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「銀魂 THE FINAL」最後の舞台挨拶、杉田智和が「ここまで来れたことに感謝」

ナタリー

21/2/13(土) 20:25

左から太田哲治、鈴村健一、杉田智和、中井和哉、千葉進歩、阪口大助、釘宮理恵。

劇場アニメ「銀魂 THE FINAL」の「観客動員数100万人突破記念!最後の舞台挨拶」が、本日2月13日に東京・新宿バルト9で開催された。

劇場版3作目として製作された完全新作にして、シリーズのフィナーレを飾る本作。1回目の舞台挨拶には、坂田銀時役の杉田智和、志村新八役の阪口大助、神楽役の釘宮理恵が登壇した。舞台挨拶時点で、観客動員数は107万人、累計興行収入は14億9000万円を記録。杉田は「今は外に出るのは控えようという中で、1日に楽しめるエンタメには限度がある。その1つに『銀魂』を選んでくれたことに感謝したい」と述べる。阪口は興行成績について「もしかしたら“300億の男”が出ていることも関係していたのかな!?」と、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の日野聡が出演していることに言及。釘宮は「数字のことばかり言うのは申し訳ないけど、数字は形に残っていくのでうれしい!」と笑顔を見せた。

ファンからの「アフレコ中に泣きそうになったり、笑いそうになったりしたことはあるか?」という質問を受け、杉田は「高杉とのすごくいいシーンでケツの左側がつりそうになって、右足だけで立ちながらセリフを言った」と告白。それを聞いた釘宮は「杉田くんの“左側”がつりそうになっているとは知らずに、私はただただ泣いてました!」と笑いを誘った。

イベント後半では、高杉晋助役の子安武人からの音声メッセージが再生された。メッセージは「失ったものは取り戻す。それが俺たち、松陽の弟子ってもんだろ」という高杉のセリフからスタートしたが、「舞台挨拶にぜひとも行かねばと思ったが、突然の腹痛……『ああ、ポンポン痛い痛い』に襲われ、やむなく音声メッセージになってしまった」とギャップの激しいコメントが続く。しかし子安もラストは「『銀魂』を愛してくださり、高杉を愛してくださってとても幸せです。僕もそんな皆さんを愛しています。映画はこれで最後だけど、『銀魂』は永久に“不潔”です!」とファンに愛を伝えた。

2回目の舞台挨拶には、杉田、阪口、釘宮に加え、近藤勲役の千葉進歩、土方十四郎役の中井和哉、沖田総悟役の鈴村健一、山崎退役の太田哲治もステージに上がった。千葉は「いつもこの作品では『最後最後』というお話を聞いてきましたが、いまだに僕は最後だと思っていません」と、中井は「強がって『終わるものは終わるんです』と言ってきたけど、やっぱりちょっと寂しい気持ちもある」と胸の内を明かす。鈴村は「アニメに詳しくないうちの父親ですら『銀魂』を知っていたので、この作品は本当にヒットしたんだなと思いました」としみじみ話した。そして今回、イベントや取材のたびに「ザキがいない」と嘆かれていた太田が、本作の舞台挨拶に初登壇。「今日があったからこそ皆さんにお会いできました!」と喜びを噛み締めた。

イベントのフィナーレには、キャスト全員がファンへメッセージを贈った。太田は「個人的にも知りたい、端々のエピソードが生まれたりしたらいいなと思いつつ、皆さんもこれからも心に『銀魂』を持ち続けてほしいです!」と、鈴村は「こうして皆さんに支えられていることを実感し、『銀魂』は永遠なんだろうなということを改めて感じることができました」と語る。“最後”という言葉を、中井は「消えるわけでなないので、なんとなく今は『じゃあ!』というのがふさわしいのかなと」と、千葉は「終わったとしても不滅、ということもあるかもしれない」と解釈した。

そして釘宮は「これから何かの機会、収録がないとも限りませんし、そのときは楽しんで全力でやっていきたいと思っています」と、阪口は「また何かの機会があれば『銀魂』として皆さんの前に現れることはある“かも”しれません。皆さんが『銀魂』を忘れないでいてくれたらうれしいです」と期待を込める。最後に「この映画に出てくる『さよなら』も、今や複数の意味を持った言葉に変化しています。その向こう側に行こうとするものを止めたり、否定したりは見たことないんです」と語った杉田は、「皆さんがその“向こう側”に行けるように、これからも作品の持つ力、いろんな人が動くその原動力を受け止めて。まずはここまで来れたことに心より感謝申し上げます」とイベントを締めくくった。

「銀魂 THE FINAL」は全国で上映中。

※記事初出時、本文の人名に誤りがありました。お詫びして訂正します。

(c)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

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