若手俳優たちが、思い出深い過去の出演作と、自身に影響を与えた映像作品を紹介する動画連載「私の1本、私を作った1本」。第13回には、「ミスミソウ」「君が世界のはじまり」「街の上で」といった話題作への出演が続く新進女優・中田青渚が登場する。“私の1本”には主演・吉岡里帆の演技に感嘆したという「見えない目撃者」をセレクト。そして“私を作った1本”として、大好きなジブリ作品の中から「もののけ姫」について語ってくれた。

文 / 浅見みなほ

中田青渚の“私の1本”

「見えない目撃者」

韓国映画「ブラインド」をリメイクした、2019年公開のサスペンススリラー。自らの過失で弟を失ったうえに失明し、警察官への夢も閉ざされたヒロイン・なつめが、女子高生連続殺人事件の真相を追うさまがつづられる。「リトル・フォレスト」の森淳一が監督し、吉岡里帆がなつめを演じた。中田は、犯人に誘拐される女子高生レイサ役で出演した。

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中田青渚の“私を作った1本”

「もののけ姫」

宮崎駿が監督した、スタジオジブリの1997年公開作。自然と人間の関係をテーマに、タタリ神に呪いをかけられてしまった若者アシタカと、山犬に育てられた“もののけ姫”ことサンの物語が描かれる。松田洋治がアシタカ、石田ゆり子がサンに声を当て、田中裕子、小林薫、西村雅彦（現：西村まさ彦）、美輪明宏、森光子、森繁久彌らも声優として参加した。

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中田青渚

2000年1月6日生まれ、兵庫県出身。2014年に「第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014」を受賞。主な出演作に「3月のライオン 後編」「写真甲子園 0.5秒の夏」「ミスミソウ」「見えない目撃者」などがある。2020年3月には坂本欣弘監督作「もみの家」が公開された。7月31日公開のふくだももこ監督作「君が世界のはじまり」、2021年春公開の今泉力哉監督作「街の上で」にも出演している。