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いま、最高の一本に出会える

『ぐらんぶる』竜星涼×犬飼貴丈

竜星涼×犬飼貴丈がほぼ裸で爆走!「竜星さんの裸を見て覚悟を決めました( 笑)」

ぴあ

20/8/7(金) 7:00

肌色面積が多すぎる!

そんな恥ずかしくもうれしい叫びが全国の映画館から聞こえてきそうな映画が誕生した。それが、8月7日(金)公開の映画『ぐらんぶる』だ。

大学のオリエンテーションの朝、目が覚めたら、なぜかキャンパスのど真ん中で素っ裸になっていた。いったいなぜ服を着ていないのか? 俺の服と記憶はどこへ行ったのか? 日本の映画史上、類を見ない謎を追いかけ、一糸まとわぬ姿で大学内を爆走する主人公の伊織と耕平。演じる竜星涼と犬飼貴丈も当然全裸だ。

「最初はワーナーさんでカッコいいバディものをやるということで、てっきり『ビーチボーイズ』みたいな感じかなと思って、ぜひやりたいですと参加させていただいたんですけど、いざ台本を読んでみたら『あれ、思ってたのと違うな……』と(笑)」(竜星)

「僕はもともと原作を知っていたので、マネージャーからお話を聞いたときは、実写化することにまず驚きで。『ワーナーさん、大丈夫かな?』と思いました(笑)」(犬飼)

竜星と犬飼といえば、今が旬の若手俳優。そんなふたりの文字通り裸一貫の演技は記憶にも記録にも残ること間違いない。

「僕より先に竜星さんがインしていたんですね。それで、僕がインしたときにはもう竜星さんがほぼ裸で走り回っていたので……やるしかないなって覚悟を決めました(笑)」(犬飼)

「こんなにも合わせる洋服のない衣装合わせは初めてです(笑)。ほぼ裸のシーンばかりなので、逆にパンツを履いているシーンのときだけ香盤表に(パ)って書いてありました(笑)」(竜星)

特に衝撃なのは、冒頭の大学でのシーン。生まれたままの姿でエキストラの大学生に囲まれる竜星と犬飼。撮影時はさぞや大変だったはずと思って話を聞いてみると……。

「ほぼ裸の僕をみんながスマホのカメラで撮るっていうシーンだったんですけど、使っているのはエキストラのみなさんの私物のスマホ。どうか撮影が終わったら消してくださいってお願いしました(笑)」(竜星)

「でも最近のスマホはデータを消しても復元できるらしいですよ」(犬飼)

「そうなの? そのときは……もう覚悟します!(笑)」(竜星)

キラキラな大学生活を夢見た伊織と耕平を待っていたのは、ヤバすぎる男たちが集まるダイビングサークル・Peek a Boo(ピーカブー)。演じるキャストたちも筋肉自慢の屈強な俳優が揃った。

「撮影の合間も毎日みなさん筋トレをしているので、刺激を受けて僕もその輪に入って毎日筋トレをしていました。沖縄での撮影は、朝起きたらちょっと筋トレをして、朝食にバナナと納豆を食べて、テラスからみんなに『おはよう』と挨拶するのが僕のモーニングルーティーン。服を着ないことに慣れてしまった現場だったので、基本的に裸でしたし、それが許される温かい現場でした(笑)」(竜星)

「僕も初めは筋トレに参加させてもらっていたんですけど、中盤以降ついていけなくなっちゃって……。途中でもういいやと思って脱落しました(笑)」(犬飼)

酒を飲むと男子校ノリ全開になるPeek a Booの仲間たち。水着の男たちの一糸乱れぬダンスシーンも見どころのひとつだ。

「実はもともとダンスをする予定じゃなかったんです。そこを、監督がただ俳優が酔っ払っているところを見て何が面白いんだということからダンスを取り入れようと思いついて。原作にはないあのダンスシーンが生まれました」(竜星)

「実際に出来上がったダンスシーンを観たらなんだかインド映画っぽいなと思いました。確かに監督の言う通り、ただお酒を飲んで騒いでいるよりも、ダンスを取り入れたことで、作品にメリハリができた。ぜひみなさんにも僕らのダンスを楽しんでもらえたら」(犬飼)

とにかくパワフルなPeek a Boo。実際にPeek a Booのようなサークルがあったら、ふたりは入りたいだろうか。

「絶対に入りたくないです(笑)」(竜星)

「僕も嫌です(笑)」(犬飼)

「ああいう部活ノリは青春の一コマという感じはしますよね。だから、見ている分には憧れますけど、実際に自分が入りたいかと言ったらお断りします(笑)」(竜星)

毎日ビールをガブ飲みして大はしゃぎするPeek a Boo。そんなPeek a Booにちなんで、最後にふたりのお酒にまつわる失敗談を聞いてみた。

「起きたら部屋の玄関の前だったことがあります(笑)」(竜星)

「次の日、15時の飛行機に乗る予定だったのが、朝まで飲んでいたせいで起きたら16時半だったことがあります(笑)」

劇中、登場人物は全員二十歳を超えているが、飲んで羽目を外すのも青春の思い出のひとつ。とは言え、飲み過ぎには要注意! おいしく適量を守って、映画のような楽しい夏を過ごしたい。

撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明

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