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欅坂46は、メンバーにとって”自分を発見できる場所”に 『別冊カドカワ 総力特集』から考察

リアルサウンド

19/8/7(水) 7:00

 8月7日にシリーズ第3弾となる『別冊カドカワ 総力特集 欅坂46 20190807』が発売する。

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 同誌はこれまで、メンバーの渡邉理佐が表紙を飾った第1弾が2018年7月に、平手友梨奈が表紙を飾った第2弾が同年9月に発刊され、いずれもファンの間では必携の内容として評価されていた。今回は2019年になってからは初の刊行というのもあり、その中身に期待が高まっている。

 同シリーズの第1弾では、グループ内ユニットに焦点をあてつつ、「欅坂46”モデル”としてのインパクト」と題してファッション誌の担当編集者の言葉を頼りに、欅坂46のイメージ像を独自の角度から浮かび上がらせる特集を組んでいた。このように、グループには多くの側面があればあるほど企画する切り口も増え、特集は面白くなる。第2弾では小説家の綾辻行人、振付師のTAKAHIRO、振付ユニットのCRE8BOYにインタビューを敢行。クリエイティブな要素も注目されているグループだからこそ可能な企画だろう。

 そして、今回の新刊では「全ラジオ番組潜入記」と題して、メンバーらが毎週パーソナリティーやアシスタントを務める各ラジオ番組へ潜入したという。

 例えば、現在尾関梨香がパーソナリティを務める『欅坂46 こちら有楽町星空放送局』(ニッポン放送)や、月曜日に欅坂46のメンバーが交代で出演する『ゆうがたパラダイス』(NHK-FM)。他にも『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)は、とーやま校長と同番組内のコーナー「GIRLS LOCKS!」の3週目パーソナリティを担当する平手。『レコメン!』は菅井友香、オテンキのりの二人。『ザ・ヒットスタジオ』(毎日放送)は火曜日のパーソナリティである吉田照美と、アシスタントを務める小池美波。『ちょこっとやってまーす!』(毎日放送)はレギュラー出演している尼神インターと土生瑞穂の二人、と完全網羅した盛りだくさんの内容になりそうだ。

 喋り手としての彼女たちにスポットライトを当てることで、あまり喋らないイメージを持たれている彼女たちの”真逆”の一面、あるいはトークに対して積極的に努力している姿を感じ取ることができるのではないか。

 さらに、特別対談として北川景子と平手友梨奈の対談も掲載されるという。平手は昨年、映画『響-HIBIKI-』の主演を務め、数々の映画賞の新人賞を受賞したのも記憶に新しい。多くのメディアで仲睦まじい様子を見せていた二人というのもあり、普段ファンの前では見せないような、グループの外での顔を垣間見ることができるはず。アイドルとしての彼女の人気は言うまでもないが、”女優としての平手友梨奈”の魅力を今一度再確認できる良い機会となるだろう。

 こうした企画は、単に歌って踊るだけではない、マルチな活動を見せている彼女たちだからこそ成立する。モデルや女優など、多くの要素を持つ彼女たちを様々な角度から切り取ったり、それぞれの場面場面で関わる人びとの言質を得ることで、欅坂46というグループの魅力を多角的に検証しているのだ。

 それを考えるにつけ、ある決まり切った”路線”や”スタイル”にはめ込むことにこだわらず、メンバーの数だけある個性を輝かせることこそグループを面白くする秘訣なのだとつくづく思う。

 卒業者も相次ぐ状況だが、グループ活動を通して見出された能力を卒業後に活かしている者も多い。それは、グループに在籍していた期間に自身の個性を発見できたからに他ならない。アイドルグループはこのように”自分を発見できる場所”として機能していくべきなのだろう。

 巻末特集には昨年加入した二期生へのインタビューが掲載されるそうだ。未来の欅坂46を担う彼女たちが、今後グループにどのような魅力をもたらすのか、また、どんな自分を見つけていくのか、少しずつ読み取れるのではないだろうか。(荻原 梓)

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