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「ドクターY」で満島真之介が余命6カ月の起業家に、武田玲奈は勝村政信の恋人役

ナタリー

左から武田玲奈、勝村政信、満島真之介。

ドラマ「ドクターY~外科医・加地秀樹~」の第6弾に満島真之介、武田玲奈、風吹ジュンらが出演することがわかった。

連続ドラマシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」のスピンオフである同シリーズ。主人公は勝村政信扮する外科医・加地秀樹だ。第6弾となる本作では、帝都医科大学付属横浜分院を舞台に、加地が老いによる視力低下、腰痛などで思うようなパフォーマンスができなくなる中、巨万の富を持つ起業家の病に立ち向かう。

2013年に舞台「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」で勝村と初共演を果たし、同年放送の「ドクターX~外科医・大門未知子~」第2シリーズで、研修医・鮎川司役を務めた満島。今回彼が演じるのは莫大な資産を持つ余命6カ月の起業家・六車航平だ。命尽きるまで力を振り絞り、人生を謳歌しようとする六車の姿に、加地が感化されていく。

また武田が病院長秘書で加地の恋人でもある江頭早苗役で出演。風吹が六車に会社を潰され恨みを募らせる成瀬秀成の妻を演じ、小林隆が成瀬に扮する。加えて、加地に戦力外通告を言い渡す病院長・植地正人役で手塚とおるがキャスティングされた。

勝村は再共演する満島について「僕と顔も似てるし、同じおばちゃん体質なので、息子みたいに思っている存在なんですよ」と述べ、一方の満島は「勝村さんは共演者や後輩たちに対して、本当に愛のある人! 『いつか、いい形でガッツリと再共演できるといいなぁ』と思っていたので、今回『機は熟した!』と思いました」と語った。

「ドクターY」シリーズを以前から観ていたという武田は「『まさか…この世界に私も参加することができるんだ!』と驚くと同時に、光栄だなと思いました。台本を読んで、『あっ…結構、恋多き女性の役だな(笑)』と驚いたんですけど、ありがたいなって思いました」とつづっている。

「ドクターY~外科医・加地秀樹~」第6弾は10月7日20時よりテレビ朝日系24局でオンエア。「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第7弾も10月にスタートする。なお「ドクターX」「ドクターY」全シリーズは、動画配信プラットフォーム・TELASAで配信中だ。

ドクターY~外科医・加地秀樹~

テレビ朝日系24局 2021年10月7日(木) 20:00~21:54

勝村政信 コメント

満島真之介の印象

満島くんは僕と顔も似てるし、同じおばちゃん体質なので、息子みたいに思っている存在なんですよ。しかしまぁ、8年前に舞台で初めて共演しましたが、あのときと比べて大人になりましたね。8年って、0歳の子が小学生になる年月ですから。そう考えると、ものすごい時間ですし、何と言っても若い子たちの伸びしろはスゴい! 彼らは彼らで、先輩たちが積み重ねてきた歴史や発する一言の重さ、顔の表情やシワの一つ一つを見て、何かしら影響を受けていると思うんです。でも、年齢と共に緩やかに落ちてきている僕らからすると(笑)、もう若い人たちのエネルギーの強さに当てられっぱなし! 今回も、満島くんから刺激をたくさんもらいましたし、スゴい化学反応が起きていると思います。

初共演となる武田玲奈の印象

武田さんの部屋で僕と満島くんがバッティングする場面があるのですが、僕ら2人もスタッフも長年の付き合いですから、その場で思いついたアイデアを次々と出していたんです。で、武田さんにも「こんなやり方で面倒かもしれませんが、自由にやってください」と声をかけたら、本当に自由に、僕らが想像していた以上の素晴らしい芝居をしてくださったんです! 彼女のおかげで本当にいいシーンになって、監督も「なんか脚本を超えちゃいましたね」と。武田さんには本当に感謝していて、撮影最終日にも改めてお礼を言ったほどです。

満島真之介 コメント

「ドクターX」に続き「ドクターY」に出演することになったが、オファーを受けた際にどう思ったか

「いいのかなぁ?」とは思ったんですけど(笑)、「デビューしたての新人で、右も左も分からないまま参加していた8年前の『ドクターX』と比べて、今はもう顔つきも芝居に対するスタンスも違うし、いいのかも」と考え直し、「ドクターY」への参戦を決めました。何と言っても、勝村(政信)さんとここまで2人でお芝居をできるのが本当にうれしかったんです!

勝村政信はどんな存在か?

勝村さんは8年前に舞台でご一緒したときから、兄貴的存在です。演出家の蜷川幸雄さんにすっごい怒られて凹んだ僕を見て、一緒にセリフの練習をしてくれるなど、本当に優しく指導してくださったんですよ。勝村さんは共演者や後輩たちに対して、本当に愛のある人!「いつか、いい形でガッツリと再共演できるといいなぁ」と思っていたので、今回「機は熟した!」と思いました。僕の成長した姿を見せたいという気持ちはもちろん、そろそろ老いてきている勝村さんにちょっとエネルギーを注ぎたいな、と(笑)。実際の撮影現場では、ずっと2人でいろんな話をして、たくさんのことを吸収できました。お互いにおしゃべり好きですし、僕の父親と勝村さんが同じ誕生日だったりもするし、実は最高のコンビなんじゃないかなって思ってます(笑)。

六車を演じる上で心がけたこと

六車はとても複雑な人間で、演じるのは難しいです。若くして余命宣告されることがどれくらいショックなのか…。自分自身が「余命6カ月です」と宣告されたら、どうするか考えたりもしましたけど、はるかに想像を越えているんですよね。そんな中、加地先生と六車はお互いに全然違う状況に置かれているけれど、根底にある“未来に向けての想い”には似通ったものがあると感じたので、お互いに背中を押す関係性になれればいいなと思って演じました。

視聴者へのメッセージ

不安が絶えない今、明るさと笑いはもちろん、大切な人や物についてもう一度ポジティブに考え直すキッカケを提供できる作品になるといいな、と思っています。今までの「ドクターY」とはちょっと違う作品になる予感がしていますし、僕自身も「ただのスピンオフで終わらない空気にしたい」と思って臨みました。撮影では勝村さんをはじめ、風吹(ジュン)さんや小林(隆)さん…役者同士でもいろんな話ができ、先輩たちから背中を押してもらっていることを感じながら、自分自身の意見も出しながら進んでいくことができました。未来に向けた愛のこもったメッセージを感じ取っていただきたいです。

武田玲奈 コメント

出演オファーを受けた際の心境

「ドクターX」も「ドクターY」も以前から見ていたので、「まさか…この世界に私も参加することができるんだ!」と驚くと同時に、光栄だなと思いました。台本を読んで、「あっ…結構、恋多き女性の役だな(笑)」と驚いたんですけど、ありがたいなって思いました。

早苗を演じるにあたって心がけたこと

監督から「コケティッシュな女性」という指示をいただいて、「コケティッシュとは…?」と思って調べたら(笑)、「自由奔放であどけないけど、色っぽい」ことだ、と。確かに、早苗は恋多き女性ではあるけど、お金に執着して相手を選んでいるわけでもないし、基本的にはいい子ではあるのかな、と思いました。実際、早苗はステータスとかよりも、もっと人間的なところで人を見て、恋をしているんですよね。ちょっとペースが早いだけで、見る目はあるんです(笑)。そういう部分を意識しつつ演じました。

初共演となった勝村政信、満島真之介の印象

勝村さんは誰に対しても分け隔てなく、優しくて面白い方です! 今回は事前の顔合わせもなかったので、最初にご一緒したシーンが正真正銘の「はじめまして」だったんですけど、加地先生のディープなプライベート部分が垣間見えるシーンだったので、スゴい格好をされていて! 「ごめんね、こんな格好で」と言われました(笑)。初日からレアな部分を見せていただいて、楽しかったです。満島さんは「ドクターX」に出てらっしゃったときとは違う役だったので、「それも可能な作品ってスゴいなぁ!」と思いつつ(笑)。ずっとテレビで見ていた方なので、「実際はどんな方なんだろう!?」と思って現場に来たんですけど、テレビで見ていたままのイメージでした。明るくて、現場を和ませてくださる方です。

撮影現場の雰囲気

台本からして面白いんですけど、現場では台本にプラスしてさらに面白くなるんです。勝村さんをはじめ、皆さんがいろんな要素をプラスαで足されていくので、「こうやって面白いシーンが作られていくんだな!」って思いました。とにかく段取りのときから、めちゃくちゃ面白いんですよ! 最終的にどう編集されるのか、私自身も楽しみですし、視聴者の皆さんにもぜひ見てただきたいです。

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