トム・オブ・フィンランドの個展『Reality＆Fantasy The World of Tom of Finland』が、9月18日から東京・渋谷PARCOのGALLERY Xで開催される。

今年生誕100周年を迎えたトム・オブ・フィンランドはフィンランド出身のアーティスト。ゲイアートの創作や、LGBTQの権利と彼らが社会から受容されることを目指した社会運動を推し進めた。生前に制作したドローイングは約3500点で、アメリカ・ニューヨーク近代美術館、シカゴ美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館、フィンランド・ヘルシンキ現代美術館などに収蔵されている。

渋谷PARCO1周年企画の一環となる『Reality＆Fantasy The World of Tom of Finland』では、日本初公開となるオリジナル作品30点を紹介するほか、オリジナルグッズを販売。キュレーションをシャイ・オハヨンが担当する。同展は当初4月に実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた。トム・オブ・フィンランドの個展が日本で開催されるのは今回が初。

関連イベントとして、映画『トム・オブ・フィンランド』が9月18日から東京・渋谷のWHITE CINE QUINTO、9月25日からアップリンク渋谷で上映。9月21日からは田亀源五郎、三島剛、Jiraiyaが参加する『サテライト展「An ode to Tom of Finland（Tomへの頌歌）」』が実施される。また関連プログラムとして、9月17日からトム・オブ・フィンランドとLGBTQの権利にまつわるトーク、レクチャーなどを行なう予定だ。詳細は後日発表。
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