE LIVEにて配信された『乃木坂46・久保史緒里の乃木坂上り坂』にゲスト出演した梅澤は、「ファンタスティック3色パン」にて「山下(の声)がちょっとツバメちゃんっぽいの!」と語っていた。楽曲をレコーディングしたのが映画を撮影した直後だったそうで、「ちょっと(ツバメが)乗り移っちゃっている」と、新たな聴きどころも明かしてくれた。そんな裏事情も頭に入れた上で楽曲を楽しむのも面白い。

 乃木坂46の歴史においても、いわゆるユニット曲が地上波の生放送で披露されるのは、とても貴重なこと。齋藤飛鳥/浅草みどり、梅澤美波/金森さやか、山下美月/水崎ツバメの3人が一体どんな形で作品から飛び出して「ファンタスティック3色パン」を披露するのか、要チェックだ。

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