Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

【K-POP界の新星・ONF 連続インタビュー(1)】 1stフルアルバムに込めた6人の想いとは? 

ぴあ

ONF (左から MK、U、E-TION、HYOJIN、WYATT、J-US)

2021年、K-POP界のライジングスターとして注目を集めている……というよりも、一目置かれる存在となったグループがONFだ。今年リリースした1stフルアルバム『ONF:MY NAME』(2021年2月24日リリース)、同作品のリパッケージアルバム『CITY OF ONF』(2021年4月28日)と続けて2枚のアルバムで高い評価を得た。この1年で人気が出たと言ってしまえば簡単なことだが、最新作でびっくりするような変化を見せたとか、ガラっとコンセプトを変えたわけではない。あくまでもONFらしく成熟し、発展し、そのアイデンティを表現しただけ。その作品が評価されているのだから、自信を持っていいだろう。

2017年8月に韓国でデビューした彼らは、これまで変わらずに同じプロデューサーの下で音楽を作り活動してきているが、デビューのときから他とは音楽性が異なっていた。派手さよりも、音楽としての心地よさや歌心を感じさせてくれる楽曲たちを、とても丁寧にその歌声で奏でてパフォーマンスするグループだった。アイドル戦国時代の中で目立つことは簡単ではなかったが、次第に楽曲の良さから「名曲の宝庫(명곡 맛집)」という修飾語で語られるようになり、2020年に出演した『Road to Kingdom』(韓国・Mnetにて2020年4月30日~6月18日に放送されたアイドルグループの競演サバイバル番組)では確固たる実力を世に知らしめ、知名度とファンを獲得。放送終了後にリリースした5thミニアルバム『SPIN OFF』(2020年8月10日リリース)では、リード曲が初めて韓国音楽配信チャートで1位を飾り、『ONF:MY NAME』のリード曲である『Beautiful Beautiful』では、念願の歌番組初1位や米国iTunesのTop K-Pop Songsチャート1位などなど、自己の記録を更新し続けている最中だ。

そんなONFへの連続インタビュー企画を今回からスタート! 全員へのインタビューを前・後編で、続いてSELF LINER NOTESでの全楽曲解説、さらに6人のパーソナルを探るQ&Aをお届けする。

まずは、ONFのキャリアにおいてマイルストーンといえる2枚のアルバムの制作過程から、アルバムの反響を受けた現在の気持ちをたっぷりとインタビューで語ってくれた。

短期間にアルバム3枚リリース、その間の活動を振り返る

── 5thミニアルバム『SPIN OFF』から約6カ月後にフルアルバム『ONF:MY NAME』をリリースし、その2カ月後にはリパッケージアルバム『CITY OF ONF』をリリースと……かなり短期間に続けて作品を発表されました。パフォーマンスを仕上げたり、MVの撮影もしたりと、とても忙しかったのではないかと思いますが、その中でも一番嬉しかった瞬間は?

J-US 『Road to KINGDOM』に出演して以降、僕らの歌が音楽配信チャートにランクインするようになったんですよ、少しずつ。『Beautiful Beautiful』も『Ugly Dance(춤춰)』も、チャートにランクインするようになったし、それに、音楽番組でも1位候補に何度か選ばれるようになったりして(ニコニコ)!

── これまでの過程があっての、フルアルバムですもんね。活動中のことも含めて印象深かったことはどんなことでしょう。

HYOJIN カムバックしてからの活動中は、音楽番組だけではなくラジオ番組にもたくさん出演していたんです。ラジオでもライブで歌うことが何度かあって、音楽番組以外で歌う機会がたくさん増えたのが、すごく嬉しかったし、楽しかったです!

WYATT ONFがデビューした頃は、まだ一般的には全然知られていなかったと思うんですよ。でも今は、多くの方々が僕らの事を知ってくださっていて、認知していただいている感じがします。それに、「いい曲だね」って、「名曲の宝庫じゃないか!」と(笑)。そんな風に好んで聴いてくださっている方々が増えて……。

あ! そうだ! 今回の活動ではSHINee先輩と同時期で、音楽番組では一緒に1位候補曲にも選ばれたんです。SHINee先輩が1位だったんですが、そのときにアルバムを下さったんですよ。僕たちが『Road to Kingdom』に出演したときにSHINee先輩の『Everybody』をカバーしたんですが、その番組を見て下さったのか、いただいたアルバムにコメントも書いてくださっていて。なんていうか、光栄で、本当に忘れられない記憶になりました。

E-TION 何と言っても音楽番組で1位に選ばれたことですね……デビューしたときからずっと「音楽番組で1位になりたい」という思いでこれまでやってきたので。あと、最近のことですが、『驚きの土曜日』(韓国・tvNで放送中。K-POPの歌詞聞き取りクイズを主としたバラエティ番組、通称『ノルト』)っていう、韓国ですごく人気の番組で……。

── 番組、拝見しましたよ!

E-TION (日本語で)ありがとうございます! その番組で僕らの歌『Yayaya(별일 아냐)』が取り上げられて、田舎の友人から連絡が来たんですよ。しかも、番組放送中にリアルタイムで、「おい! 何だ、あれ!」って(笑)。「何が? 知らないよ」って答えたんですけど(笑)。それも、すごく嬉しい出来事でした。

U 僕は、これまでレコーディングするときに「うまく歌わなくちゃ!」という気持ちで臨んでいたんです。それが、『SPIN OFF』のアルバムのときぐらいからは楽しくレコーディングができるようになってきて。そこが、自分ですごく変わったなぁっと感じたところですね。振り返ってみると、楽しくレコーディングしたなーという記憶なので。

MK レコーディングでいうと、『SPIN OFF』のときからこれまでいろんなことがあったんですよ。実は、いろんなタイプの曲があって、その雰囲気をうまく出すためにレコーディングでは苦労したこともあったんです。『Sukhumvit Swimming』のときは、特に気を使っていました。でも、それ以降は、歌うときに感情や気持ち、心を込めて歌うことがうまくできるようになってきたと感じています。

J-US お~!すごいね。

WYATT MKは(レコーディングの)ガイドボーカルをたくさんやったからね。

MK うん。一生懸命取り組んだおかげで、もっと心を込められるようになったというか。以前よりも、僕の歌声がさらに明るく出るようになったんじゃないかなと思います。

1stフルアルバムのタイトルに込められた想い

HYOJIN

── いい経験をたくさん積んでいるんですね。では、1stフルアルバム『ONF:MY NAME』について伺います。デビュー後初のフルアルバムになりましたが、皆さんはどの段階でフルアルバムだということを知られたのでしょうか?

HYOJIN 正直にお話しすると、5thミニアルバム『SPIN OFF』(『Sukhumvit Swimming』の活動)を準備しているときに、この後にフルアルバムをリリースするという話が出てきたんです。なので、『SPIN OFF』を制作して活動をしながら、フルアルバムのための作業も黙々としていました。レコーディングする曲数が多かったので、準備期間もすごく長くかったですね。少しずつ準備を始めていて、アルバムが出来上がったという感じです。

WYATT 『Beautiful Beautiful』という曲が出来上がったときには、『Ugly Dance(춤춰)』も同時に作業をしていたんですよ。

── あ! やはり、そうだったんですね。フルアルバムは『ONF:MY NAME』というタイトルですが、このタイトルに込められた意味や、タイトルを聞いたときに感じたことなどを教えてください。

J-US まず、僕たちにとって最初のフルアルバムになるわけじゃないですか。本当に初対面のときには自己紹介が必要ですよね?だから“これが僕の名前です”という意味を込めました。フルアルバムだからこそ、「僕たちONFを紹介しよう!」と。収録曲には、『My Name Is』という曲もありますし、ONチームとOFFチームのユニット曲がそれぞれあって、僕らのアイデンティティーを込めた楽曲で構成されているんです。

E-TION 僕は、『ONF:MY NAME』というタイトルから、ONFという存在が確立されたと感じました。デビューしてからずっとONFとしてリリースしてきた曲はいろいろありますが、初めてのフルアルバムですし、年齢を重ねてきたことで僕らのイメージがより確かなものになったというか。ONFなりの結束力みたいなもの……そんなことを感じました。

MK MY NAMEなわけだから、自分の名前を知らせるということじゃないですか。このアルバムで、より多くの人たちにもっと僕らの魅力を知らせることができるんだと、思いましたね。

U 最初にタイトルを聞いたときに、面白いアイデアだなと感じたんです! 誰が聞いても解りやすくて、最初のフルアルバムにはとてもよく似合っていて。僕は、すごくいいなと感じました。

HYOJIN あと、最後の曲だよね。

E-TION うん、アルバムの最後に収録されている『Lights On(2021Ver.)』も僕らのアイデンティティーが込められている曲です。『Lights On』という曲は、デビュー時にイントロとして作られた短い曲で、それがフルバージョンでアルバムに再誕生しているんです。そういう意味でもONFの存在がしっかりと確立されたと思っています。

HYOJIN 『Lights On(2021Ver.)』という曲は、デビュー・ミニアルバムからフルアルバムまでのリードトラックをすべて集めてリミックスしているんですよ。この曲は、これまで僕らが歩いてきた道のりがすべて凝縮されていて。だから、すごく意味深いものなんです。

── 特別なフルアルバムの最後に、『Lights On(2021Ver.)』……これは、聴いたら泣いちゃいますよね。

一同 うんうん!

HYOJIN そうなんです!胸が熱くなるんですよね~。

初めての1位獲得で見せた涙

── 1曲ずつは「SELF LINER NOTES」の回でご紹介していただきますが、リードトラックの『Beautiful Beautiful』は、音源配信チャートの1位はもちろん、MVは公開から3日で再生回数1000万回を超えて、デビュー後初めての音源番組1位にもなりました! あらためて、おめでとうございます。涙を見せたメンバーもいらっしゃいましたが……。

E-TION (日本語で)はいー、E-TIONです(挙手)!

一同 (笑)。

歌番組『THE SHOW』(韓国・SBS MTV) で手にした初1位のトロフィー

── 素敵な涙でした。念願の音源番組で1位を獲得した日は、眠れましたか?

HYOJIN 僕は、その日はあまり眠れませんでした。今年の目標や、活動する上での目標を質問されると、どんなときも「音楽番組で必ず1位になりたいです」と言ってきたんです。デビューのときからずっと言ってきたことが、現実味を帯びて迫ってきて……何というか、こんな幸せなことが僕らに起こるなんて……感慨深いというか、いろいろな思いが湧いてきました。本当に感謝しかなくて、これからもっと一生懸命やらないといけないという気持ちになって。

この感謝の気持ちをどうにかしたいけど、ファンの方々にお会いすることができないから、そういう部分ではとても心残りで、残念な気持ちもあります。また1位になることができれば、ファンの方々と一緒にその瞬間を過ごしたいです。

J-US その日の夜は、悲しかったというか……そんな感情が込みあげてきました。初めて1位になれたことにすごく驚いて、気持ちが整理できなくて。感謝の気持ちはあるのに、それをうまく表現することができなかったんですよね。嬉しいあまりに、単純に「嬉しい、嬉しい」と言うことしかできなくて。宿舎に帰って寝る前に振り返って考えたら、ただただ感謝の気持ちが込み上げてきてずっと止まらなくて。ファンの方々に向けた手紙を書いたりして(照)、うまく表せなかったとことが悲しいという、そんな気持ちでした。

── 感謝の気持ちは、ちゃんと皆さんに伝わっていると思いますよ。

U あまり記憶力が良くないので(笑)、その日の夜に眠れたか?と聞かれると、あんまり覚えていないんですけど(笑)。ただ、1位になれた時に自分が一番感じたことは、「ああ、今までやってきたことが無駄じゃなかったんだな」ということでした。なんていうか、認められたような感じがした、というか。その一瞬、その瞬間がすごく幸せでした。

WYATT 1位になった瞬間は言葉が出なかったんです。困惑もしていて……僕は長い間ずっと練習生としてやってきたので、昔のことを思い出したり、感謝している方が多すぎたりで、本当に整理ができていなかったので。その日は、ちゃんと眠れなかったですね。もしまたそういう機会に恵まれたのなら、その時は感謝している方に気持ちを伝えたいです。

MK デビューしてから初めての1位だったので、ファンの方々と一緒に過ごしたかったんですが、それができなかったことが一番残念でした。でも、すごく嬉しくて幸せな気持ちになって、その日は寝る前に、新たな目標を何にするかたくさん考えました。

5人 おお~!(驚き)。

MK だから、新たな目標を達成するために頑張るぞって(照)。そういうことを考えたりしながら眠りにつきましたね。

J-US 期待してるよー。

E-TION ONFというグループとしてこれまでずっと走り続けてきたじゃないですか。だから、そのご褒美をもらったような感じでした。僕らがずっと努力し続けてきた結果だし、苦労もあったし、もちろん感謝する気持ちもたくさんあって。トロフィーを受け取ったときに、これまでの苦労が報われたような気がして、「ああ、もっと一生懸命頑張らないと。もっと大きな目標を掲げて頑張らないといけない」という思いが生まれて。だから、僕は全然眠れませんでした。なんというか、感銘を受けたという感じですね。FUSE(ONFのファンダム名)の皆さんのことをすごく考えました。だって1位になれたのはFUSEの皆さんのおかげじゃないですか。どうすれば、もっとカッコイイ姿のステージをお見せできるのかとも考えてしまって……そんな1日でした。

E-TION

『Beautiful Beautiful』に込めたメッセージ

── スタッフの方々、事務所の方々にもサプライズでお祝いしていただいたとか?

一同 そうなんですよ! すごく驚きました!!

WHYATT 翌日もスケジュールがあったから、残念ですがみんなでお祝いはしていないんです。機会があれば、事務所の代表に言ってお肉でも……(笑)。

── (笑)。ぜひ、お肉でお祝いしていただいて下さい! 『Beautiful Beautiful』は、「自分は美しいと歌おう」というとても自己肯定的なメッセージが込められていますよね。

HYOJIN そうです、歌詞にもありますが「私の人生のすべては芸術であり、自由な私は誰よりも美しい」というメッセージの込められた曲です。歌を聴いていただければ希望的な部分、希望を与えてくれる曲なのは感じとってもらえるとは思うんです。でも、こんなメッセージが込められている曲なんだと知っていただいて聴くと、より曲への理解も深まるんじゃないかなと思うので、このメッセージを知っていただいて上で、ぜひ、あらためて聴いていただければと思います!

J-US(ONF)

── 「僕がなりたいのはNo.1じゃなくてOnly1」という歌詞のとおり、ONFさんがその言葉を体現していると思いますし、その価値を知っている皆さんが歌うからこそ、このメッセージが聴く人に響くのだと思います。皆さんが思う“こういうところは、ONFってOnly1だな”という部分はどんなところですか?

WHYATT 僕らってToo Much Talkなんです(笑)。すごく話しが長いというか、ずっーとおしゃべりしているというか。僕らと一緒にいるスタッフさんたちもすごく楽しいと言ってくださるし、お仕事でご一緒する方たちも、本当に楽しい雰囲気だねと言ってくださるので、エネルギッシュなグループだなと思われているところかな? 他のグループの方々ももちろんエネルギッシュだと思いますが、何かONFだけの魅力ではあるかと思いますね。

J-US 僕らはすごく明るくて、時には明るすぎるところもありますけど(笑)、周りの方々にも影響を及ぼすほどに明るいんだと思います。ONFが歌うときに歌に込められたメッセージも、リスナーの方々を元気づけるパワーが隠されていると思うんですよ。そんな能力があるんじゃないかな?

E-TION ONFというと“名曲の宝庫”として知られている部分がありますが、僕がデビューしてからずっと考えてきたことはONFらしいカラーの曲をやろうということなんです。もちろんまだ完璧ではないですが、1stフルアルバムからは、少しずつ「あーこれはONFらしい、ONFだけの音楽だな」と思える部分も出てきて、それが僕らの魅力とつながってきているんじゃないかなと思います。

── リードトラックにショートアカペラを入れるなんて、Only1ですよ。

一同 それです!(笑)。

HYOJIN そうだ! それは考えつかなかったー(ニッコリ)。

MK 僕らなりのOnly1と言えば、メンバーそれぞれの個性と魅力がしっかりしていという部分もあると思います。日常生活を共にしていると、それぞれが本当に別々のキャラクターだなと感じるし、これは本当にOnly1だなぁと思うんですよね。

WYATT みんな全然違うんですよ! それぞれ性格も全然違うし。でも、ひとつだけ同じものがあります!それは、本当におしゃべりなことです(笑)。誰かが何かを話し始めると、みんなが一斉に話し始めて(笑)。イタズラしてみたり、まぁとにかくしゃべっているんです。

J-US 実は、Uもおしゃべりなんですよ~。

── どちらかというと、Uさんは口数が少なさそうな雰囲気ですけど……。

5人 いやいや!

WYATT 全然! 楽屋なんかではいつも一緒に遊んでますよー。もともとは無口な方だったかもしれないけど。

E-TION (日本語で)うるさい子!

WYATT インタビューのときは静かにしているんですけどね。Uは末っ子だからか、何というかおとなしいイメージを装っているというか (笑)。僕らメンバーだけでいるときとは、全然違います。でもこれ、いいことでしょ?

── だそうですが、Uさん?

U はい、いいことです。兄さんたちのおかげで、明るくなりました(笑)。僕が思うには、ONFは音楽性がOnly 1だと思います。誰が聴いてもONFだなと分かってもらえると思うし、ONFだけのジャンルになっているという感じがしますし。

J-US (日本語で)ぼくたちがOnly 1なのは、ベビーフェイス(なところ)です! 童顔(照)。

WYATT え? 僕は違うんじゃ……。

J-US  あ、そうか。ONFはひとりだけを除いて童顔……(笑)。

WYATT ……はいはい、僕がOnly1です!!

HYOJIN そうだね、唯一Baby Faceじゃないよね(笑)。

ONチーム、OFFチーム、それぞれのユニット曲

── 全員童顔ということでいきましょう(笑)。さて、1stフルアルバムでは初めてONチームとOFFチームそれぞれのユニット曲が収録されましたが、ユニット曲で一番ポイントになっている部分はどんなところですか?

J-US OFFチーム(J-US、WYATT,U)の『Secret Triangle(비밀)』 のポイントは、ラップとダンスです。すごくパワフルなダンスパフォーマンスに、さらにパワフルなWYATTのラップと声がポイントとして重なるんです。OFFチームならではのムードやカリスマ性を感じられると思うし、3人各自の魅力を見せられているところが、ポイントになっています! Uのダンスのことも言わないと!

WYATT この曲の振付けは、ほぼUが作っているんですよ。修正したりしながらも、ほとんどU君が……。

U 半分だよー、正確にお伝えしなくちゃ。

WYATT いつも半分だってUは遠慮して言うけど、半分以上だよ。ほとんど全部でしょ。修正もあったけど、ダンサーさんたちにもUが振付けを伝えて教えたりしたし、動画を撮って準備もしたりして。J-US兄さんも一緒にやってたんですよ。

J-US いや、僕のことは言わなくていいのに(小声)。

WYATT 僕は後ろで真似をすればいいだけなので(笑)。ふたりで一生懸命やってくれてました!

HYOJIN ONチーム(HYOJIN,E-TION,MK)のユニット曲『Thermometer(온도차)』のポイントは、3人声だけということはもちろんですが、僕らの温かみを声で表現したところだと思います。ONチームの3人だけで一緒に作業したのは、今回が初めてだったよね?

E-TION うん。ONFは2つのユニットのアイデンティティーがちゃんと確立されているんですが、ONチーム3人の声ってそれぞれがすごく個性的だと僕は思うんです。それぞれの個性が強すぎて、合うかどうかと心配してしまうぐらい。でも、そんな心配が消えてしまうぐらい『Thermometer(온도차)』は3人の声がしっくりきているんですよ。ハーモニーの部分はしっかりと一体となっているし、聴き心地がよい曲が出来上がったと思います。ONチームの魅力がとても良く表現されたものが出来上がりました。

MK レコーディングのときも楽しかったですよ。ハーモニーの部分を中心に、僕らがちゃんと仲良く調和を合わせて歌うことができて、僕らの魅力お見せできたと思っています。

HYOJIN この曲そのものにも魅力があって、さらに3人のハーモニーもすごく良かったんですが、実は元曲はリリースされている曲よりも半音高かったんですよ。レコーディングで歌ってみたらキーが高くて温もりを表現したい曲なのにうまくいかないなと感じて。だから僕が「音を下げないた方がいいんじゃないか」と提案して、レコーディングを初めてから半キー下げて歌うことになったんです。

J-US へー、知らなかった。

HYOJIN そんな過程もあって、聴いたときにすごく自然にしっくりとくる曲に仕上げられたと思いますし、温もりを感じられるものに仕上げられたと思います。

取材・文:K-POPぴあ編集部

【ONF 1st フルアルバム『ONF:MY NAME』】

アルバム 『ONF:MY NAME』 A ver. イメージ

2021年2月24日 リリース(A・B・C ver.の3形態)

<TRACK LIST>

01.Beautiful Beautiful
02.My Name Is
03.Thermometer(온도차) (ON Team Ver.) 
04.Secret Triangle(비밀) (OFF Team Ver.) 
05.The Realist
06.On-You (Interlude)
07.Trip Advisor(누워서 세계 속으로)
08.Feedback
09.I.T.I.L.U
10.Beautiful Beautiful (English Ver.)
11.Lights On(2021 Ver.)(CD Only)

インタビュー後編もお楽しみに!
また、インタビューに続いて、SELF LINER NOTESでの全楽曲解説、さらに6人のパーソナルを探るQ&Aへと続きます。

ONFさんの6人全員サイン入りポラロイドを1名様にプレゼント! ぴあアプリをダウンロードすると、この記事内に応募ボタンがあります。

プロフィール

ONF(オンエンオフ)/온앤오프(オネノプ)
B1A4やOH MY GIRLを輩出した、韓国WM Entertainment所属の6人組ボーイズグループ。2017年8月に1stミニアルバム『ON/OFF』をリリースして、韓国デビュー(デビュー日は8月3日)。ONチームとOFFチームの2つから構成されおり、ON チームはリーダーのHYOJIN(ヒョジン)、E-TION(イーション)、MK(エムケイ)のボーカルチーム。OFFチームはリーダーのJ-US(ジェイアス)、WYATT(ワイアット)、U(ユー)のパフォーマンスチーム。

日本では2018年3月12日にファンミーティング開催のため初来日し、2018年8月1日に『ON/OFF -Japanese Ver.-』で日本メジャーデビューを果たす。デビュー時から今日まで、一貫してMonoTree Studioのファン・ヒョン氏が音楽プロデューサーを手掛けており、その音楽性の高さから徐々に“名曲の宝庫(名曲のグルメ店)”と称されるように。

韓国では、2020年に『Road to Kingdom』(韓国・Mnetにて4月30日~6月18日放送)の出演を機に大衆的な人気を得て、5thミニアルバム『SPIN OFF』(2020年8月10日)のリードトラック『Sukhumvit Swimming』で、デビュー後初の音源配信チャート1位に。今年2月にリリースした初のフルアルバム『ONF:MY NAME』では、リードトラック『Beautiful Beautiful』が世界でヒットし、MVは公開から3日で1000万ビューを達成。韓国内では配信チャートはもちろん、『THE SHOW』(3月2日放送回)で初の音楽番組1位に輝いた。デビューから1308日目での初1位だった。フルアルバムのリパッケージ『CITY OF ONF』を2021年4月28日にリリース。ファンダム名は『FUSE(フューズ/퓨즈)』。

Twitter

【日本公式】@ONFofficial_JP
【韓国公式】@wm_on7off
【韓国 メンバー公式】@WM_ONOFF
日本公式サイト https://onf-official.jp/

アプリで読む