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演劇集団Ring-Bong「みえないランドセル」開幕、“児童虐待”テーマにコロナ禍の人々描く

ナタリー

21/5/14(金) 11:30

演劇集団Ring-Bong 第9回公演「みえないランドセル」より。(撮影:石崎五義雄)

演劇集団Ring-Bong「みえないランドセル」が昨日5月13日に東京・こまばアゴラ劇場でスタートした。

文学座の俳優・山谷典子が台本を担う演劇ユニット・演劇集団Ring-Bongの「みえないランドセル」は、当初1・2月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で見送られていた。

藤井ごうが演出を務める本公演では、児童虐待をテーマに、コロナ禍で出産したシングルマザーの遥とその赤ん坊、2人を心配する助産師・雪の姿が描かれる。出演は寺田路恵、水野あや、飯田邦博、山口雅義、辻輝猛、鬼頭典子、中山万紀、堤匡孝、秋田遥香、清水颯子、山田悠貴、高瀬あい。山谷は「2年前から準備していた」という本作の開幕に際し、「稽古場で積み重ねてきたものをお客様にお見せできることになり、あとは無事に千秋楽まで公演をすることを願いつつ全力疾走です」と感慨を述べ、「芸術は、演劇は、物語は、心の癒しとなることを信じ、今回の上演をお客様に届けたいと思います」と決意を語った。

公演は5月23日まで。上演時間は休憩ありの2時間30分を予定している。

山谷典子 コメント

「みえないランドセル」は、企画から考えると2年前から準備をしていました。当初予定していた1月の公演を第二次緊急事態宣言と、年末の感染者爆発のために中止。5月に延期できることになり、上演に向けて稽古を始めたら第三次緊急事態宣言。そして、緊急事態宣言延長。劇場への規制が緩和されるのかどうか、中止になった場合、延期になった場合、ステージ数が減った場合……すべてのパターンの準備をしながら、政府と東京都の発表に耳をそばだてる一週間を過ごしました。

2年間の努力が無駄にならず、稽古場で積み重ねてきたものをお客様にお見せできることになり、あとは無事に千秋楽まで公演をすることを願いつつ全力疾走です。

「初日の幕が開く」

今まで当たり前だったのですが、特別なことのように感じています。

この作品は、コロナ禍に振り回される市井の人々を描いています。

演劇集団Ring-Bong 第9回公演「みえないランドセル」

2021年5月13日(木)~23日(日)
東京都 こまばアゴラ劇場

作:山谷典子
演出:藤井ごう
出演:寺田路恵、水野あや、飯田邦博、山口雅義、辻輝猛、鬼頭典子、中山万紀、堤匡孝、秋田遥香、清水颯子、山田悠貴、高瀬あい

※キャプションの石崎五義雄の「崎」は立つ崎が正式表記。

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