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中井貴一をも手玉に取る!? 内田有紀が『華麗なる一族』で見せる妖艶すぎる存在感

ぴあ

『連続ドラマW 華麗なる一族』

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WOWOW開局30周年を記念し製作された『連続ドラマW 華麗なる一族』が現在、放送&配信中だ。国民的作家・山崎豊子の同名小説『華麗なる一族』(新潮文庫刊)を原作に、一族の繁栄と崩壊を全12話でドラマチックに描きあげる。

1960年代後半、大阪万博を間近に控えた日本の高度経済成長期を背景に、主人公である阪神銀行の頭取・万俵大介が仕掛ける“小が大を食う”合併、それに翻ろうされる人々の生きざまがドラマチックに描かれる本作。政財界を巻き込んだ男たちのバトルが主軸になってはいるが、それ以上に目が離せないのが、万俵家の内部で繰り広げられる女性たちのスリリングな駆け引きだ。

そのキーパーソンとなるのが、正妻・寧子を差し置いて、大介を手懐ける愛人・高須相子だ。元々は万俵家の家庭教師兼女執事。万俵家との血縁はないものの、万俵家の縁談を司る“閨閥(けいばつ)作り”を担うことで、ファミリーにおいて圧倒的な影響力を及ぼすまでに。閨閥とは、政財界などで権力者同士のつながりを指し、主に妻の親類を中心に結ばれるもの。「万俵家の一員である以上、縁組のルールを破ることは絶対に許されません」。そう言い放つ相子の“圧”に、大介の娘たちはなすすべもない。

そんな相子を演じるのは、ドラマを中心に幅広く活躍する女優・内田有紀。政治力を駆使して万俵家に君臨し、美貌を武器に大介をも操ろうとする姿を、妖艶かつ貫禄たっぷりに“魅せて”いる。女性として頂点を目指す一方で併せ持つ、「大介のものにはならない」というプライド。そして、時代の荒波を乗りこなし、自分にとっての最善の生き方を模索する信念。内田はその両面を、気品と色香でコーティングしながら、相子という女性に揺るぎない存在感を与えている。

5月30日に放送される第7話でも、内田演じる相子の存在感は増すばかりだ。万俵家の次女・二子(松本穂香)と阪神特殊製鋼で働く一之瀬四々彦(工藤阿須加)のデート現場を目撃し、その関係に釘を指す殺気だったシーンは必見。一方、次男・銀平(藤ヶ谷太輔)の妻、万樹子(吉岡里帆)から妊娠したことを告げられた寧子(麻生祐未)は、銀平が子を持つことを望んでいないと不安に駆られる万樹子を励ますが……。

大介は合併候補を探るために、日銀出身の三雲頭取を快く思っていない大同銀行の専務・綿貫(六角精児)の動向に目を光らせるよう“忍者部隊”隊長・芥川(高嶋政伸)に指示。そんな折、阪神銀行に大蔵省の銀行監査が入り、大介の前にベテラン検査官・法華(マギー)が現れる。

既に放送・配信がスタートしている本作だが、WOWOWオンデマンドではアーカイブ配信を行っており、今からでも第1話から視聴が可能。また、申込み月内であればいつでも解約可能となる無料トライアルも実施中だ。

文:内田涼

WOWOW開局30周年記念
『連続ドラマW 華麗なる一族』(全12話)
毎週日曜 夜10時 放送・配信中
WOWOWプライム /WOWOW 4K/WOWOWオンデマンド
WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信中(今からでも第1話から視聴可能)
WOWOWオンデマンドでは無料トライアルを実施中
原作:山崎豊子『華麗なる一族』(新潮文庫刊)

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