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岡田健史×福田愛依『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』対談 「昔を思い出しました」

リアルサウンド

19/7/19(金) 8:00

 フレッシュな新人俳優、岡田健史と福田愛依が、地元・福岡の看板を背負い、FBS開局50周年スペシャルドラマ『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』の大役に挑む。

 本作は、博多弁の可愛さで重版を重ねる新島秋一による同名の人気4コマ漫画を原作とした、遅咲きの初恋をこじらせていく“上京ラブ・コメディー”。福岡出身キャストが集った現場の様子や、若手俳優としての互いの印象について語ってもらった。(編集部)

【写真】岡田健史撮り下ろしカット

■福田「イメージとは違う岡田健史さん」

――博多弁での演技はいかがでしたか?

岡田健史(以下、岡田):京は、そんなに博多弁で話す場面がないんです。でも、博多弁を聞くのも久しぶりなので、すごく親近感がわくというか、懐かしい気持ちになりますね。セットにも博多に関するものや博多弁で書かれた装飾があるので、昔を思い出しました。

福田愛依(以下、福田):どん子ちゃんのセリフは、ほぼ博多弁。私は福岡にいる時から博多弁を使うことが多かったので、セリフに違和感もなく言いやすかったです。ほとんど素のままで演じることができました。

――女の子が話すと可愛い博多弁は?

岡田:やっぱり「と」っていうのがかわいいと思います。「とっとっと」とか「すいとーよ」とか。「すいとーよ」は正直使わないんですけど(笑)、活用形としては合っています。

――「すいとーよ」ではなく、何と言うのでしょう?

岡田:普通に「好きです」とか「好きやけんね」とか「好きっちゃんね」とかですかね。気を付けたことがないので、わからないです(笑)。

――お互いの印象について、聞かせてください。

岡田:どん子のイメージとピッタリだなっていうのをすごく感じました。どん子はハキハキした子で、自分がしていることを疑っていない、全てのことを信じている女の子だと解釈していたんです。福田さんが初日に元気よく「おはようございます!」と入って来られた時、そこでもう(福田演じる)“どん子が見えた”というくらい、最初から福田さんがどん子役で良かったなと思いました。

福田:私は『中学聖日記』(TBS系)を観ていたので、お話をいただいた時は「(目をパチクリしながら)ハッ!!」と思っちゃいました(笑)。でも、『中学聖日記』のイメージがあったからこそ、ちょっとラフというか、イメージとは違う岡田健史さんというか、好青年? というか……。

岡田:俺、どんなイメージなの!?(笑)。

福田:(笑)。お茶目な部分があったり、いろんな表情をされるので、見ていてとても楽しかったです。撮影が終わった時には、絶対に「大丈夫だった?」とか「悩みごとある?」とか声をかけてくださって。私も考えすぎている部分があるので、相談に乗ってくださるのが嬉しいです。休憩時間にも、よくお話ししてくれます。

岡田:何、話したっけ?

福田:私が「とっとっと」とか「いっとっと」とか言うと、ちゃんと返してくれるんです。どん子ちゃんとして、いきなり「なんしよっと?」とか話かけることも多いんですけど、いつも優しく対応してくださります。

――岡田さんは、『中学聖日記』では引っ張られる側だったと思いますが、今回は引っ張っていく側になりますね。

岡田:いや、引っ張っていくという意識はないんです。本当にありがたいことに主演をやらせていただくのですが、主演とは思っていなくて。ラブコメディということで前作とは全然違うニュアンスがあるので、その中で自分がどういう役割を果たすことができるか、どうしなきゃいけないか、完成した作品を観たときにどういう課題が見つかるかをすごく楽しみにしていています。

――福岡出身のキャストが多いですが、現場の雰囲気はいかがですか?

岡田:光石(研)さん演じる内藤先生とのシーンで、本当に自分の父と対面しているかのように感じた時があったんです。光石さんが博多弁を話された時、(スタッフから)「今、噛んじゃったんですか?」と言われていて。若い世代が使わない福岡弁だったんですけど、自分には理解できて「あ、お父さん!」って(笑)。地域によって使う、使わないもあるので、自分の故郷の言葉を聞いて気持ちが和みました。

■岡田「すごく刺激になっています」

――岡田さんと福田さんは“福岡出身・去年デビュー”と共通点も多いですが、ライバル心は?

岡田:まったくないです(笑)。同性や同じ年代、同じタイプの顔ってあると思うんですけど、役を取り合うにしても、どちらかが選ばれる運命ですし。基本的に他の俳優さんに対して意識するということはないです。福田さんとも、お互いの良いところをそれぞれ出していけたらいいなと思っています。

福田:私も、考えたこともないですね。同じ福岡出身というだけで嬉しいです。地元についてお話もできるし、ライバルと感じることはなかったです(笑)。

――お互いに、刺激を受けることはありませんか?

福田:あります、あります! 岡田さんは礼儀もそうですけど、すごく対応が素敵なんです。スタッフさん一人一人に対する挨拶だったり、自分の考えていることを伝える力だったり。年齢はそんなに変わらないのに、「すごく大人だな」と学ぶことが多いです。

岡田:恥ずかしいな(笑)。

――岡田さんはいかがですか?

岡田:もともと博多弁はすごく早口になりがちな方言なので、自分だったら絶対に噛んじゃうセリフも、福田さんはパパパッと言っちゃうところが凄いなと思います。その早口でも気持ちが伝わってくるというか、どん子を演じきっている姿は、すごく刺激になっています。

 ドラマの最初の方、京はどん子に壁を作っています。でも、どん子の天真爛漫な矢印を拒否するのは、心が痛いというか(笑)。京も本当はそんなことしたくないのに、裏腹な行動に出てしまうことが多い物語なんです。こんなにまっすぐ明るい矢印が飛んでくるんだなと思いますし、京としても“どこにどんなボールを投げれば、どん子は良い表情をするんだろう”とか“どん子としてイキイキできるんだろう”と考えて、矢印を送るようにしています。

――今回感じた、福岡の新たな魅力はありますか?

岡田:存在は知っていますが、「(博多祇園)山笠」や「(博多)どんたく」に参加したことがないんです。福岡出身じゃない方に「どういうことするの?」と聞かれた時に答えられないなと思って、遅いですけど地元のお祭り行事について知りたいなと。そう思うきっかけがあって良かったです。

――では、福岡出身の方が東京に出てきた時の“あるある”があれば教えてください。

岡田:福岡出身の方とご一緒するのが初めてに近いので、“あるある”っていうのはわかっていないのかもしれないんですけど、博多弁について「これって何?」とはよく聞かれます。「“なおしといて”ってどういう意味?」と聞かれて、「“片付けておいて”っていう意味だよ」と返したり。

福田:原作にもあるんですけど、ゴミを出す時間が違うんです。(福岡では)夜ご飯を食べている時に、ゴミ収集車の音を聞いてゴミ出しをしたりしていて。東京に住み始めて、朝にゴミを出すっていうことにびっくりしました。あと、東京は空港が遠いんですよ。福岡って、空港からの利便性がすごく良かったから、すごく空港が遠いなと思いました(笑)。あとは……(突然、岡田に視線を送り)なんかないですっけ?

岡田:んん⁉(笑)。

福田:あ、日照時間が違います!

岡田:それはありますね。

――そんなに違います?

岡田:結構違いますね。 同じ冬でも、東京は日が昇るのが早くて、日が落ちるのも早い。(東京にいると)「ちょっと損した気分になる」と言っている方がいて、なるほどなって。“あるある”、ありましたね!(笑)。

(nakamura omame)

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