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顔を失った男が詐欺企てる「天国でまた会おう」予告編、美しい仮面の数々も

ナタリー

18/12/18(火) 11:00

「天国でまた会おう」新場面写真

2018年度のセザール賞で5部門を受賞したフランス映画「天国でまた会おう」の公開日が、3月1日に決定。新場面写真が到着し、YouTubeにて予告編も公開された。

ピエール・ルメートルによる同名小説を、アルベール・デュポンテルが監督と主演を兼任して映画化した本作。戦場で死にかけた男2人が国を相手に企てる大胆な詐欺計画と、その裏に秘められた物語を描き出す。画才に恵まれながら戦争で顔に重傷を負った御曹司エドゥアールをナウエル・ペレーズ・ビスカヤート、戦争で職も恋人も失った小心者アルベールをデュポンテルが演じた。

このたび公開された予告編は、自分の顔を仮面で隠すエドゥアールと、その仮面の美しさに目を奪われるアルベールの様子からスタート。2人は共同生活を始め、エドゥアールの思いを通訳する少女もそこに加わる。そんな中、ある新聞記事をきっかけに、エドゥアールが詐欺計画を思いつく。後半では美しい仮面の数々や、アルベールのかつての上官プラデル、罪状を読み上げていく少女、エドゥアールに迫る父の追っ手を捉えた映像がめまぐるしく展開していく。

デュポンテルは、この原作を映画化した理由を「巧みに隠された現代に対する風刺だと思ったからだ。すべての登場人物には驚くほどの現代性があり、金銭欲が強くて貪欲な少数の人々が世界を支配し、真面目に生きてきた多くの人たちを苦しめているのは、まさに今の世界の状況だ。そして親子関係や友情など普遍的な物語もある。物語にはリズムとサスペンスがある。これらのすべての要素がぜひ自分の手で映画化したいと思わせたんだ」と語っている。

「天国でまた会おう」は東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

(c)2017 STADENN PROD. - MANCHESTER FILMS – GAUMONT – France 2 CINEMA (c)Jerome Prebois / ADCB Films

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