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『半妖の夜叉姫』四凶たちとの戦いも佳境に 次週はいよいよ麒麟丸と殺生丸が登場

リアルサウンド

21/1/31(日) 11:40

 高橋留美子原作のアニメ『犬夜叉』シリーズのスタッフが再集結し、次世代の物語を紡ぐ『半妖の夜叉姫』(読売テレビ・日本テレビ系)。1月30日に放送された第17話「二凶の罠」では、とわ(松本沙羅)とせつな(小松未可子)、もろは(田所あずさ)が四凶たちと戦いを繰り広げた。

 かつて東の地を治めた犬の大将に対し、西の地を治めた獣王・麒麟丸(細谷佳正)。とわたちは時代樹の精霊(日高のり子)に頼まれた麒麟丸討伐を断ったが、図らずも麒麟丸の配下にいる四凶の檮杌(木内太郎)と窮奇(行成とあ)を倒してきた。

 生き残っているのは、渾沌(安元洋貴)と饕餮(白熊寛嗣)のみ。渾沌は1人でとわたちが持つ虹色真珠を奪うための策を講じていた。しかし、そこに麒麟丸が理玖(福山潤)が現れ、渾沌に饕餮との協力を提案。理玖がとわたちをおびき寄せるとの約束で、渾沌はその申し出を受ける。

 理玖はこれまで味方なのか敵なのか、はっきりと立場が明示されていなかったが、ここで初めて麒麟丸の口から自身の「腹心」であることが語られた。

 一方で、窮奇にとどめを刺し、とわたちのみならず、四凶が持つ虹色真珠を奪おうとしている理玖。妖怪が人間を愛することを軽蔑し、過去にはもろはの母であるかごめにも近づいているが、その頃から全く容姿が変わっていないことなど、本作の中で最も謎の多い人物だ。

 だが、とわたちは理玖の目論見を何も知らない。賞金稼ぎとしての仕事に困っているもろはは、理玖から饕餮の目撃情報を提案され、とわとせつなを誘い饕餮が現れたという場所に向かう。そこで人質に取っていたお坊さん諸共3人を吹き飛ばした後、あっさりと逃げる饕餮。とわたちはその後ろを追うが、それは大きな罠だった。

 涸れ谷に迷い込んだ3人は方術で形成された八陣遁甲の陣に取り込まれる。裏では渾沌が遁甲盤を操っており、もろはは断崖絶壁に、とわとせつなは1本の木が立っている平原に飛ばされ、3人は離れ離れに。しかも、その場所は渾沌の力で“メビウスの輪”のようにねじ曲げられた空間。どの方向を進んでも、同じ場所に戻ってしまう無限ループに3人は陥ってしまう。

「私たちの一族は妖気の流れがぶつかるところを嗅ぎ分けられると聞いたことがある」

 妖気と妖気がぶつかってできる風の裂け目を“風の傷”といい、それを2人の父である殺生丸や犬夜叉は鉄砕牙で切り裂くことで、100体もの妖怪を一掃するほどの衝撃波を打つことができた。鉄砕牙ではないが、とわとせつなはそれぞれが持つ剣で裂け目を切り裂き、見事に術を解く。たどり着いた先には、空間を操っていた渾沌の姿があった。

 第18話では、ついに麒麟丸と殺生丸が登場。生まれてすぐに両親と生き別れたとわとせつなは、殺生丸と初めて顔を合わすことになる。殺生丸は、なぜ麒麟丸と同じ道を歩んでいるのか。本作の鍵を握る謎が明かされそうな予感だ。

■苫とり子
フリーライター/1995年、岡山県出身。中学・高校と芸能事務所で演劇・歌のレッスンを受けていた。現在はエンタメ全般のコラムやイベントのレポートやインタビュー記事を執筆している。Twitter

■放送情報
『半妖の夜叉姫』
読売テレビ・日本テレビ系にて、毎週土曜17:30~放送
※一部地域を除く
監督:佐藤照雄
シリーズ構成:隅沢克之
メインキャラクターデザイン:高橋留美子 
アニメーションキャラクターデザイン:菱沼義仁
音楽:和田薫
アニメーション制作:サンライズ
製作:サンライズ、小学館、読売テレビ
(c)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020
公式サイト:hanyo-yashahime.com
公式Twitter:@hanyo_yashahime

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