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坂口健太郎×永野芽郁「仮面病棟」現場に密着、病院ロケに監督が「イメージ通り」

ナタリー

20/2/1(土) 12:00

「仮面病棟」新場面写真

坂口健太郎が主演を務め、永野芽郁と共演した「仮面病棟」。福岡・北九州市で行われた撮影の現場に映画ナタリーが密着した。

「屍人荘の殺人」の木村ひさしが監督を務めた本作は、ピエロの仮面をかぶった凶悪犯に占拠された病院を舞台に、一夜限りの当直医・速水とけがを負った女子大生・瞳が脱出を試みるさまを描くミステリー。速水を坂口、瞳を永野が演じた。

2019年10月中旬に行われた撮影には、坂口と永野のほか、高嶋政伸、内田理央、ピエロ役の俳優が参加。軟禁状態を強いられる速水と瞳が、脱出の糸口を探そうとするシーンなどが撮影された。外部に救助を求めるために電話を手に取るも、電話線が切られていることに気付いた速水が焦りを見せる様子や、ピエロの監視をかいくぐり速水のもとに駆け付ける瞳の姿が複数のカットで収められていく。

本作では、2018年末に閉鎖された病院がロケ地として活用されており、運営されていた頃の面影が残る机や椅子のほか、舞台となる「田所病院」の名称が記載されたポスターなどの美術が雰囲気を高めていた。木村は「原作もそうなんですが、エレベーターや各部屋の位置関係が重要になってくる作品なので、この病院の構造がとてもよかったんです。美術の力も借りて、イメージ通りの病院になったと思います」と自信を見せる。前述の病院とは別の廃病院や、現在運営されている病院など計3つの医療施設で撮影した映像を組み合わせ、田所病院の内部が形作られていく。木村は「内部構造が複雑なので頭が混乱することもありましたが、今は目をつぶっても歩けるぐらいになっています」と笑った。

撮影の感想を問われた坂口は「めちゃめちゃキツいです」と苦笑。夜の病院という舞台設定も理由の1つといい、「不気味なライティングをしていましたし、あそこでずっと撮影をするのは怖いなと思っていたんですが、それは速水の心境でもあると思いました。うわー、また病院行くのしんどいなあと思ったこともあったんですが(笑)、速水が感じているしんどさがいい意味で画面に表れていると思います」と語る。

2015年公開の「俺物語!!」でも永野と共演していた坂口に、久しぶりの再会について感想を聞くと「いい意味で全然変わってないし、大人になったなって思いました」と話す。永野は「ありがとうございます!」とほほえみ、「大変な撮影になるだろうなと思っていたので、坂口さんがずっと現場にいてくれるのはやっぱり安心感がありました」と感謝する。瞳という役について永野は「心の中では何を考えているかわからない人物」と表現し「頭をすごく使いますし、今までと違うアプローチをした役でした」と述べた。

セットのすぐそばには、ピエロ役の俳優が控えており、感情の見えないフルフェイスのマスクと手にした拳銃から威圧感が漂う。坂口は「あのマスクは木村監督の提案で、左右で表情が違うんですよ。どちらから撮るかによって表情が変わって見えるのでピエロの感情も表現されていてすごくかっこいいんです」と称賛。演じている俳優はまだ明らかにされていないが、坂口は「すごく身長が高いので、僕よりも一回り大きく感じますね。大きいアクションもありますし、近寄れないような雰囲気を出し続けていました」と話している。

現役医師でもある知念実希人の小説をもとにしており、知念自身が脚本も担当した本作。木村は「後半の畳みかけるようなスピード感が面白く、ちゃんと再現できたらいいなと思っています。手前味噌ですが、モニターで観ると満足度の高い映像が撮れているので、思っていたよりも緊張感のある作品になる予感がしています」と述べた。

「仮面病棟」は、3月6日より全国で公開。

(c)2020 映画「仮面病棟」製作委員会

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