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乃木坂46 梅澤美波が明かす、変化した齋藤飛鳥&山下美月との関係性 『映像研』は“勝負”の作品に

リアルサウンド

20/9/24(木) 14:00

 映画『映像研には手を出すな!』が9月25日に公開される。『月刊!スピリッツ』にて連載中の大童澄瞳の人気コミックを、乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波の共演で実写映像化。“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の女子高校生の姿を、独特な世界観と共に描き出す。

 齋藤飛鳥が演じる超人見知り&超天才監督の浅草みどり、山下美月が演じるカリスマ読者モデルでアニメーターの水崎ツバメ。そして、2人のまとめ役となる、金儲けが好きなプロデューサーの金森さやかを演じるのが梅澤美波だ。乃木坂46では先輩の齋藤、3期生の同期である山下との変化した関係性や、ターニングポイントになったという初の映画出演について語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「なんかもう、怖いものはなくなりました」

ーー新型コロナウイルスの感染拡大による公開延期を経て、『映像研には手を出すな!』がついにスクリーンに登場します。

梅澤美波(以下、梅澤):無事公開ができて本当によかったです。当初予定されていたように、ドラマから映画と続けて観ていただくほうが流れ的にはいいのかなと思ってはいましたが、ただ楽しみが延びただけと考えて、こうやってちゃんと公開できることがとにかくうれしいです。それこそ映画が始まる前にドラマのDVDも出るので、ドラマを予習したり、原作を読んだりする時間が出来て逆によかったんじゃないかなと。私自身もワクワクしています。

ーー大童澄瞳さんの原作漫画はものすごく人気で、実写版に先駆けて放送されたアニメ版もかなり評価が高かったですよね。そんな人気作品でメインキャラクターの1人を演じるのはどういう気持ちでしたか?

梅澤:「大丈夫かな」とは結構思いましたし、お話をいただいたときには既にアニメ化も決まっていて、すごく勢いに乗っている作品だったので、私たちにそんな作品の実写版ができるのかなと。最初に原作を読んだときも、(齋藤)飛鳥さんと浅草氏なんて全く正反対だったので、「どんな感じになるんだろう」というプレッシャーもありました。でも一方で、すごく楽しみでもありました。これを成功させて、無事終えることができたら、いろいろ変われるんだろうなという気がしたんです。未知数すぎてやってみないと分からない部分もありましたが、プレッシャーもありつつ、楽しみもありつつという感じでしたね。

ーー「いろいろ変われるんだろうなという気がした」というのは具体的に?

梅澤:結果になるのですが、なんかもう、怖いものはなくなりました。恥ずかしさも一切なかったし、気持ち的にもすごく肩の荷が軽くなったというか。これだけ大きなものを同じメンバーの2人と他の共演者やスタッフの方々と一緒に乗り越えて、最後に残ったものはすごくたくさんあって。3人の絆もそうですし、自分の中でもすごくいい経験になりました。なので、もっと欲が出てきたし、もっともっといろんなことに挑戦したいなと思ったし、すごく前向きになったと思います。作品自体が前を向いていて、みんながひとつのことに一生懸命というのも、私自身に大きな影響があって、すごくプラス思考になりました。

ーー撮影は楽しめましたか?

梅澤:すごく楽しかったです! 毎日毎日いろんな出演者の方、いろんな部活動を演じる方と会ったりして。浅草氏と水崎氏だけでもだいぶパンチが強いのに、どんどんクセの強い人が出てくるなと(笑)。お祭り騒ぎみたいな現場の雰囲気も楽しかったし、その楽しさが映像から伝わってくるのもいいなと思いました。いま21歳なんですけど、こんなお祭り騒ぎみたいな毎日を過ごすなんて、この年になるとなかなかないですし、私も経験できるとは思ってなかったので、毎日が新鮮で楽しかったです。現場では過酷なこともたくさんありましたが、そういう楽しさが毎日あったからこそ、乗り越えられたんだろうなと思います。

ーー“過酷なこと”というのは具体的にどういうことがあったんですか?

梅澤:とにかく撮影現場が寒くて(笑)。特に部室がすっごく寒くて、しかも冬なのに虫もたくさんいる(笑)。そういう意味では過酷な現場でしたね。初めて地下7階まで行ったり、山の方での撮影もたくさんあったりしたので、飛鳥さんと山下(美月)と3人で集まって暖を取ったりしていました。でも、今思えば笑い話ですね(笑)。あのときはすごく大変だったなと思うけど、いま思えばそれも含めていい思い出になったというか、素敵な思い出ですね。

「自分にとってこの作品が勝負になる」

ーー今回梅澤さんが演じられた金森さやかは、メインキャラクターとなる3人の中でのまとめ役であり、映画の中でもひとつの柱となるキャラクターです。梅澤さんも乃木坂46では3期生のまとめ役を担っており、金森氏とは共通するところが多かったのではないでしょうか?

梅澤:そうですね。自分の中の軸にあるものはすごく似ていると思っています。やっぱり、『映像研』の世界では金森氏がいないと成り立たないことがほとんどなので、そういうところでは一歩引いて、みんなとは違った視点を持っている人としてその世界に生きることを意識していたんですが、よくよく考えたら乃木坂46の活動の中でも、一歩引いて全体を見ることは意識していたので、そういうところで通ずるところがありました。性格的には金森氏には尊敬する部分がすごくたくさんあったんですけど、そういう似ている部分もあったからこそ、すんなり役に入れたのかなという気はしました。

ーーその一方で、先輩である齋藤飛鳥さんの頭を思いっきりはたくなど、普段の関係性からは想像もつかないやりとりがたくさんあったと思いますが……(笑)。

梅澤:わたしの中ではそれが一番の試練でした(笑)。台本を読んだときに、それが1回だけじゃなくてめちゃくちゃあるし、「どうしよう……」と思って。この作品に入るまで、飛鳥さんとちゃんと喋ったこともほとんどなかったので、大丈夫かなと不安でした。しかも、その叩くシーンの撮影がわりと序盤にあったんです(笑)。でも、飛鳥さんも受け入れ体勢というか、「役としてだから全然遠慮しなくていいよ」とか、冗談交じりで「あとでやり返すから大丈夫!」って言ってくださったので、やりやすかったなと思います。

ーー結構な力を入れてましたよね。

梅澤:そうなんですよ。「逆にかすると痛いからちゃんとやって」って言われました(笑)。でもそれも、飛鳥さんがちゃんと浅草氏でいてくれたからできたことだなと。撮影を終えて何カ月か経って、改めて私が飛鳥さんの胸ぐらを掴んでいるところとかを観ると、自分でも「よくやったな」とびっくりするくらい衝撃的でした(笑)。撮影期間はそれが日常茶飯事で、それぐらいその世界に入っていたということなんですよね。お互いに理解し合いながらできていたので、それも自分としてはすごくよかったです。

ーー水崎ツバメ役の山下美月さんは3期生の同期となりますが、梅澤さんにとって山下さんの存在も大きかったのではないでしょうか?

梅澤:心強かったですね。しかも山下は映像のお芝居の経験がすごく多いので、そういったところでも頼りになるところがありました。けど、私は山下のことを結構知っているつもりだったんですけど、今回3カ月一緒にいて、意外と知らないところがあったというか、「こういう一面あったんだ」と気づくことがたくさんあって。わりと初期の頃から3期生の中でも前に立って引っ張っていってくれたメンバーだったので、本当にずっと信頼していたんですけど、この期間でより同期として誇りに思うというか、尊敬する部分がたくさん芽生えました。近くで見ていて、改めてすごいなと思いましたね。

ーー山下さんとも齋藤さんとも、この作品を通してより関係性が深まったと。

梅澤:そうですね。私はより仲良くなれたと思っています。『映像研』の撮影のときは、飛鳥さんが浅草氏に取り憑かれて、テンション的にもいつもよりギアが高めでいてくれたから接しやすかったところがあるんですけど、それ以降、乃木坂の現場にいても、飛鳥さんが明るくなったような気がして。だから話しかけやすくなったし、冗談交じりでいじり合ったり、そういう関係性にまでなれました。この期間のこの撮影で、しかもこういう作品だったのは、すごく大きかったのかなと思います。

ーーお芝居に関してはこれまで舞台中心の活躍だったと思いますが、初めての映画の経験は梅澤さんにとってどのようなものになりましたか?

梅澤:舞台はこれまでに何本かやらせていただいてきましたが、映像となるとお芝居のやり方も全然違うし、「どういう風にやったらいいんだろう」と最初は探り探りでした。でも、やっぱりすごく楽しくて、自分の中でもどんどん意欲が湧いてきました。それこそ私は自分にとってこの作品が勝負になると思っていて。やっぱり原作としてもすごく話題性があったし、いろんな方が観てくれたら、もしかしたら次に繋がるかもしれないと意気込んでやっていました。今まで芸能活動をさせていただいた中でも、ターニングポイントになる作品だなと。なので、ドラマ放送時もリアルタイムでいろいろ反応を見ながら、今後も映像のお仕事ができたらいいなと思っていました。今後もいろんな役に挑戦したいと思えたので、これからも機会があればバンバンやっていきたいです。

ーー9月29日には1st写真集『夢の近く』も刊行されますし、今年は梅澤さんにとって大きな年になりそうですね。

梅澤:自分でも2020年がこんなに盛りだくさんになるとは想像していませんでした。いままではわりと遠慮がちな性格だったので、何か夢とかやりたいことがあっても、口に出すのが恐れ多いという感じだったんです。でも、こうやっていろんなチャンスをいろんな方からいただいて、夢を与えてもらえることがあるんだなと。これからはもっと前のめりになってもいいのかなと思えました。お仕事的にもそうですが、自分の性格的にもすごく明るく、前向きになったなと思います。2020年も下半期に入りましたが、もっともっといい年にするのは自分次第だと思うので、まだまだ頑張っていきたいです。

■公開情報
映画『映像研には手を出すな!』
9月25日(金)全国公開
出演:齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波、小西桜子、グレイス・エマ、福本莉子、松崎亮、桜田ひより、板垣瑞生、赤楚衛二、鈴之助、出合正幸、松本若菜、山中聡、浜辺美波、高嶋政宏
原作:大童澄瞳『映像研には手を出すな!』(小学館 『月刊!スピリッツ』連載中)
監督:英勉
制作プロダクション:ROBOT
配給:東宝映像事業部
(c)2020 「映像研」実写映画化作戦会議 (c)2016 大童澄瞳/小学館
公式サイト:https://eizouken-saikyo.com/
公式Twitter:@eizouken_saikyo

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