若手俳優たちが、思い出深い過去の出演作と、自身に影響を与えた映像作品を紹介する動画連載「私の1本、私を作った1本」。第12回には神尾楓珠が登場！ 「これでうまくできなかったらこの先はない」というほどの覚悟でオーディションに挑み、芝居の楽しさを知ることができた“原点”として挙げるドラマや、生きることの難しさを感じさせられたという細田守のアニメーション映画について語ってくれた。

文 / 田尻和花

神尾楓珠の“私の1本”

ドラマ「恋のツキ」

新田章による同名マンガを実写化した、2018年放送の連続ドラマ。31歳の主人公・平ワコが“目先の結婚”と“焦がれるような恋愛”の間で揺れ動くさまを切り取る。徳永えりがワコ、渡辺大知が同棲中の彼氏・青井ふうたを演じ、神尾はワコがバイト先で出会う高校生・伊古ユメアキ役で参加した。監督を務めたのは森義仁、酒井麻衣、松本花奈、桑島憲司。

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発売元：「恋のツキ」製作委員会
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神尾楓珠の“私を作った1本”

「おおかみこどもの雨と雪」

細田守が手がけたオリジナル長編第2作で、2012年に公開されたアニメーション映画。“おおかみおとこ”と恋に落ちた人間の女性・花と、その子供たちがそれぞれ生きる道を選択していくさまを描く。声のキャストには宮崎あおい、大沢たかおのほか、黒木華、染谷将太、谷村美月、麻生久美子、菅原文太らが名を連ねた。

※宮崎あおいの崎は立つ崎（たつさき）が正式表記

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神尾楓珠

1999年1月21日生まれ、東京都出身。2015年にドラマ「母さん、俺は大丈夫」で俳優デビュー。主な出演映画に「兄に愛されすぎて困ってます」「うちの執事が言うことには」「HiGH&LOW THE WORST」があり、ドラマ「恋のツキ」「3年A組―今から皆さんは、人質です―」「左ききのエレン」「鈍色の箱の中で」などにも参加した。7月10日に出演映画「私がモテてどうすんだ」が封切られるほか、2020年公開作には「転がるビー玉」「裏アカ」がある。