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新木優子が語る、『モトカレマニア』ヒロインの新鮮さ 「ポジティブに考えると楽しく生きられる」

リアルサウンド

19/10/17(木) 12:00

 10月17日から放送のフジテレビ系連続ドラマ『モトカレマニア』。本作で、元カレの存在を引きずり、モトカレマニア(MKM)になり、混乱と暴走を繰り返す主人公・難波ユリカを演じるのが、現在注目の女優・新木優子だ。

 近年、クールでデキる女性を演じることが多かった新木が、出会う男に、昔の恋人との共通点を見つける“モトカレスカウター”を起動させ、妄想にふけるというぶっ飛びOLに挑む。新境地とも言える役柄に、地上波連続ドラマ初主演という立場で挑戦する新木が、役へと向き合う思いや、元カレ・マコチ役の高良健吾とのセッションに期待することなどを語った。

【写真】『モトカレマニア』第1話で涙を流す新木優子

■「相手とのお芝居で感じることを素直に表現」

ーー原作は、現在「Kiss」(講談社)で連載中ですが、台本を読まれてユリカという女性にどんな印象を持ちましたか?

新木優子(以下、新木):元カレを引きずるということはマイナスなイメージがあるかもしれませんが、原作を読ませていただき、どこかリアルで、でも明るく描かれているところに面白さを感じました。特にユリカのような、ここまでコミカルなキャラクターを演じたことがなかったので、すごく楽しみだなと思いました。

ーーラブコメディというジャンルですが、コメディ作品に対してはどんなイメージを持っていますか?

新木:私は『フルハウス』という海外のコメディドラマが好きなのですが、ちょっと変わった家族が、それぞれ真剣に生きているからこその面白さがありますよね。コメディにもいろいろなタイプの作品があると思いますが、真面目に一生懸命だからこそ、それがおかしくもあり、面白くもあるというコメディが好きですね。

ーーユリカという女性について、どんなスタンスで役にアプローチしようと思っていますか?

新木:真面目に日々を過ごしているなかで、一生懸命さやちょっとズレたところにクスッと笑ってもらえれば成功なのかなと思っています。その意味で、変に決め込まず、相手とのお芝居で感じることを素直に表現できればと思っています。

■「楽しく引きずっている」

ーーマコチ役の高良健吾さんとのお芝居も楽しみですね。

新木:今回初めてご一緒させていただくのですが、高良さんにコメディのイメージがまったくなかったので、どんなお芝居をされるのかとても楽しみです。すごくクールなイメージがあったのですが、初めてお会いしたときに「4か月間、よろしくね」と手を差し出してくださるなど、とても気さくな感じだったので、安心しました。

ーー高良さんもそうですが、新木さんにもコメディのイメージがあまりなかったので、どんな作品になるのか、いまから楽しみです。

新木:ユリカもマコチもキャラは濃いのですが、私たちが働くチロリアン不動産の社長役の小手伸也さんや、ユリカの最初のお客さんとなる山下さん役の浜野謙太さんなど、個性派俳優さんも出演していて、それぞれのキャラクターも個性豊かなのですごく賑やかなドラマになりそうです。

ーーユリカは心の声がモノローグとして語られますが、そこも見どころではないでしょうか?

新木:そうですね、モノローグの声のトーンで作品の雰囲気が変わってくるので、すごく重要だと思います。

ーーユリカはなかなか強烈なキャラクターですが、新木さんと似ているなと感じる部分はありますか?

新木:ユリカはモトカレを引きずっている部分はありますが、基本的には明るくてポジティブな性格。その部分は私と似ているのかなと感じます。あとはすごく面白かったのが、モトカレを引きずることって客観的に考えると、マイナスなイメージだと思うのですが、彼女は“マニア”と表現しているように、楽しく引きずっているんですよね。この発想は、私のなかにはなかったので新鮮でした。

ーーゴールデン・プライム帯連続ドラマ初の主演作となりました。

新木:主演という役割をいただく以上、責任感や緊張感はあります。とても楽しい作品なので、現場の雰囲気も画面に出ると思うんです。その意味で、楽しく撮影ができるように、自分にできることをやろうと思っています。一緒に主演を務める高良さんという心強い存在もいるので、助けていただきつつ、頑張って撮影に挑みたいです。

ーー女性ファンが多い印象の新木さんですが、また新たな一面が見られそうですね。

新木:ドラマのテーマの、過去を引きずるということが、決してマイナスではなく、ポジティブに考えると楽しく生きられるんだという、とても前向きで新しい作品です。木曜10時という平日の夜に、一息ついて笑ってもらえるような作品になればいいなと思っています。私自身も、自分が繰り広げる脳内会議の場面は、コメディらしいシーンになると思うので、新しい挑戦だと思って楽しみにしています。

(取材・文=磯部正和)

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