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三井記念美術館恒例、年末年始の特別公開! 『国宝 雪松図と明治天皇への献茶』

ぴあ

19/12/22(日) 0:00

国宝 雪松図屏風(左隻) 円山応挙筆 6曲1双 江戸時代 北三井家旧蔵

三井記念美術館では『国宝 雪松図と明治天皇への献茶』展を2020年1月30日(木)まで開催。年末年始恒例の円山応挙《国宝 雪松図屏風》の展示に合わせ、三井家が明治天皇へ行った献茶の際の茶道具を中心に、天皇や皇室にかかわる品々が展示される。

江戸時代以来、約350年におよぶ三井家の歴史の中で収集され、伝えられてきた日本・東洋の美術品を収蔵する三井記念美術館。

毎年、年末年始は同館の誇る円山応挙筆《国宝 雪松図屏風》を公開するとともに、新春にふさわしい企画展示が行われる。

今回は令和元年にちなみ、館蔵品の中から天皇や皇室にかかわる作品を紹介。その中心となるのが、1887(明治20)年、京都博覧会において三井家が明治天皇への献茶を行った際に使用した茶道具だ。

この時、抹茶席では三井家の当主・高朗とその息子の高棟が亭主となり、表千家の碌々斎の点前で献茶が行われたという。六畳の囲い屏風には円山応挙の雪松図屏風、床には藤原定家の小倉色紙、茶碗には和全作の金襴手天目など、献茶で使用された北三井家伝来の名品が展示される。

また、献茶の茶道具だけでなく、皇室の菊の御紋章にちなみ菊をデザインした茶道具や工芸品、皇室の保護を受けた美術・工芸家である帝室技芸員の作品、奈良から江戸時代までの天皇にかかわる古筆切、さらに北三井家の当主が描いた絵画なども紹介。

《国宝 雪松図屏風》は全期間展示されるほか、国宝の志野茶碗《銘卯花墻》も茶室「如庵」を再現した展示ケースにて例年通り展示される。

令和改元の新春にふさわしい三井記念美術館の誇る名品の数々を、一年の締めくくりに、また、新しい年の始めに、堪能してみてはいかがだろうか。

【開催情報】

『国宝 雪松図と明治天皇への献茶』
12月14日(土)〜2020年1月30日(木)まで三井記念美術館にて開催

【関連リンク】三井記念美術館

桐木地菊置上茶箱 1箱 江戸時代 北三井家旧蔵
国宝 志野茶碗 銘卯花墻 桃山時代 室町三井家旧蔵
日の丸釜 与次郎作 1口 桃山時代 北三井家旧蔵
御所丸茶碗 1口 朝鮮時代 北三井家旧蔵
稲菊蒔絵鶴卵盃 柴田是真作 1対 明治時代 北三井家旧蔵
九郎義経 安田靫彦筆 1幅 昭和17年(1942) 室町三井家旧蔵
三井好 都のにしき「朝の雪」 水野年方画 13枚の内1枚 明治時代 個人旧蔵
重要文化財 古筆手鑑「たかまつ帖」より「大聖武」 伝聖武天皇筆 1葉 奈良時代 北三井家旧蔵
草花図剪綵 三井高朗作 2曲1隻 明治時代 北三井家旧蔵

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