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8人編成ライブ、初期曲メドレーも! 有頂天の平成ラストワンマン「The end of H」

ナタリー

19/3/2(土) 22:44

KERA(Vo)(撮影:平川タケシ)

有頂天のワンマンライブ「La.mama 2days ~The end of H~」が2月10、24日に東京・渋谷La.mamaで行われた。

彼らの平成最後のワンマンとして2DAY形式で実施された「La.mama 2days ~The end of H~」。各日ではまったく異なるセットリストが組まれ、解散前のライブでもほとんどレパートリーに含まれていなかった、貴重な楽曲も用意された。

1日目では2016年発表の最新アルバム「カフカズ・ロック / ニーチェズ・ポップ」収録曲からメジャーデビュー前に作られたものまで、新旧さまざまな楽曲が演奏された。中盤ではハラナツコ(Sax)、湯浅佳代子(Tb)、クラッシー(Per)をゲストに迎え、8人体制で「世界は笑う」「カフカズ・ディック」の2曲をプレイ。緊張感に満ちたセッションが繰り広げられた「カフカズ・ディック」ではKERA(Vo)の指揮に合わせ、ゲストメンバーが1人ずつソロパートを披露し、フロアの熱気を高める一幕もあった。後半ではKERA自身「いつぶりか覚えてないな……」と語るほど久々の演奏となった「いつもの軽い致命傷の朝」、観客たちの「ドーモアリガトー!」「ピース!」コールが飛び交った「フューチュラ」、再結成後のライブでも幾度か披露されてきた「心の旅」「HAPPY SLEEP」でにぎやかなひとときが演出された。

2日目の前半、有頂天はノスタルジックなムードが漂う「コレカラノヒト」でライブの幕を開け、COU(G)とCHOUX(Key)がメロディアスなフレーズを奏でた「テントの外のふたつの革命」「Meaning Of Love」、再結成後に制作された「東京麒麟駅」「monkey’s report(ある学会報告)」などを届けた。KERAが「我々にとってのドキドキタイムです」「恥ずかしくてやりたくない曲も混ざってる」と説明したメドレーでは、1983年発表の1stアルバム「土俵王子」に収録の「女子大生’81」「困るぜカリアゲ」をはじめ、初期の曲を抜粋して演奏。レアなナンバーが次々と飛び出し、オーディエンスは幾度も驚きの声を上げていた。

メドレー終了後、有頂天はオードリー・ヘプバーンが今年で生誕90周年を迎えることに合わせ、新たなアレンジを施した「オードリー・ヘプバーン泥棒」ののち、ギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」のカバーで本編を締めくくった。アンコールに入りKUBOBRYU(B)、ZIN(Dr)の歯切れよいリズムが特徴的な「でっかち」では、COUが花道でギターを弾くサプライズで観客たちを沸かせた。そして2日間に渡って行われた「The end of H」のラストナンバーに選ばれたのは、“昭和の終わり”をテーマに制作されたという「Sの終わり」。浮遊感あふれるシンセサウンドがフロアを包み込み、平成最後のワンマンは感傷的な雰囲気の中フィナーレを迎えた。

有頂天「La.mama 2days ~The end of H~」1日目
2019年2月10日 渋谷La.mama セットリスト

01. ルール
02. ころころ虫
03. キーマニア
04. 壺
05. 知恵の輪プレゼント
06. みつけ鳥 ~グリム童話より~
07. Not Departure
08. 幽霊たち
09. ニーチェズ・ムーン
10. 世界は笑う
11. カフカズ・ディック
12. トーテムポール
13. 猫が歌う希望の歌
14. 2090年のクーデターテープ
15. いつもの軽い致命傷の朝
16. フューチュラ
<アンコール>
17. 霊長類南へ
18. 心の旅
<ダブルアンコール>
19. 千の病を持つ男
20. HAPPY SLEEP

有頂天「La.mama 2days ~The end of H~」2日目
2019年2月24日 渋谷La.mama セットリスト

01. コレカラノヒト
02. 学校へ行こう
03. テントの外のふたつの革命
04. 待ちたい人
05. Meaning Of Love
06. 墓石と黴菌
07. 東京麒麟駅
08. FINE
09. ダンス
10. monkey’s report(ある学会報告)
11. 初期曲メドレー(女子大生’81~困るぜカリアゲ~WHY~七色シャックリ~EAST~おすもうさんの唄~赤いゲタの女の子)
12. ベジタブル
13. 千の病を持つ男
14. オードリー・ヘプバーン泥棒
15. アローン・アゲイン
<アンコール>
16. べにくじら
17. でっかち
<ダブルアンコール>
18. 卒業
19. Sの終わり

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