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現代美術家・福田美蘭の大規模個展、10月2日(土)より千葉市美術館にて開催

ぴあ

福田美蘭《風俗三十二相 けむさう 享和年間内室之風俗》2020年

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誰もがよく知る美術作品などを独自の視点で改変し、絵画の新たな可能性に挑戦し続けている現代美術家・福田美蘭(1963-)。新たなものの見方や考え方を提案する福田の芸術は、単なる絵画という枠にとどまらず、豊かな発想力によって独自の展開を遂げた作品を多く発表してきた。

同展では、菱川師宜から葛飾北斎、伊藤若冲といった千葉市美術館が所蔵する浮世絵、江戸絵画の名作を福田美蘭が自らセレクトし、それを題材に新作16点を制作。発想の元となった作品と対応させ、浮世絵、江戸絵画と現代美術のコラボレーションを展開。だまし絵や描き表装、3D画像など視覚を揺さぶるトリックを用いて、鑑賞者の常識を覆す新しい見方を提示する。

また、これまでも地下鉄サリン事件や東日本大震災など、社会を揺るがす出来事をテーマに作品を制作してきた福田だが、今回、東京2020オリンピック開催に対する戸惑いや、新型コロナウイルスの猛威への恐れ、終息への思いを込めた新作を制作。

福田の飽くなき探求心をもって制作された作品を通して、コレクションの意義を見直すとともに、絵画を通して現代を生きる私たちにメッセージを投げかける。

月岡芳年《風俗三十二相 けむさう 享和年間内室之風俗》明治21年(1888) 千葉市美術館蔵
伊藤若冲《雷神図》宝暦-明和期(1751-72)頃 千葉市美術館蔵
福田美蘭《大津絵−雷公》2014年 群馬県立館林美術館蔵
菱川師宣《酒呑童子 褒賞》延宝(1673-81)末期 千葉市美術館蔵
福田美蘭《大江山の酒吞童子退治》2019年

【開催概要】
『福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧』
会期:2021年10月2日(土)– 12月19日(日)
会場:千葉市美術館
時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館30分前まで)
休館日:10月4日(月)、11月1日(月)、12月6日(月)
※10月11日(月)、11月15日(月)は休室日
料金:一般1,200円、大学生700円
※10月18日(月)は「市民の日」につき観覧無料
※ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は共通チケット半額
千葉市美術館公式サイト:https://www.ccma-net.jp/

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