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若松孝二の命日に「濡れた賽ノ目」上映、脚本を手がけた荒井晴彦は「観るのが恐い」

ナタリー

「濡れた賽ノ目」 (c)日活

映画監督・若松孝二の追悼上映が、命日である10月17日に東京・テアトル新宿で行われる。

上映されるのは1974年に公開された「濡れた賽ノ目」。同作は、ある港町で飲み屋を営む女と、そこへやって来た若い男女の物語だ。司美智子、山谷初男、長田恵子、青山ミサ、国分二郎、篠原勝之、山本昌平らが出演しており、根津甚八の“幻の映画デビュー作”でもある。「出口出」名義で脚本を手がけたのは荒井晴彦。荒井は、近田春夫が作曲した主題歌の作詞も担当した。

上映当日は荒井のほか、森達也、白石和彌、井上淳一が登壇してアフタートークを行う。この4名は2020年よりミニシアター押しかけトーク隊「勝手にしゃべりやがれ!」というユニットで活動しており、オンラインではなくリアルで映画館に登壇するのは今回が初となる。

荒井は「観るのが恐い。47年前、新宿国際で併映の『(秘)色情めす市場』を観た時に衝撃を受けた。大島渚と今村昌平を足して割っただけじゃないかと、悔しまぎれに思ってみたが、『濡れた賽ノ目』とは、それこそプロ野球と草野球の差を感じて、深く恥じた。仕出しで出ている若き日のクマさん、夏文彦、崔洋一、斉藤博、荻原達たちを観るのだけが楽しみだ。ロケセット、賭場の金、みんなに助けてもらった」とコメントしている。

オンラインチケットは明日10月8日19時に発売。劇場窓口では10月9日のオープン時から販売される。

※「濡れた賽ノ目」はR18+指定作品

若松孝二監督命日上映

2021年10月17日(日)東京都 テアトル新宿
本編上映 20:30~21:42 / トークイベント 21:42~22:30(予定)
<上映作品>
「濡れた賽ノ目」
<登壇者(予定)>
森達也 / 荒井晴彦 / 井上淳一 / 白石和彌

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