心理テストで今のあなたがまる分かり！ 映画パーソナリティ伊藤さとり
毎月連載
第34回
“招き猫”はご利益があると言われ、開店祝いの贈り物にも人気です。右手を上げていれば“金運を招く”、左手を上げていれば“人を招く”と言われている置物。
猫はネズミの駆除もしてくれる人間にも助かる生き物。さらにしなやかな身体で障害物をすり抜け、高いところから飛び降りることもできる達人なのです。
今回の心理テストで分かること。それは“今のアナタが持つ、人に影響を与える魅力的な力”。そして、それによってピンチをチャンスに変える方法が分かります。
Aを選んだアナタは
“人を幸せにする使者”
白は幸せを呼ぶ招き猫の象徴であり、アナタは人を幸せにする使者です。ネガティブな感情を手放すほど心穏やかに明るく輝き、「会うと元気をもらえる」と言われる存在に。
“歩く招き猫”化したアナタは、人と話すほどエネルギーが循環され、アナタと話した人も自分に自信を持てるので、アナタに感謝するでしょう。幸運の鍵は“浄化”。日々、心の掃除を忘れなければ吉報が。
そんなアナタにオススメの映画は『Arc アーク』。不老不死を手に入れた世界で芳根京子扮する主人公の人生を通して感じる“生きる”意味とは。見事な映像美に魅せられ、登場人物の言葉から、自分にとっての生き甲斐に気づけるかも。
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Bを選んだアナタは
“変幻自在な魔法使い”
黒猫は魔法使いの助手とも言われ、アナタは変幻自在に姿を変えられる魔法使いです。固定概念を捨ててしまえば心は解放され、“才能豊か”な人と見られるように。
ひとつのことだけを突き詰めるのではなく、さまざまなことにチャレンジしてみることで、アナタの新たな才能に気づいた人から声がかかります。幸運の鍵は“柔軟”。どんなこともやってみなければ分かりません。
そんなアナタにオススメの映画は『トゥルーノース』。北朝鮮の収容所に送られてしまった少年の目から見た社会の理不尽とは。事実だからこそ実写化は難しく、アニメーションで多くの世代に届けようとした監督の発想に拍手と称賛。
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Cを選んだアナタは
“人を惹きつける個性”
青い猫は摩訶不思議な印象で妖魔的であり、アナタの個性が人を惹きつけます。人目を気にすることをやめ、表に出るようにすれば魅力が開花し、“記憶に残る人”として人から連絡がよく来るように。
自分を過小評価せずに、弱音も呟くことで、アナタに共感する人や支えようとする人も出てきます。幸運の鍵は“思いを伝える”。やりたいことがあれば口に出して言ってみるのが吉。
そんなアナタにオススメの映画は『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』。山﨑賢人が愛猫と妹を救うために時空を旅するファンタジー。何かに夢中になっている人は魅力的で、誰かと力を合わせることで世界は変えられると気づかされます。
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Dを選んだアナタは
“アイデアを生み出す達人”
黄色（金色）は金運を呼ぶ猫であり、アナタはアイデアを生み出す達人です。忙しさを理由にするのをやめ、思いついたらすぐ行動をすれば、“有言実行”の人と言われて他者のお尻にも火をつけるきっかけに。
面白いことを形にしてみたら人に喜ばれたり、ゆくゆくは金銭がもらえる可能性も。幸運の鍵は“創造力”。どんなことでも脳から生み出せば唯一無二なのです。
そんなアナタにオススメの映画は『Mr.ノーバディ』。うだつのあがらない父親が、幼い娘のブレスレット奪還のために暴れまくる痛快アクション。観たことがありそうな話なのに驚くほど面白い！ 脳に刺激を与えてくれること間違いなし。
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Eを選んだアナタは
“アナタ自身の愛”
赤猫は愛と情熱を意味し、アナタの愛が開運を招きます。怒りが生まれても原動力に変えてしまえば、“愛の人”として人に信頼されます。
好きな人を応援する褒め上手なアナタに、友達や家族も絶大な信頼を持っています。他人の良いところを見つける名人なので、アナタの褒め言葉で人が救われます。幸運の鍵は“誠実”。どんなときでも大切なのは心に嘘をつかないこと。
そんなアナタにオススメの映画は『リカ ～自称28歳の純愛モンスター～』。真実の愛を求めた挙句、殺害してしまうサイコパス女性の予測不能なサスペンス。高岡早紀演じるぶっ飛んだリカの名言には納得。この面白さはクセになる。
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猫の特殊能力を知っていますか？〜『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』
“セラピードッグ”という言葉は知られ始めているとは思いますが、詳しく説明すると、人の心を癒すアニマルセラピーを用いた、人を癒すトレーニングを受けた犬のことです。
老人ホーム、障がい者施設、養護施設などへ行き、触れ合いを通じて生きるパワーを得てもらおうとする活動です。
ではアニマルセラピーの動物は犬だけなのか？
いえいえ、そんなことはなく、馬だって猫だって“癒しパワー”を持っております。
ちなみに三木孝浩監督の最新作『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』には猫が登場。
映画の原作となったロバート・A・ハインラインのSF小説にも猫は登場するのですが、ハインラインが当時飼っていた猫ピクシーからキャラクターが生まれたと言われています。
映画では癒しパワーを持つイケメン俳優・山﨑賢人さんが、若き天才ロボット開発者に扮し、信じていた人に裏切られ、冷凍睡眠装置“コールドスリープ”に入られたことで期せずして未来へ。
愛する猫と妹のような存在の璃子（清原果耶）を救うために、過去を変えようと飛び回るタイムトラベルファンタジーとなっています。
青春ドラマでありながら、サスペンスあり、アクションあり、ほのかな恋心に胸がチクッとし、未来の世界の登場人物たちにもクスッとしながらラストまで一気に楽しめるエンタテインメント作品なのでオススメ。
特に冒頭から飼い猫ピートのフォルムにノックアウトされ、勇敢なシーンに釘づけになります。
丸みを帯びた柔らかな肉体を持つこの猫は、とても穏やかで人に撫でられても逃げずに、膝の上にもちょこんと座れる理想のセラピーキャットタイプ。
映画の主人公のような研究者とも相性が良く、静かにジッと見つめ、寄り添ってくれるので無心になって仕事も進むはず。
ちなみに猫が合う人間のタイプには、あまり動かず、物静かな人と言われ、アニマルセラピーでは“老人”との相性も抜群だそうです。
柔らかい温もりが疲れた人や寂しい人の心を癒すと言われるキャットセラピー。
ゴロゴロと喉を鳴らす音も、人間の緊張をほぐす副交感神経を優位にしてくれるのでリラックス効果あり！ 猫ってすごいパワーを持っているんです。
劇中でも猫の名演技の数々に目が離せなくなります。あ、もちろん、山﨑賢人さんの真っ直ぐな瞳と、清原果耶さんの健気な姿に癒されることは間違いないですっ。
伊藤さとり(いとう・さとり)
邦画＆洋画の記者会見や舞台挨拶を週5回は担当する映画MCであり、年間500本以上は映画を見る映画コメンテーター。TSUTAYA店内放送「WAVE-C3」で新作DVD紹介のDJ、ケーブルテレビ無料放送チャンネル×ぴあ映画生活×Youtube：動画番組（俳優と対談）「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、雑誌「シネマスクエア」コラムや、デイリースポーツでスターの魅力コラム連載、スターチャンネルで映画紹介他、TV、ラジオ、雑誌、WEBなどで映画紹介のレギュラーを持つ。心理カウンセリングも学んだことから映画で恋愛心理分析や心理テストも作成。
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